ニュースリリース
2021年11月17日
セイコーエプソン株式会社

「アフリカへ質の高い教育を支援するプロジェクト」英国ワールドモバイル社と発足

セイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)の欧州統括会社Epson Europe B.V.(本社:オランダ アムステルダム、社長:永房 義朗、以下 EEB)は、World Mobile Group(本社:イギリス ロンドン、CEO:Micky Watkins、以下 ワールドモバイル社)と共同し、アフリカの学校において質の高い教育環境を提供するためのプロジェクトを立ち上げました。

(学校でプリンターとプロジェクターが使用されている様子)

本プロジェクトでは、ワールドモバイル社が学校内のネットワーク接続環境を整え、EEBはエプソン製のインクジェットプリンターとプロジェクターを提供していきます。これはSDGs(持続可能な開発目標)17の目標のうち、「4.質の高い教育をみんなに」や、「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」、「17.パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献します。

現在、インターネット接続環境を持たない人々が、世界の約半数にのぼると言われています。そのため、一部の人々は教育や銀行、医療などを十分に利用できないといった問題を抱えています。

今回のプロジェクトでは、アフリカ東海岸にあるザンジバルで約700名が通う学校など複数校に向け、ワールドモバイル社はワイヤレスネットワークを導入、エプソンはインクジェットプリンター(ET-4700)と、プロジェクター(EB-982W)を提供し、教育環境の整備を行いました。

今後は、タンザニアを皮切りに、アフリカにおける対象地域を拡大するとともに、プロジェクトに参加いただけるパートナーを増やしていきたいと考えています。

<両社代表者のコメント>

【World Mobile Group CEO:Micky Watkins】

「今回、エプソンと共同してプロジェクトを始めることになり、大変うれしく思います。私たちにとって、パートナーと同じ価値観を共有することは大変重要です。エプソンは、サステナビリティと教育の分野において顕著な実績を有する企業です。このプロジェクトは私たちの志を多くの人々に広げることにつながるでしょう。」

【Epson Europe B.V. Sustainability Director:Henning Ohlsson】

「すべての人々に質の高い教育を提供することが、持続可能な社会を実現するための重要なカギであると確信しています。このプロジェクトにより両社の役割を果たせることをうれしく思います。プロジェクトはまだ始まったばかりですが、他の皆さんにもパートナーとしてご参加いただき、すべての関係者にとって有益となるような、ポジティブなサイクルを作り出すことができればと思います。」

エプソンは、SDGsが示すさまざまな社会課題に対し、自社だけではなくお客様、パートナーの皆さまと共に解決に向けて取り組むことで、「持続可能でこころ豊かな社会の実現」に貢献してまいります。

■World Mobile Groupについて

ブロックチェーン技術やトークンを活用したモバイルネットワークを低価格で地元の事業者に販売し、仮想通貨報酬を共有しながら人々をインターネットでつなぐための環境を構築しています。すでにザンジバルとタンザニアの大都市圏にスマートビレッジを作成しており、今後は、再生可能な太陽光発電エネルギーを使用して、持続可能なインターネット接続環境の実現を目指しています。

https://worldmobile.io/

※ 取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術

以上

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