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旅行先で、家族や友人とのイベントで……とたくさんの写真を撮られたら、それらの写真を大切な人やお世話になった人にプレゼントしてはどうでしょうか。ただプリントして渡すのではなく、写真を用いた「贈り物」にするのです。プリントした後に少し工夫を施せば、単なる写真が素敵なギフトに変身します。その方法をsaorinさんにご指南いただきました。
お気に入りの写真をメッセージカードに仕立てます。そのものがギフトになるのはもちろん、世界に一つのメッセージカードとしてプレゼントに沿えるのも素敵です。
まず、ポストカードサイズの写真用紙に好きな写真をプリントします。さらにそれよりひと回り小さい紙を用意します。どちらも二つ折りにし、それらを重ねて市販の紐をぐるりとかけて結びます。これだけで世界に一つの個性的なカードが出来上がります。
写真用紙は両面印刷が可能なものを使い、中面にも写真をプリントすると、カードを開いたときに縁に絵柄が見えます。紐は玉結びにするとシンプルに、蝶結びにするとかわいらしい印象になります(写真左)。空の写真を使ったカードでは、写真用紙の上にトレーシングペーパーを重ねています。この場合、写真用紙にプリントする写真を華やかな絵柄や鮮やかな色彩のものにすると、透けて見えたときに印象的です(写真右)。
たくさんの写真をまとめてギフトにしたいときに便利な方法です。難しい作業がない割に、“とっておき”という雰囲気を演出できます。
贈りたい写真はL判にプリントしておきましょう。そしてL判が入るふた付きの箱とリボンを用意します。こうした箱やリボンは雑貨店のほか100円ショップでも売っています。
次にリボンをふたに付けていきます。まず縦方向にかけ、ふたの裏側で貼り付けて固定します。横にかける2本のリボンも裏側で固定し、表側で蝶結びにします。
その箱の中にあらかじめプリントしておいたL判の写真の束を入れ、ふたに写真を1枚貼り付ければ完成です。
ふたのリボンは、縦に走る1本と、横に走り結び目をつくるための2本とに分かれていて、ふただけにかかっているので開け閉めのたびにほどく必要がありません。ふたにあしらう写真は、中身を示す役割も担います。L判より少し小さいプリントにするとバランスが取りやすいです。
きちんとした印象の二つ折りのアルバムです。記念に撮った写真をプレゼントするときに喜ばれます。
贈りたい写真2枚をポストカードサイズにプリントしておき、次に、本体となる部分をつくります。本体には、A4サイズの色画用紙、縦18cm×横13㎝のボール紙(2枚)、縦17.5㎝×横13㎝弱の白い紙(2枚)、の3種の紙が必要です。
の上にを並べて、両面テープなどで貼り付けます。このとき、2枚の間を1cm程度開けます。の四隅を下の写真のように斜めにカットし、縁を内側に折り込みながらに貼り付けます。その上にを並べて貼り付ければ、本体部分が出来上がります。
あとは市販のフォトコーナーを8個、に貼り付け、そこにプリントしておいた写真を留めれば完成です。
の四隅をカットする際、の角ぎりぎりで切ると、折り込んでも厚紙が見えてしまいます。写真のように3mm程度残しておきましょう。の用紙に高級感のあるものを使うといいでしょう。フォトコーナーは写真用品店や文具店、雑貨店などで購入できます。
透明なアクリルパネルに写真を挟み込んでつくる、オブジェです。プリントではなく、立体的な物として写真を贈ることができる上、写真が2層になっているので独特な見え方が楽しめます。そのまま立てて飾れるので、とても喜ばれます。
まず10cm四方、厚さ3mm程度のアクリルパネルを3枚用意します。これはホームセンターなどで購入することができます。
写真は、人物などが写っている主役の写真(例では犬)と、背景としての風景写真の2枚をプリントします。主役の写真は絵柄の形に沿って切り抜いておき(写真左下)、背景の写真はアクリルパネルと同サイズに切っておきます。
3枚重ねるアクリルパネルの間に写真を挟んでいきます。表から1枚目と2枚目の間に切り抜いた主役を、2枚目と3枚目の間に背景写真を挟みます。
最後に、少量の多用途接着剤をキリなどで四隅に付けて圧着します(写真右下)。乾くまで輪ゴムで固定しておくといいでしょう。
挟み込む写真は両面テープでアクリルパネルに留めています。写真のタイトルをあしらうのもおすすめです。例ではタイトルをプリントした紙を手でちぎり、ラフな雰囲気を演出しました。
ここにあるのは、手始めに適した方法であり、少ない手順でできる実例です。
まずこれを真似て実践してみて、その後はご自身なりの工夫をどんどん加えていってみてください。
例えば3の「二つ折りフォトアルバム」ならば、例では茶色の色画用紙を用いていますが、これを布や革にすると、貼る難しさはありますが、また異なる雰囲気に仕上がります。また4の「フォトアクリルパネル」ならば、パネルの数を増やしていくほど、奥行きのある重層的な見え方を演出できます。つくる人の独創性が、そのまま出来上がったものの個性になるのが面白いところです。
ごあいさつ代わりに、また記念日の贈り物として、こうしたギフトをつくり、写真を使ったコミュニケーションを楽しんでください。
監修:saorin
浅草橋にあるアトリエギャラリー、写真企画室ホトリ室長。“写真を形あるものに残そう”をコンセプトに、写真雑貨制作やワークショップなど、写真にまつわる様々な企画・活動を行っている。著書に『写真でつくる雑貨』『フォトブック レシピ』『たいせつなものを撮ろう、残そう 』などがある。2015年6月に、最新著書となる『写真を楽しむ133のネタ帖』を出版。
http://fotori.net