導入事例 ダイアナ株式会社様

全国に100店舗以上を構える女性に人気のオリジナルブランド

ダイアナ株式会社様は、数々の婦人靴・ハンドバッグを企画・販売されており、女性に人気の有名ブランド「DIANA」もその一つです。
商品は浅草・大阪等の契約工場にて製造。完成品を主に川崎の商品倉庫に集約し、その数、常時6万点、年間取扱数139万点以上、全店分の商品保管と発送業務を行っています。これらを銀座、原宿、大阪戎橋などをはじめ全国104の店舗に発送し販売を行っています。

靴の化粧箱に貼る商品表示ラベルの印刷に使用

ダイアナ株式会社様では、2017年9月から「TM-C7500」を3台導入。靴の化粧箱に貼る商品表示ラベルの印刷用途として使用し大量ラベル印刷と商品管理の業務効率化を図っています。

導入を担当されたシステム企画部石川氏にお話しを伺いました。
「我が社の商品は、婦人靴を筆頭に、ハンドバッグ、アクセサリーなどがあります。倉庫ではこれら全ての商品が同じような形や大きさの箱に収められています。そこで外からでも一目で商品種が判るように、箱に貼り付ける商品ラベルに、カラーで商品カテゴリーやサイズを記載しています。
商品は各契約工場へ振り分けて製造していますので、実際の運用では、発注時に倉庫事務所内で「TM-C7500」を使ってラベルを印刷し、各工場に送付。工場からは、商品を箱に入れラベルを貼った状態で倉庫に納品してもらい、それをもとに入庫時から一括管理を行っています。」

熱転写プリンターからの入れ替え、基幹システムとの連携をわずかな開発費と期間で本稼働へ

システム企画部 係長
石川 宏樹 氏

以前使用していた製品の販売と保守・修理が中止

「以前使用していた熱転写式ラベルプリンターは、18年近く使用しており、保守更新期間も切れ、昨年秋に後継機の販売と保守・修理が中止されることも決まっていたため、そこから代替機の検討を始めました。」

導入の決め手は「わずかな開発費」と「短期間で稼働実現」

「導入の決め手は、ラベル作成ソフトBarTender^®と基幹システムとの親和性です。新たにシステム開発を行うと数百万円はかかりますが、今回、BarTender^®を追加するだけで低コストで連携を実現することができました。
春頃に販売会社から提案を受け、2017年5月に「TM-C7500」とBarTender^®のデモ版にてシステム構築を開始、8月までテスト導入。問題なく運用できることが判ったので、9月からは本社にデザイン確認用の「TM-C7500」1台を設置し、実運用は倉庫に設置した追加導入の2台で行っています。
導入時の設定はやや苦労しましたが、エプソンさんにアドバイスいただき、 現在はスムーズに運用できています。」

インク代の節約につながった

「以前のシステムでは、印刷毎にヘッダー情報の出力が必須で用紙の無駄も多かったです。しかし、BarTender^®だとヘッダーの有無が選択できるので用紙を節約することができました。また、インクジェットに入れ替えたことで、面倒なインクリボン交換も不要となり楽になりました。さらにインク代も従来に比べ約半分に削減することができました。筐体の大きさも以前の機種とほぼ同じでインク交換や用紙交換も簡単です。」

用紙は運用に合わせてミシン目入り特殊紙を使用

「店舗や倉庫ではセール時や仕上げ直しをした商品は箱のラベルを貼り替えるため、きれいに剥がせる必要があります。そのため用紙は化粧箱の紙質との相性を考慮した再剥離弱粘シートの特注品を使用しています。また、商品ラベルも大切な商品の一部と考えているので、書き込みやバーコード貼り替えを行ったラベルの半券はミシン目で切り破棄。お客様にご提供する際は、きれいな商品情報の部分のみ残すことができております。

将来的にはカラー商品写真を入れたデザインで管理

「現在、カラーデザインはブランド名と商品カテゴリー、サイズ部分のみで、商品画像はまだモノクロスケッチの状態です。しかし、将来的にはカラーの商品写真を入れたデザインに更新し、視認性を上げていきたいと考えています。それにより、倉庫や店舗での管理がしやすくなるだけでなく、ご家庭での靴箱管理にも役立つと考えています。また、高画質なのも良いですね。店舗からも、ラベルがキレイになったと好評です。写真画像の撮影・DB化の準備に時間がかかる為、実際の運用はまだ先ですが、カラーラベルプリンターの強みを生かして、商品価値を高めていきたいと考えています。」