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みなさん、オフィスで排出される電力の割合をご存知でしょうか?左の図は、当社が調べたオフィスにおける電力消費の内訳を示した図です。空調、照明に次いで、PCやプリンター、複合機などのオフィス機器も実に23%を占めています。オフィスの省エネ対策として、まず消費電力量の大きい空調や照明設備の省エネ化から始めるのはセオリーであり、すでに取り組み済みの方も多くいらっしゃると思います。一方、PCやプリンター、複合機などのオフィス機器の省エネ対策を、見逃していませんか?そこで、オフィスで簡単に取り組める省エネ対策事例として、オフィスでの省エネに貢献できる複合機をご紹介します。
ところで、皆さんがオフィスの複合機で印刷し、紙を手に取った時、ほんのり温かく感じませんか?ほとんどの方が「そういえば温かいな」と思われるかと思います。それと言うのも、温かく感じるのは、「レーザー方式」の出力機の特長だからです。レーザー方式の印刷プロセスを説明すると、ウォームアップ・帯電・露光・現像・転写・定着と工程が数多くあります。その中でも「定着」という工程では、トナーという微細な粉末を、熱と圧力で定着する処理が行われます。
ここで熱が使われるため、大きな電力が使用となるのです。オフィスで使われているプリンター、複合機の多くはこのレーザー方式が採用されています。
それでは、レーザー方式以外にはどのような方式があるかと言いますと、「インクジェット方式」があります。インクジェット方式の印刷プロセスは、インクを紙に吹き付けるだけの非接触でシンプルな工程です。このインクジェット方式では、印字プロセスに熱を使いませんので、圧倒的な低消費電力が実現でき、環境負荷の低い印刷が提供できます。その効果は、レーザー方式の複合機をインクジェット方式に置き換えるだけで、CO2の排出量を47%以上も削減することができるのです。(注1)
(注1)エプソンのスマートチャージ対応A3複合機各機種のTEC値とENERGY STAR®画像機器基準Version3.0にて定められたTEC基準値で比較した場合の削減比率。
(<LX>シリーズは60ppm機、<LM>シリーズは40ppm機、<PX>シリーズは24ppm機のTEC基準値と比較)
右のグラフは、セイコーエプソングループの社内導入効果を示したものです。2014年当時、セイコーエプソングループ社内のプリンターはレーザープリンターが中心で、プリンターにかかる消費電力量は、月間約16,000kwhでした。それを、消費電力量が圧倒的に少ないインクジェット方式のプリンター、複合機に置き換えたことによって、2019年には月間約3,000kwh弱、消費電力量を82%削減することができました。また、上述した通りインクジェット方式は、構造自体もシンプルなため、消耗品の点数が少なく交換頻度も低いため、廃棄物を減らすことができます。これにより消耗品の削減にも繋がり、この点でもCO2排出量の削減にも役立っています。
参考)
■グラフはセイコーエプソンの国内全事業所のデータ:2014年3Qのレーザープリンター623台、インクジェットプリンター375台から、2019年4Qまでにレーザープリンター67台、インクジェットプリンター960台に順次切替え
(注)14年度下期~15年度上期と19年度上期~下期の1年分の消費電力量比較。各製品カテゴリ毎に、社内代表機種のTEC値を利用し算出。
電力量削減効果にはレーザープリンターを低消費電力のインクジェットプリンターに置き換えた効果が含まれます。(セイコーエプソン調べ)
エプソンでは、幅広いお客様へインクジェットプリンターをお届けするために、2023年2月からオフィス複合機の中心市場である中速機種の発売を開始しました。加えて2026年を目標に新規販売するプリンターを全てインクジェット方式にしていくことを宣言しています。これに伴い、現行のレーザープリンター機は、2026年を目標に本体販売を終了する予定です。
オフィスの省エネをさらに進めたい方、1円でも電力料金を下げたい方、1gでもCO2を削減したい方、今お使いの複合機をインクジェット方式へ切り替えるだけで簡単に対応できます。今こそ、手軽に始められるオフィスの省エネ施策として複合機への置き換えを検討されてみてはいかがでしょうか。