農業・食品製造業/ワイン・乾椎茸の製造販売「Hinoe Winery」様
ワインボトルの商品・品質表示ラベルを印刷
小ロット多品種生産に最適で、醸造の具合や出荷本数に応じて、無駄なく印刷ができる
導入製品:ラベルプリンター CW-C4020G
導入の経緯
●宇都宮初のワインの醸造・販売を行う小さなワイナリー
Hinoe Winery様は、のどかな景色の広がる宇都宮市新里町の地で、夫婦二人で、里山から伐りだした原木で昔ながらの製法で乾椎茸を栽培し、耕作断念地を借り受けて耕した農園で葡萄を栽培しています。
宇都宮や日光・鬼怒川周辺にはレストランやホテルが多く、この地の地名の丙(ひのえ)を名前の由来にしたように、"この土地で育った葡萄の個性を最大限に生かし、この土地で採れた食材の料理に合うワインを作りたい""農村地帯にもう一度活気を取り戻したい"そんな思いから、風土が育むモダンで軽やかな味わいの宇都宮初のワインの醸造・販売を行っています。
●2023年秋の収穫分から本格的にワイン醸造を開始
代表の吉村様にお話を伺いました。
「私は以前、東京の会社で営業職として勤務していたのですが、地元宇都宮で働きたい、将来ワインを作りたいと考え農家に転身しました。経験もないため最初は葡萄用の農地が借りられず、まずは2010年から原木椎茸の栽培・販売を始め、2015年にようやく葡萄栽培に乗り出しました。
2018年には約2,000本を植樹、収穫した葡萄を山梨県の醸造所に製造委託してワイン販売にも着手しました。さらに信用金庫からの融資と事業再構築補助金の約4,000万円を投じて2022年11月に醸造施設を竣工し、翌年2月に酒類製造免許を取得。
施設の最大生産能力は年間1万lですが、まずは年間6,000l、750ml瓶8,000本を目標に2023年秋の収穫分から本格的にワイン醸造を開始しました。」
●エプソンのカラーラベルプリンターを知るまでは自社でラベルを印刷するといった発想は全くなかった
「エプソンのカラーラベルプリンターについては、1年前に現在の取扱代理店から訪問営業を受けた際に初めて知りました。それまでは自社でラベルを印刷するといった発想は全くなく、妻がネットで見つけた地元のデザイン会社に依頼して商品ラベルのデザインと印刷を外注。ボトル裏面の品質表示ラベルは製造委託した醸造所が貼付けて納品してもらっていました。
乾燥椎茸は5種類、ワインは2種類の商品ラベルを1,000~5,000枚程度のロットで発注していましたが、実際の使用数はそれほど多くないため、余分な在庫ストックになったり、作り直しで廃棄することもありました。」
●ワインの本格出荷に向けてCW-C4020Gを導入し運用を開始
「そこで、これからの本格出荷に向けて、プリンターの導入を代理店に相談。
詳しい説明を受け、小ロット印刷でも型・版代が不要で外注印刷より低コストで運用できる点や、印刷見本の耐水和紙の風合いなどが気に入って採用を決め、2023年10月にカラーラベルプリンターCW-C4020Gを導入。販売サンプル用の100本のラベル印刷を手初めに運用を開始しました。」
導入状況
耐水性和紙のダイカットラベルで、丸型と角形を交互に配列したロールを使用、特注品にも対応できスムーズに印刷が可能
●さまざまな形やサイズのラベルや特注品ラベルにも対応
Hinoe Winery 代表
吉村 潔氏
「CW-C4020Gは、導入コストも比較的安く、サイズが非常にコンパクト。カラーパネル表示なので操作も分かり易く、印刷スピードも高速でストレスを感じません。インクは水にも強く、結露しても滲んだりしません。また、さまざまな形やサイズのラベルに対応しており、用紙やインク交換も前面から行えるのでメンテナンスも簡単です。
うちでは主にワインボトルの表面の商品ラベルと裏面の品質表示ラベルの印刷に使用しています。用紙は代理店と相談し、耐水性和紙のダイカットラベルで、商品ラベルに使用する丸型ラベルと、品質表示ラベルに使用する角形ラベルを交互に配列したロールを特注品で作ってもらいました。デザインは、これまで依頼していた地元のデザイナーのデザインが気に入っていたため引き続き依頼して制作しPDFで送ってもらい、醸造の具合や出荷本数に応じて、必要な時に必要な本数分だけPCからすぐに印刷ができるので、ラベルの無駄も出ません。
耐水性なので夏場の結露にも強く、和紙の風合いや手触りが自然を感じさせてワイナリーのブランドイメージにもマッチしています。印刷したラベルは、手貼りやラベラーを使ってボトルに貼り込んでいます。以前は、醸造所が貼る品質表示ラベルと、こちらで貼る商品ラベルで紙質が違い、違和感を感じていましたが、両方を同時印刷できるようになって、それも解消できました。」
導入後のご感想
多品種のラベルの新規製作にも対応
商品に応じて違った紙質での印刷も試せる
●導入して多種類のラベルの新規製作にも対応できるようになった
「現在、葡萄7品種、梨、りんごなど9品種の醸造を行っており、2024年2月以降の出荷を予定しています。導入して、多種類のラベルの新規製作にも対応できるようになり、また、和紙以外にも使える用紙の種類が多く、商品に応じて違った紙質での印刷も試せるようになったので、今後は白黒デザインだけでなく、カラーデザインのラベルもどんどん試していきたいと思っています。
また、乾燥椎茸の袋詰パッケージのラベルについては、まだ外注印刷分のストックを使用していますが、それが無くなり次第、そちらの印刷もCW-C4020Gで行っていきたいと考えています。」
●自社で印刷する選択肢を知り、商品開発に活かしていきたい
「どの農家の方もそうだと思いますが、自社で商品の製造・販売を始める場合、今までは、ラベルやパッケージに関して相談したり頼んだりする所もほとんどなく、ネットや知人のつてを辿って運良く依頼先を見つけられたら、そこに全てを任せるしかありませんでした。自社で印刷するという選択肢があることを知り、納期やコスト面のメリットもあり、用紙や形状・サイズバリエーションを気軽に追加できる楽しみが増えました。今後の商品開発に活かしていきたいと思います。」
企業概要
Hinoe Winery
所在地 | 〒321-2118 栃木県宇都宮市新里町丙1195-1 |
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URL | https://www.hinoewinery.com/ |
創業 | 2010年(平成22年) |
従業員数 | 2名 |
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