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セイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)は、このたび測色機1種、プリンター5種、プロジェクター2種の計8種のデザインが、暮らしや社会を豊かに導くデザインに対して与えられる「2021年度 グッドデザイン賞」を受賞したことをお知らせします。また、グッドデザイン・ベスト100に小型かつ高精度な測色機SD-10が選出されました。受賞デザインと審査員の評価コメントは以下のとおりです。
自社開発の新技術、MEMS Fabry-Perot Tunable Filter(MEMSファブリ・ペローチューナブルフィルタ)搭載により高精度、小型化、低価格を実現した測色機です。印刷工程で手間のかかっていた目視による色合わせ作業をデジタル化し、スマホ・クラウドサービス連携により色情報を一元管理することでスムースな印刷工程を実現します。また、ポケットサイズまで小型化されたことで手軽に持ち運べ、客先などいつでもどこでも測色可能です。
SD-10
感覚に頼っていた色合わせが、数値により客観化できることは、正確性と効率化において大きな効果が期待できる。印刷プロセスにおいては、最後に残されたアナログ部分のデジタル化によって、ボトルネックで滞っていた効率化の流れが一気に進むだろう。センサー技術を自社開発によって、リーズナブルな価格、手に収まるサイズで製品化されたことも大きい。同時に開発された専用アプリの、数値化された色や、色の差を可視化するGUIもわかりやすい。また、PANTONEなど使い慣れた色見本との連携も検討され、今後の普及は想像に難くない。
これまで以上にエコを追求したエコタンク搭載プリンターです。本体で使用するプラスチックの約30%※1に再生プラスチックを配合しています。再生材を使用することで石油由来プラスチックの使用量を削減し、資源循環に貢献します。さらに、個装箱のコートボール※2をラベルに変更し、紙の使用量を減らすことでCO2排出量の約10%削減に成功しました。見た目もシンプルで身近に置いて永くお使いいただけます。
EP-M553T:www.epson.jp/products/ecotank/epm553t/
環境配慮型商品の紹介:www.epson.jp/SR/environment/products/products.htm
EP-M553T
エコロジー的配慮を、インクタンクの採用だけに留めず製品の素材やつくり、個装箱にまで広げている。従来モデルよりもさらに凹凸を減らしたスッキリとした環境に馴染みやすい外観は、清掃のしやすさを向上させ、その上で外装に使われる部品を減らして製品強度を増し、素材としての再生プラスチック利用を推し進めるのにも一役買っている。製品本体の再生材料使用率30%という高い目標を実現しつつも、現行の他の製品と比べて遜色のない外観品質を実現。こうした条件を満たしつつも、前機種では簡略化していたスキャナー機能をフラットベッド型にするといった機能改良を加えている点も評価したい。
※1:使用するプラスチック全体の質量に対する比率です。再生材の配合率を考慮して質量を算出しています。
※2:印刷のできる、コーティング剤による塗工を施した厚紙。個装箱の全面に貼り付けられています。
CAD/POP/フォト用途の44インチ大判インクジェットプリンターです。狭い店舗のバックヤードなどでも印刷や加工スペースを確保する為、本体奥行を500mm以内に収めています。背面と両側面をフラット形状にすることで壁にピッタリつけて設置することを可能にしたほか、天面も完全フラット化して作業台として丁度良い高さにしました。オフィスプリンターとの共通デザインとし環境にフィットします。
SC-T7750D
使い勝手だけでなく、設置される空間や設置の方法、そして利用シーンまで十分に検証し洗練させたデザインのB0ノビ対応6色顔料インクの大判インクジェットプリンター。ほとんどの操作のフロントオペレーションと本体のフラット化を実現。前面以外をピッタリと壁につけた状態でも利用できる3面壁ピタ利用が大きな特徴だが、その特徴が製品の外観そのものに表れている。完成された形状のおかげで、本体を部屋の中央に本製品同士の背を合わせた横二列で並べてアイランドをつくるといった利用も可能だが、その際、天板が完全にフラットなおかげで上のスペースを作業台としても利用できる。天板中央の黒い覗き穴の内部にLEDを用意し印刷途中の状態を確認できるようにするなどの工夫も面白い。
店舗でのプリントサービスで必要な機能を詰め込んだ業務用フォトプリンターです。BOX形状とすることで店舗のカウンターに複数台がスッキリ収まります。また新たに両面ユニットを追加することで、従来製品でのロール紙プリントに加え、両面カット紙のプリントも可能になりました。インクパック採用により、インクの内容量を25%増量※3した上で、使用済みインクの保管スペースを約55%削減※3しました。
SL-D1050:www.epson.jp/products/ppps/sld1050/
