中小企業を支援する経営支援プラットフォームを提供するココペリ社と共同の取り組みを開始

エプソンは、株式会社ココペリ（以下、ココペリ）と共に、地域金融機関と会計事務所を連携させ、中小企業の経営力向上のためのビジネスマッチングや資金調達などの支援スキームづくりを開始します。共同での取り組み開始は、2020年7月21日からとなります。

■共同での取り組みに至った市場背景

地域活性化のためには、地域経済を支える企業が成長することが求められます。しかしながら、中小企業は「販路拡大の方法がわからない」「経営に関する相談相手がいない」「従業員の定着率が低い」「事業承継が後回しになっている」「ITの活用が進んでおらず、業務効率が上がらない」など多くの課題を抱えています。企業を支える金融機関や会計事務所も「IT活用による生産性向上」や「高付加価値業務による新たな収益化」などの課題を抱えています。双方の課題解決をするためにも、お互いが密に連携しあい、解決策を導き出す取り組みが必要です。

■中小企業の経営力向上のための支援スキーム概要

エプソンの財務・税務ソフト「R4シリーズ」を利用している会計事務所のネットワークと、ココペリの地域の企業経営を支援するためのプラットフォームを活用している金融機関のネットワークを連携することで、中小企業の資金調達支援やビジネスマッチング支援を実現します。

これらの取り組みにより、金融機関だけでは解決できない中小企業の課題を会計事務所とともに解決できる仕組みを構築し、中小企業の経営力向上を支援します。また結果として金融機関や会計事務所の高付加価値を生み出し、金融機関・会計事務所・中小企業の関係づくりを強化し、地域活性化を目指します。

■今後の共同取り組みの展開について

共同取り組みの第1弾として、2020年8月5日・6日（2日間）に開催しますエプソン主催のオンラインイベント「R4 Conference in Summer 2020（Online）^※1」に、ココペリにも参画いただき、金融機関と連携した企業支援に関するコンテンツを準備しています。

また、エプソンでは、新たなサブスクリプションモデルの展開を検討しており、市場ニーズを見据えた新商品開発をココペリと検討します。

※1：参加費は無料です。詳細については、2020年7月下旬までにホームページで公開しますのでご確認ください。

■バックオフィス業務のデジタル化による生産性向上を実現するエプソンの「R4シリーズ」

「R4シリーズ」は、クラウドとハードウェアプラットフォームを活用して、バックオフィス業務（会計・税務・人事・総務）の処理に必要なインプット情報（取引情報・証憑類）から、アウトプット情報（申告・申請手続き）のデジタル化によるワークフローの自動化を実現する、業務アプリケーションソフトです。「R4シリーズ」をコアソリューションに、全国の約10,000件の会計事務所^※2と共に、中小企業経営の成長を支援しています。

※2：2020年3月末時点の当社アプリケーションをご利用の会計事務所

■全国の金融機関が連携して地域企業を支援する新たなプラットフォームを提供する「ココペリ」

ココペリは、「金融サービス革命で地域を幸せに」をコンセプトに、全国の金融機関が連携して地域企業を支援する新たなプラットフォーム「Big Advance（ビッグ・アドバンス）」を提供しています。販路拡大・人材確保・業務効率化・事業承継など地域企業が抱えるさまざまな経営課題にワンストップで応えるとともに、大手企業とのオープンイノベーションにより、地域から生まれる新たな技術やサービス、未来の新規事業創出の実現を支援します。

また、未解決の法的問題を抱えている可能性のある中小企業・小規模事業者の支援ができるよう、いつでも専門家にスポット相談ができるプラットフォーム「SHARES（シェアーズ）」と連携しており、顧問料なしで全国の専門家にWEB上で相談・依頼ができるだけでなく、経営課題の発見から専門家相談・解決まで1つのプラットフォームで完結することが可能です。

会計事務所向けにはAI働き方改革ツール「FLOW（フロー）」を提供しており、会計事務所が抱える業務管理、属人化の解消、情報の共有、効率的な業務フローの構築、管理工数の削減などの支援もしています。

「Big Advance」「SHARES」「FLOW」の詳細については、ココペリのホームページをご確認ください。

<「Big Advance」「SHARES」「FLOW」に関するお客様向け問い合わせ窓口>

株式会社ココペリ

TEL：03-6261-4093（9:00～18:00 土・日・祝休）

e-mail：info@bigadvance.app URL：https://www.kokopelli-inc.com/

本リリース上の他者商標の帰属先は、商標について（www.epson.jp/trademark/）をご確認ください。

以上