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2025年3月17日
エプソン販売株式会社
エプソン販売株式会社は、2023年12月の環境総合展「エコプロ2023(SDGs Week EXPO 2023)」で発表した『新型PaperLab(プロトタイプ)』を商品化し、乾式オフィス製紙機PaperLab(ペーパーラボ)の新商品として、『Q-5000』および『Q-40』を2025年3月17日より発売します。
PaperLab 『Q-5000』メインユニット
PaperLab 『Q-40』紙源プロセッサー
PaperLabは、エプソンが2016年に発売した世界で初めて(注1)水を使わず(注2)、使用済みの紙を原料として、新たな紙を生産できる乾式のオフィス製紙機です。これまで多くのお客様にご導入いただいており、オフィス内などでの紙資源循環に関連する活動を通して、環境負荷低減に加え、多様な人材へも活躍の場を提供し、持続可能な社会の実現に貢献してきました。
今回発売する新商品では、紙源(しげん)プロセッサー『Q-40』で文書の内容が判読できなくなるレベル(注3)まで細断し、その紙片をメインユニット『Q-5000』へ投入することで、離れた場所からでも安心して紙の回収、再生が可能になります。
(注1)乾式オフィス製紙機として世界初(2016年11月時点 当社調べ)
(注2)機器内の湿度を保つために少量の水を使用します。なお、『Q-5000』では、繊維結合の際にも少量の水を使用します。
(注3)ISO/IEC 21964-2 Security Level P4に準拠。
今回の新商品は、紙源プロセッサー『Q-40』にて使用済みの紙を再生に適した形状、かつ機密内容が判読できなくなるレベル(注3)まで細かく細断した後、メインユニット『Q-5000』に細断紙片を投入することで、新たな紙「Dry Fiber Paper(ドライファイバーペーパー)」(注4)を生み出します。このプロセスにより、さまざまな場所から安心して古紙を回収することができます。その結果、複数の企業や事業所間、自治体を中心とした地域社会の皆さまをつなぐ、新たな資源循環の形を実現します。
(注4)PaperLabを用いて製紙した再生紙の総称。
『Q-5000』『Q-40』 地域での活用イメージ
現行モデルに対して、繊維化や成形における複数の工程を統合することで小型化を実現し、"よりオフィスに導入しやすい"モデルへと進化しました。
(注5)詳しくは「A-8100」と『Q-5000』の外形寸法をご確認ください www.epson.jp/products/paperlab/spec.htm
繊維化した古紙を結合する際に使用する「結合材」に、天然由来の材料を採用しました。これにより、地下資源の消費を削減し、更なる環境負荷の低減および持続可能な社会への促進を実現しました。また、製紙工程の改良により、Dry Fiber Paperを繰り返し再生することができ(注6)、紙資源の更なる有効活用を実現します。
リピートリサイクル(繰り返し再生)を実現
(注6)リピートリサイクルの過程において、使用済みの市販のコピー用紙が混在することを前提としています。
"よりオフィスに導入しやすい/紙の循環に参加しやすい"デザインとしました。メインユニット『Q-5000』では木目基調の天板を採用し、紙源プロセッサー『Q-40』では本体側面にリーフのモチーフを採用しており、ご使用頂く方々が環境貢献を実感できることを目指しました。
「ドライファイバーテクノロジー」は多様な繊維素材を、水を使わず(注2)に繊維化し、用途に合わせ結合、成形を行い素材の高機能化を実現するエプソン独自の技術です。PaperLabはこの「ドライファイバーテクノロジー」を用いて、使用済みの紙から新たな紙を生み出します。
PaperLab 『Q-5000/Q-40』での製紙プロセス
2024年4月発売の「A-8100」と今回発売する『Q-5000/Q-40』の2つのモデルをラインアップで展開し、お客様の課題解決に貢献していきます。
今後もエプソンは、紙資源の循環を通じた環境貢献の価値を、PaperLabを取り巻く多くの皆さまに実感いただくことで、環境貢献の輪を広げ、「持続可能でこころ豊かな社会の実現」を共創していくことを目指します。
PaperLabが生み出す価値
•「PaperLab」について
www.epson.jp/products/paperlab/
•「ドライファイバーテクノロジー」について
https://corporate.epson/ja/technology/search-by-products/other/dft.html
以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。