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セイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)は、循環型社会の実現を目指し、長野県の「令和4年度地域内バリューチェーン構築支援事業」※1にエプソン独自のドライファイバーテクノロジーを応用した新たな環境ソリューションを提案し採択されました。
今後、長野県内のパートナー企業と連携し、繊維素材の端材や廃材を価値あるものとして製品化する新たなビジネスの創出を目指します。
エプソンは、「環境ビジョン2050」の実現に向け、将来の脱炭素や資源循環に寄与する環境技術開発のひとつとして、エプソン独自のドライファイバーテクノロジーの応用を目指しています。ドライファイバーテクノロジーは、エプソンが開発した世界初の乾式オフィス製紙機「PaperLab」にも搭載され、端材や不要となったさまざまな繊維素材について、用途に合わせた繊維化、機能性材料との結合、成形を行うことで高機能化を実現するエプソン独自の技術です。
エプソンは、このドライファイバーテクノロジーを活用し、紙の再生や高機能化だけではなく、脱プラスチックを目指した梱包材・建材などの構造材・成形材へ展開することで、地上資源を最大限活用し、地下資源に依存しない循環型経済実現への寄与を目指しています。
そこで、長野県「地域内バリューチェーン構築支援事業」を活用し、長野県内のパートナー企業と連携しながらドライファイバーテクノロジーを応用した製品を開発、新しい環境ソリューションの創出に取り組みます。
エプソンはドライファイバーテクノロジーのさらなる技術開発を行い、自社だけではなくパートナー企業にも製造を担って頂くことで、2022年度末までに古紙や端材を用いた新たな梱包資材などを製品化、以降段階的に用途を拡大していきます。
エプソンは、「環境ビジョン2050」において、2050年に「カーボンマイナス」と「地下資源消費ゼロ」を達成し、持続可能でこころ豊かな社会を実現することを目指しています。今回のドライファイバーテクノロジーの応用による環境ソリューションビジネスの創出は、社会にとっても循環型社会を実現する上で重要な取り組みと考えています。
※1 長野県「地域内バリューチェーン構築支援事業」については、WEBページをご参照ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/mono/value_chain.html
https://www.pref.nagano.lg.jp/mono/happyou/202204press_value_chain.html
以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。