SL-D1050
縦方向に関しては積み上げた時にも操作できるよう操作パネルを斜めに配置し、横方向に関してはメンテナンスのために側面にアクセスする必要がないよう前面に集約するなど、限られたスペースに効率よく配置できるようになっている。また、大容量インクパックを採用することにより、交換の手間と廃棄物を同時に削減できている。本製品を使用するであろう現場のことをよく調査・分析した上でデザインされていることが窺える。
※3:SL-D850のインクカートリッジ(SLIC3<200ml>)と比較。
ハイブランドの画質要求に応える大型捺染プリンターです。最大3.6m 1.8 m*幅までの布に直接印刷が可能です。高さ2.4m×6m幅の本体サイズは建築的な柱と梁を表現し堅牢感を高めながら、中央の大きな窓から印刷状況が確認出来るデザインとしました。捺染市場でアナログ印刷からデジタル印刷へ移行し環境負荷の低減を実現します。
MONNA LISA ML-64000
インクジェットによるデジタル捺染は、多品種少量生産や消費地近くでの印刷により、生産のための資源や廃棄、運搬のエネルギーや時間の無駄を低減できる技術である。本製品はその大型ハイエンドの機種であり、印刷状態を確認する大窓、柱、梁からなる建築的フォルムにより堅牢性と信頼感を実現している。現在主流であるアナログ印刷の大量生産を置き換え、SDGs(持続可能な開発目標)にもつながるデザインであることを評価した。
壁紙や大型サイン業者向けレジンプリンターです。SureColorシリーズとして初となる、幅広いメディアに印刷できる特性を持つレジンインクを搭載しました。使用する大容量インクパックは交換の手間を省き、使用済みのカートリッジ保管スペースも約90%削減※4できます。大きな窓とLED照明で印刷状況が分かり、操作部は樹脂外装で安全性に配慮しました。
SC-R5050/5050L:www.epson.jp/products/largeprinter/scr5050/
SC-R5050/5050L
ダークトーンの本体中央で機内照明された大型透明窓とタッチパネルが、視認性と操作性を両立した傾斜面で統一され、高機能でありながら整理された形態にまとめられている。速乾性レジンインクは有機溶剤系ではなく水性インクを用い、2つの交互使用により連続印刷可能なホットスワップに対応する大容量インクパックはカートリッジの廃棄物を半減するなど、機能、ユーザビリティ、低環境負荷を高いレベルで並立させた優れたデザインである。
※4:SC-S80650/SC-S60650/SC-S40650対応のSC10系インクカートリッジ(700ml)とSC-R5050/L対応のSC22系インクパック(1,500ml)を同じインク容量として比較した場合。
EH-LS300は、壁際に簡単に設置できる超短焦点レンズを搭載したホームプロジェクターです。120インチの大画面、ヤマハ製2.1ch高音質スピーカー、動画コンテンツ機能の一体化により、気軽に臨場感のある視聴体験を楽しむことができます。リビングに置かれる機器として、インテリアの質感にフィットするよう布地を使用するなど細部にもこだわっています。
EH-LS300B/EH-LS300W:www.epson.jp/products/dreamio/ehls300/
EH-LS300W
エレガントなスタイルと高い機能性を併せ持つ、ホームプロジェクターの一例である。機器の形状は極めてシンプルだが、そのシンプルさとは裏腹に、通常の照明下でも美しい映像を鮮やかに大画面で投影する、優れた短焦点プロジェクターである。表面や質感が美しく仕上げられており、全体的に好印象を与える優れたデザインであるが、高性能を実現するために、比較的サイズが大きい。今後、設置面積や全体的なボリュームを抑え、さらに良いデザインとなることを期待している。
EF-12は高音質スピーカーとAndroid TV™を搭載したオールインワンプロジェクターです。軽量・コンパクトながら、最大150インチ大画面と2.0chスピーカーの豊かな映像体験を楽しむことができます。どんなお部屋のインテリアにもなじみやすく持ち運びも簡単で、Wi-Fi®環境があればどこででも気軽に動画を楽しむことができます。
EF-12
片手で持ち運び可能な、コンパクトで主張しすぎない本体に、必要十分な明るさの投影と豊かなサウンド再生ができる機能を搭載している。水平方向の壁面だけでなく、垂直方向の天井にも投影できるようになっており、Android TV™の搭載とあわせ、様々な状況において活用できるよう配慮されている。既に成熟したプロジェクター市場において、奇抜な形状により差別化しようとするのでなく、従来の延長線上で磨きをかけようという姿勢も評価できる。
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
*公開時の記載が間違っていましたので訂正させていただきます。
以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。