紙の循環で、つぎの地域共創を
「KAMIKURU」プロジェクト

  • 省資源・資源循環
  • 廃棄物削減
  • 水資源保全
  • 共創
紙の循環で、つぎの地域共創を「KAMIKURU」プロジェクト

「KAMIKURU(カミクル)」プロジェクトは、自治体をはじめ、学校や民間企業・団体などが一体となって協力しあう「紙の循環から始める地域共創プロジェクト」の愛称です。アップサイクルによって紙が地域をクルクル(KURUKURU)と循環することで、人と社会によりよい未来がやって来る(KURU)ことを目指して名づけられました。

再生紙の循環により、地域共創を促進する

水を使わずに(注)使用済みの紙から新たな紙を作ることができる乾式オフィス製紙機の「PaperLab」から生まれた再生紙は、通常の資料などでの利用はもちろん、名刺やはがき、ショッピングバッグやパッケージなど、様々なアイディアによるアップサイクルアイテムへと形を変え、地域社会の中で活用されはじめています。

  • (注)機器内の湿度を保つために少量の水を使用します。
紙の循環イメージ

古紙の再生による環境負荷の低減はもちろん、アップサイクルアイテムを企画・作成・提供する活動を通じて、地域のSDGs意識の向上、多様な雇用機会の創出などにも貢献し、地域全体の活性化につながることが期待されています。さらに、リアルなSDGs学習の場と機会を提供し、将来世代人材の育成にも貢献しています。

古紙の仕分け作業の様子
「KAMIKURU」プロジェクトを題材とした授業風景
再生紙を利用したアップサイクル品

現在プロジェクトが展開されている福岡県北九州市において、アップサイクルによるサーキュラーエコノミの実現を目指していること、多様な組織・教育機関との連携・支援による実践内容が多彩であることなどが評価され、 エプソンは「2021北九州SDGs未来都市アワード」企業部門にて『SDGs大賞』を受賞しました。また、「KAMIKURU」プロジェクトを共に推進するNPO法人「わくわーく」様は、当プロジェクトを含む様々な活動が評価され、 「令和4年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」で内閣府特命担当大臣優良賞を受賞されました。

地域で生まれる古紙の活用について、みんなでアイデアを共創し、アップサイクルして地域に還元するという取り組みを通じて、ひとびとの環境に対する意識向上へとつなげるこのプロジェクトを、さらに大きく全国に広める機会創出を進めていきます。