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エプソン販売株式会社は、大阪大学医学部附属病院の薬剤部門で使用する注射薬自動払出システム用にカラーラベルプリンター「CW-C6020AM」を6台、病棟に「TM-C3500」を60台導入いただき、2022年4月より薬剤ラベルのカラー化による医療安全向上・医療従事者の働き方改革の加速を目的とした検証を開始いたします。
「CW-C6020AM」
薬剤が患者に投与されるまでには、処方、監査、調剤、配薬、投与のプロセスの中で、複数職種の複数人が、何段階もの確認に関わっています。それでも現在、医療機能評価機構に報告されるヒヤリハット事例のうち、全体の約3~4割を薬剤に関するインシデントが占めています※1。その背景の一つとして薬剤に関し確認しなければならない情報が多く、その確認に労力がかかることや、時間の制約のある現場では重要な情報を見落としてしまうことがあげられています。
今回はエプソンのカラーラベルプリンター「CW-C6020AM」を利用し、薬剤名や投与方法が一目で認識しやすい薬剤ラベルを作成することで、薬品情報の確認にかかる労力の軽減や、確実性の向上に寄与する可能性を検証していきます。
エプソンのカラーラベルプリンターはインクジェット技術を搭載し、従来普及していたモノクロラベル印刷と同等の低コストでカラー印刷が可能です。カラー化による視認性向上により、医療現場での取り違いやミスを防止することで医療安全の向上に繋げるとともに、高コストな設備投資を行うことなく、現場レベルで効果的な医療過誤対策を目指します。
今まで使用していたモノクロ薬剤ラベルをカラー化し、視認性を高めることで、薬剤部内および病棟での薬剤情報や投与方法に関する確認をサポートし、医療の質・安全向上に貢献します。
薬剤師・看護師は、緊張感のある労働により心理的負担がかかります。薬剤ラベルのカラー化により、少しでもこのような負担を軽減することで薬剤師・看護師の働き方向上に貢献します。
薬剤ラベルをカラー化することにより、医療安全の向上や働き方向上を通じて、経営コストの減少を目指します。「CW-C6020AM」はモノクロ印刷と同等の低コストでカラー印刷が可能なため、継続的な経営コスト削減にも寄与します。
最大1200×1200dpiの高解像度と彩度の高い色設計で、高光沢かつ高品質な画像出力を実現。バーコードやQRコードなどの細かな印刷にも対応し、商品ラベルではクオリティの高いラベル印刷が可能です。
耐水性・耐薬品性に優れたにじみにくい顔料インクにより、幅広いメディアに対応しています。普通紙を使った情報ラベルにも十分な黒濃度・高画質なカラーで印刷可能です。
今回の実証実験では、カラーラベルのデザイン案を施策し、システムと連携運用を開始します。今後はカラーラベル運用による薬剤情報確認支援に関する効果を測定し、2022年11月度の医療の質安全学会にて結果報告する予定です。
大阪大学医学部附属病院では電子カルテと調剤機器のリプレイスを行うタイミングで注射薬自動払出装置のラインで発行する注射ラベルのカラー化を実現しました。自動払出装置では印字スピードが求められ、ラベルを使う現場では患者認証のためバーコードやQRコードの品質が求められます。ランニングコストはそのままで、いずれも条件をクリアするカラーラベルプリンターは今後医療現場で活躍すると思っています。実際に使用を開始してみて視認性の良いカラーラベルデザインはどのようなものか、その効果がどれだけ医療安全に貢献できるか、今後の研究には大いに期待しています。
急速な変化に直面する医療現場において、エプソンのカラーラベルプリンターは、「カラー印刷で視認性の向上による医療安全の確保」「医療従事者の働き方向上」「新たな高額設備導入不要」という3つのポイントにより、これからも医療現場の抱える課題の解決に貢献していきます。
www.epson.jp/products/label/cwc6520_c6020/
https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/
※1:出典)『医療事故情報収集等事業2020年年報』公益財団法人日本医療機能評価機構
本リリース上の他者商標の帰属先は、商標について(www.epson.jp/trademark/)をご確認ください。
以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。