ニュースリリース
2021年9月29日
エプソン販売株式会社

製造ロボット用パーツフィーディングシステムの供給を開始

- システム設計にかかる時間を大幅削減し、多品種対応、切り替え時間の短縮に貢献 -

製品ページ

エプソンは、ロボットハンドリングのための部品供給機として、パーツフィーダー『IFシリーズ』の受注を2021年9月29日より開始いたします。この商品は、エプソンロボットや画像処理システムと組み合わせることにより、パーツフィーディングシステムとしてご活用いただけます。

電子・電気製品、自動車等の製造過程において、精密・小型部品(ネジ、ワッシャー、半導体素子等)を多品種取り扱うためには、従来は部品を個別に収めたボウルフィーダーの使用が一般的でしたが、スペースの確保、セットアップに要する時間、導入および運用コスト等が課題となっていました。

この度新発売するパーツフィーダー『IFシリーズ』を含めた"パーツフィーディングシステム"では、部品がひとつのトレーに混在した状態から的確に必要な部品をピックアップする動作を、ひとつのソフトウェアで統合管理することを可能としました。これにより、システム設計にかかる時間を大幅に削減することができます。

また、トレーの振動の振幅、時間、タイミングを精密に制御することができるため、幅広い材質や形状のパーツに対応可能となり、多品種への対応、切り替え時間の短縮に貢献します。

【価格と受注開始時期について】

商品名 型番 対応パーツ
サイズ
標準価格
(税別)
受注開始日
パーツフィーダー IF-80 3~10mm 200万円 2021年
9月29日(水)
IF-240 5~40mm 210万円
IF-380 15~60mm 225万円
IF-530 30~150mm 250万円
ソフトウェア
ライセンス
PFL - 10万円
ホッパー フィーダーごとにご用意
詳細は商品ページを
ご確認ください
- 7.2万~
50万円

【新商品の主な特長】

■1台のパーツフィーディングオプションで多品種の部品に対応

画像処理システムで部品の位置を検出することで、部品ごとに個別にフィーダーを準備する必要がありません。

  • ボウルフィーダーに比べてコストがかからない。
  • 多品種生産に向いている。

■プログラム開発ソフトウェア「EPSON RC+7.0」の簡単設定とプログラミングで、開発時間を大幅短縮

開発環境は、プログラム開発ソフトウェアである「EPSON RC+7.0」によって統合・管理されており、ロボット、高性能フィーダー、画像処理やプログラミングが1つのソフトウェアで開発できます。

  • セットアップ時間の短縮:
    機器ごとに別々の設定やプログラミングが不要。
  • ワンストップサービス:
    パーツフィーダーと画像処理システムをまとめて導入いただくことで、問題が発生した際に複数のメーカーに個別に連絡を取る必要が無く、短時間での解決可能。

■ロボット、画像処理システムと連携した自動キャリブレーション

ロボット、画像処理の情報をもとに効率的に搬送するための最適な条件を自動で設定できます。

  • セットアップ時間の短縮:
    ピックアップエリアを選択するだけの簡単な操作でパーツフィーダーのキャリブレーション完了。自動で条件を算出するので、短時間で作業可能。

■最適な部品の分散や移動を自動制御

画像処理システムとパーツフィーダーを駆使して、ロボットが効率よくパーツを取得(ピック)できるようにパーツを分離します。

  • 生産の効率化:
    画像処理の結果にもとづき、自動で部品の分散や移動、さらにそのタイミングや回数、部品の供給タイミングを自動で判定し実行。

その他詳細は「パーツフィーディングシステム」商品ページをご覧ください。
www.epson.jp/products/robots/lineup/feeding/

以上

記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。