どこにいても新しい交流と等身大の笑顔を生む
高齢者や障がい者、子どもたちがつながる社会づくり

エプソンは、プロジェクターのリーディングカンパニーとして、大画面でリアリティあふれる映像体験を通じてコミュニケーションの質向上や分散化する社会でのつながりを支えるために、さまざまな商品やサービスを提供しています。また、エプソンの理念と取り組みに共感いただける企業との共創活動を通じて、お客様に笑顔を提供するソリューションを提案しています。今回は、エプソンとの共創活動から生まれた、「プロジェクターによる等身大のコミュニケーション」を活用した取り組みを紹介します。

等身大コミュニケーションでつながる社会を創出

コミュニケーションの活性化や分散化する社会において、人々とのつながりは社会的課題となっています。例えば高齢者においては、一人暮らしをする人が男女ともに増加している傾向にあり、人と接する機会の減少やさまざまなつながりの希薄化が課題の一つとされています。

そんな中、株式会社シアン様はエプソンが提案する等身大コミュニケーションに共鳴し、遠隔地とのコミュニケーションや人々のつながりの創出に取り組んでいます。同社は、2024年1月に「等身大交流システム」を発表し、主に高齢者や障がい者、子どもたちが社会とつながるためのシステムを用いた事業を展開しています。このシステムは、紙素材の大型スクリーンとコンポーネントボックスで構成されており、プロジェクターで映像を投写することで、没入感のある空間を創出し、等身大の交流体験を提供します。

また、等身大の映像を投写することで、人々のつながりや交流、実物大の風景やスポーツ観戦などを遠隔で体験できるシステムを利用して、地域コミュニティに新しい出会いと価値をもたらす交流を「等身大交流」と称しており、多くの人に笑顔を提供することに取り組んでいます。

＜シアン様からのコメント＞
私たちシアンは2018年創業以来一貫して障がい者、高齢者、子供の生活の質向上を目指し、VRゴーグルや映像コンテンツを活用したデジタル支援を実施して参りました。2022年にエプソンのプロジェクターと出会い、VRゴーグルに頼らない新たな没入体験として「等身大コミュニケーション」を社会実装すべく現在も活動しています。

今回の能登半島地震支援では発災後1ヶ月で被災地からの要請を受け、発災後1.5ヶ月の時点で2箇所の福祉避難所に等身大交流システムを立ち上げることができました。これは設置工事の必要のない紙什器と可搬性の高いプロジェクターの組み合わせによって実現できたものだと感じております。また今回の事例によって「等身大コミュニケーション」という新たな体験のアップデートにつながる示唆を得ることができました。

今後も私たちシアンは、よりエンドユーザーに近い場所で「等身大コミュニケーション」による新しい生活スタイルの提案をして参ります。

環境にも配慮した映像表現による新しいコミュニケーションスタイルを提案

エプソンは、映像体験を通じて、オフィス、家庭、遠隔地などでの臨場感あふれるコミュニケーションスタイルを提案しています。プロジェクターは、投写面を選ばずに大画面映像を投写できるため、臨場感ある演出による等身大のコミュニケーションを可能にします。

現在エプソンでは、等身大コミュニケーションスタイルの一つとして、今回シアン様に活用いただいたプロジェクターと紙什器を組み合わせた演出方法を提案しています。高画質映像を実現するエプソンのプロジェクターは、より鮮明な映像を映し出し、リアル感を増すことができます。さらに、投写用のスクリーンとして湾曲した紙什器を利用することで、没入感を増す映像演出が可能となることや、紙什器を繰り返し使用することで廃棄物の削減にも貢献します。

また、展示演出で紙什器を利用する際は、工具不要で手軽に組み立てられるため、設営や撤収の手間を軽減し、コミュニケーションの活性化だけでなく、環境負荷の低減にも貢献しています。

ビジュアルコミュニケーションで生活に彩りを

今回、シアン様での取り組みのように、等身大コミュニケーションスタイルの実用化が増えています。今後もエプソンは、さまざまなシーンでのビジュアルコミュニケーションの利用拡大を推進していくとともに、多くの方々に感動の映像体験を提供し、皆様の笑顔と社会課題解決に貢献するために、快適なコミュニケーションを創出し、生活に彩りを添えていきます。