丸の内病院様
導入製品:PP-100(販売終了製品)
業種:医療
地域医療連携の橋渡しとして
確かな存在感を発揮するPP-100
丸の内病院様
導入製品:PP-100(販売終了製品)
業種:医療
地域医療連携の橋渡しとして
確かな存在感を発揮するPP-100
(注)販売終了製品
現行機:PP-100Ⅲ 製品の詳細はこちら
連携制度を導入し地域医療の発展に力を注ぐ
長野県松本市の中心部にある医療法人抱生会丸の内病院様は、「私たちは地域の皆さまの生涯に亘り、充分に思いやりのある、かつ質の高い医療を提供するよう努力いたします。」との理念を掲げ、地域医療の担い手として松本市やその近隣の住民に向けた医療サービスの提供に力を注いでいます。
昨今では医療機関の役割分担ということがいわれており、かかりつけ医としての診療所と専門的な高レベルの医療を提供する地域の中核病院との連携がますます重要になっています。丸の内病院様は、松本市周辺地域の中核病院の一つとして、地域の開業医や他の医療機関と連携した独自の地域医療連携制度を設けるなど、地域医療の充実・発展を目指した取り組みを積極的に行っています。
医療機器の高度化とデジタル化のニーズに応える
現在、医療現場にはフィルムレスの推進によるデジタル化とともに医療機器の高度化の波が押し寄せています。そんな中でマルチスライスCTやMRIをはじめとする高度な医療機器とスムーズな連携を実現し、地域の医療施設や介護療養施設、関連施設との橋渡し役として力を発揮しているのが、エプソンのデュプリケーターPP-100です。当初はサーバー室に導入して活用しておりましたが、さらなる業務の効率化を目指してこの度2台目の追加導入をするなど活用の幅が広がっています。
マルチスライスCTの導入をきっかけに、多数の医用画像を1枚のデータに集約
丸の内病院様がPP-100を活用し始めたのは、新たにマルチスライスCTを導入したのがきっかけでした。マルチスライスCTは、従来のCTスキャナーとは異なり一度に多くの画像を撮影できるため、患者様の負担を軽減し、きめ細やかな診察を可能にするとして多くの医療機関で導入が進んでいる医療機器の一つです。
たとえば地域の開業医の紹介で同病院様に検査に来る患者様は、検査後このマルチスライスCTやMRIなどで撮影した検査結果を紹介元の医療機関に持ち帰りますが、従来までのように撮影したフィルムをお渡しすると、マルチスライスCTの導入により撮影枚数が増加していますので、患者様が紹介元の医療機関に持ち運ぶフィルムの量も多くなっていました。また、病院側でもマルチスライスCTで撮影した数多くのフィルムの作成は作業の負荷となります。
そこで、撮影した医用画像をデジタル化し、PP-100を利用して検査結果を従来のフィルムではなくCDに焼くことで、患者様が持ち運ぶ検査結果をコンパクトにするのと同時に、一枚に多くのデータを保存することができるようになり大幅に作業を効率化することができました。さらには、デジタル化した分、これまでよりも保存スペースが少なくて済むという嬉しい効果も出ています。このようにPP-100は、マルチスライスCTなどで撮影し、PACS(画像管理システム)サーバーに保存された画像の中から必要なデータを抜き出してCDに焼き込むために導入され、地域医療の発展に貢献しています。
安価な導入費用と業務効率化の実績が2台目導入の決め手になりました
丸の内病院 診療技術部
放射線課 診療放射線技術
黒柳 倫明氏
(写真左)丸の内病院 診療技術部
放射線課 課長 横井 憲明氏
放射線課に追加導入されたPP-100。
CD作成にかかる作業が効率的になりました。
「マルチスライスCTは検査時の撮影枚数が大幅に増えましたが、PP-100を導入したことでフィルム時代のように保管スペースに悩むこともなくなり、データ管理が容易になりました。」
PP-100の導入による効果をこう強調するのは丸の内病院様の診療技術部放射線課診療放射線技師の黒柳倫明氏です。PP-100は、マルチスライスCTのほか、MRIや一般撮影、テレビ装置などの検査結果のCD作成に活用されています。
丸の内病院様がPP-100を使用するのは主に次の2つのケースです。一つは、開業医の紹介で詳細な検査を必要とする患者様が来院した際に、検査結果を紹介元の医療機関に持ち帰ってもらうケース。もう一つは丸の内病院様の患者様が他院に転院したり、他の医療機関を受診する際に、検査結果をお渡しするケースです。
CDの発行は、診察室でドクターの判断により作成される発行依頼書に基づき、放射線科で作成しています。PACSサーバーから患者データを検索し、紹介先の病院ですぐに内容を確認できるよう画像ビューワー付きのデータを作成、それをPP-100付属のソフト「EPSON Total Disc Maker」を使用してCDやDVDに書き込み、同時に盤面印刷を行います。
最初にPP-100を導入したのはサーバールームでしたが、CD作成のためにスタッフが席を離れなければならないなどの懸念事項もあり、導入から1年後に、利用頻度の高い画像検査装置の近くにさらにもう1台の導入を決定しました。
現在ではマルチスライスCTとMRIの近くにPP-100が設置されているため、撮影をしながらのデータ作成も可能となっています。
「移動すると仕事の手を止めることになり、効率的ではありません。PP-100は値段が手頃なので導入コストも抑えられ、CDの作成作業の効率化を高めるために導入をためらう理由はありませんでした」(黒柳氏)。
作成するメディアは現在のところCDの方が多いといいます。「まだ地域の医療現場ではDVDドライブが普及していないのですが、今後、データの高容量化やパソコンの高性能化にともなってDVDでの運用が増えてきたときも、PP-100なら十分に対応できます。メディアに市販のCDが利用できるので入手しやすく、印字もきれいに仕上がるので大変満足です。」と放射線課課長の横井憲明氏が話すなど、地域医療の橋渡し役として大きな力を発揮するPP-100に、高い評価が寄せられていました。
丸の内病院様
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