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※当社従来品『SG3225EEN』『SG3225VEN』
SPXO『SG2520EGN』
セイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)は、基本波※1で低位相ジッタ※2を実現した差動出力※3水晶発振器(SPXO)の新ラインアップとして、2.5 × 2.0 × 0.74mmの小型パッケージ品で周波数安定度を高めた『SG2520EGN』『SG2520EHN』および、『SG2520VGN』『SG2520VHN』を開発、このたび周波数212.5MHz以下において量産出荷を開始しました。なお、212.5MHz ~ 500MHzの周波数におきましては、2021年3月に量産開始を予定しています。
第5世代通信システム(5G)の導入やモバイル・IoT(Internet of Things)・ADAS(Advanced Driver Assistance System)・データセンターの進化に伴い通信容量がますます増大しています。それと共に、通信信号に許容されるノイズレベルも小さくなり、ネットワーク機器に用いられるクロックには、高周波かつ低位相ジッタ性能が求められます。特に、ネットワーク機器同士を結ぶ光通信モジュールは高速化・小型化が進み、400Gbps / 800Gbpsの超高速・80km以上の伝送には、±20 × 10-6以下の周波数許容偏差のクロックが要求されます。
本製品は、当社従来品『SG3225EEN』『SG3225VEN』の特長である、500MHzまでの高周波かつ低位相ジッタ特性に加えて、内蔵するHFF水晶振動子※4の周波数温度特性を補償するエプソン独自開発の小型発振器用ICを採用することで、従来品より面積比で63%、体積比で44%まで小型化しました。さらに、-40 ~ +105℃における周波数許容偏差は『SG2520EGN』『SG2520VGN』で従来品の半分、『SG2520EHN』『SG2520VHN』で従来品の2/5と、高い周波数精度を実現しました。小型光通信モジュールに対して、最適な特性を持つ製品となっています。
今後もエプソンは水晶デバイスのリーディングカンパニーとして、さまざまな電子機器や社会インフラのニーズに対応する水晶デバイス製品を提供してまいります。
製品の詳細情報は下記ウェブページをご参照ください。
https://www5.epsondevice.com/ja/news/topics/sg2520xgn_xhn_lp.html
セイコーエプソン株式会社 デバイス営業部 デバイス国内営業グループ
ウェブサイト URL:https://www5.epsondevice.com/ja/contact/direct.html
※1 基本波:水晶振動子の振動モードのうち基本振動(1次)による振動。
※2 ジッタ:クロック周期の揺らぎのことで、画像の揺らぎやデータ転送でのビットエラーなどの原因になることがある。
※3 差動出力:互いに極性が反対の周波数信号を出力する方式。高い周波数の伝送が可能で、ノイズに強いなどの特長がある。
※4 HFF(High-Frequency Fundamental)水晶振動子:フォトリソ加工により、励振部のみを数ミクロンという極薄な構造(逆メサ構造)にすることで、強度を保ちながら高周波での基本波発振を可能にした水晶振動子。近傍の高調波成分を抑制することができるため、高速・大容量通信の安定に貢献する。
以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。