極める!プリントテクニック講座

第3回 フィルムを奇麗にスキャンする

まずは事前準備を行いましょう

プロセス1 まずは事前準備を行いましょう

フィルムを奇麗にスキャンするプロセス

スキャンする際にあると便利なものを用意する

まずは、フィルムをスキャンする際にあると便利なツールを用意します。

  • 編集用手袋

    編集用手袋

    フィルムに指紋がつくのを防ぐことができます。

  • ブロアー

    ブロアー

    フィルムやスキャナーの原稿台についたホコリを飛ばして除去することができます。

  • エアスプレー

    エアスプレー

    スキャナーの原稿台などについたホコリを飛ばして除去することができます。

  • 除電ブラシ

    除電ブラシ

    スキャナーについたホコリや汚れを取り除くと同時に、静電気を除去し、ホコリをつきにくくします。

スキャンできるフィルムの種類を確認する

お使いのスキャナーで扱えるフィルムの種類を確認します。


【GT-X970】

  • 35mm ストリップ

    35mm ストリップ

  • 35mm マウント

    35mm マウント

  • ブローニー(最大各6×20cm判)

    ブローニー
    (最大各6×20cm判)

  • 4×5 フィルム

    4×5フィルム

【GT-X980】

  • 35mm ストリップ

    35mm ストリップ

  • 35mm マウント

    35mm マウント

  • ブローニー(最大各6×20cm判)

    ブローニー
    (最大各6×20cm判)

  • 4×5 フィルム

    4×5フィルム

付属のフィルムエリアガイドを使用することで、8×10フィルムもスキャンできます。

  • 8×10フィルム用 フィルムエリアガイド(GT-X970)

    8×10フィルム用 フィルムエリアガイド
    (GT-X970)

  • 8×10フィルム用 フィルムエリアガイド(GT-X980)

    8×10フィルム用 フィルムエリアガイド
    (GT-X980)

フィルムをスキャナーにセットする

フィルムをホルダーに装着してスキャナーにセットします。スキャン品質を左右する重要な作業ですので、次の手順にしたがい、慎重に行うようにしましょう。

【GT-X970の場合】

フィルムホルダーのカバーを開けてフィルムをセットします(今回は35mm ポジフィルムを使用します)。
その際、お使いのスキャナーの取扱説明書を参考に、フィルムのベース面(像が正しく見える面。フィルムメーカー名や数字が正しく見える面)や天地を確認し、正しい向きにセットしてください。

ブロアーでフィルム表面に付着したホコリを吹き飛ばします。

スキャン時に見落としがちなのが、フィルムのゴミです。写真編集ソフトでスキャンデータからゴミを取り除くことはできますが、フィルムセット時に除去しておいた方が後の工程が楽になります。プリントの品質を上げる重要なポイントですので、フィルムの表裏を確認しながら、しっかりゴミを取り除いておきましょう。

ブロアーやエアスプレーでスキャナーの原稿台のガラスに付着したホコリを吹き飛ばします。

フィルムホルダーの突起(タブ)がスキャナーの原稿台の穴にはまるようにセットします。ホルダーの△マークと原稿台の△マークが向き合うように設置してください。

保護マットを取り外して原稿カバーを閉じます。

【GT-X980の場合】

フィルムホルダーのガイドを開けます。
フィルムホルダーのアンチニュートンリングアクリル板に付着したホコリを、ブロアーで吹き飛ばします。

スキャン時に見落としがちなのが、フィルムのゴミです。写真編集ソフトでスキャンデータからゴミを取り除くことはできますが、フィルムセット時に除去しておいた方が後の工程が楽になります。プリントの品質を上げる重要なポイントですので、フィルムホルダーとフィルムに付着したゴミを、しっかり取り除いておきましょう。

フィルムホルダーにフィルムをセットします。その際、フィルムのベース面が手前にくるように、アンチニュートンリングアクリル板の上に乗せます。その場合、天地を確認し、正しい向きにセットしてください。

フィルムホルダーにセットしたフィルム、およびアンチニュートンリングアクリル板を再度確認し、付着したホコリをブロアーで吹き飛ばします。

ブロアーやエアスプレーで、スキャナーの原稿台のガラスに付着したホコリを吹き飛ばします。

フィルムホルダーの突起(タブ)がスキャナーの原稿台の穴にはまるようにセットします。ホルダーの△マークと原稿台の△マークが向き合うように設置してください。

保護マットを取り外して原稿カバーを閉じます。

【35mmマウントフィルムの場合】

35mmマウントフィルム用のフィルムホルダーには、アンチニュートンリングアクリル板がついていません。
フィルムホルダーにフィルムを設置後、フィルムに付着しているホコリをブロアーで吹き飛ばしてください。

まずは事前準備を行いましょう