導入事例 メリーファーム梨子本様

品質の良さが人気、地元農産物を使った加工食品メーカー

メリーファーム梨子本様は、蒟蒻、柚子、山椒、生姜、卵など、地元農産物を主な原料として、こんにゃく、みそ、ジャム、煮物惣菜、漬物、佃煮、餅、煮卵などの製品を製造販売している加工食品メーカーです。吉野の醤油を使った煮卵やチューブ入りの柚子みそなど、おいしく品質の良い商品は大変人気があり、地元の大規模農産物直売所「JAならけんファーマーズマーケットまほろばキッチン」や、東京にある奈良県アンテナショップ「奈良まほろば館」、関西の大手スーパーマーケットなどに製品を出荷しています。メリーファーム梨子本様では、昨年から全商品のパッケージラベル作成に「TMC3400LT1」を導入。加工所内で日々のラベル出力に使用しています。

独自の工夫でオリジナルデザインの商品ラベルを作成

デザイン作成は製品プリインストールのラベル発行アプリケーションを使用、代表者ご自身で文章やレイアウト、カラーなどを工夫しながらオリジナルの商品ラベルを作成。ラベル用紙には、普通紙ラベル　72×51を採用し、約15～16品目、1か月に4000枚程度の出力を「TMC3400LT1」で行っています。

代表者の梨子本マミ子氏にお話しを伺いました。

「はじめは内蔵のサンプルパターンを利用して作っていましたが、次第に面白さに目覚め、目を惹く凝ったデザインにチャレンジするようになりました。今では、知り合いの大学生に手描きイラストを頼んだり、自分で書いた手書き文字をスキャナーでスキャンし、USBメモリを経由して製品へ取り込み利用したりしています。さらに、お店で他社製品をリサーチしたり、店頭販売や試食会でお客様のご意見や反応を見ながら、試行錯誤しながら、文章内容やラベルデザインに少しずつ改良を加え続けています。目を引くのは黄色、赤字で“手作り”を強調すると効果的、黒線やコーナーに三角を入れると紙面が引き締まる等、工夫によりリピーターが増えるのがとても楽しみです。」

無料ラベル作成ソフトと市販ラベル用紙を使用、使い勝手が悪く、プリント用紙の無駄が多かった

市販品は使い勝手が悪く、専用機を探していた

「以前は、パソコンとMicrosoft® Wordや無料ラベル作成ソフトでデザイン、エプソンの顔料インクプリンターで、A4 1シート12枚や18枚綴りの市販ラベル用紙を使って出力していました。それだとシート1枚のラベル数が決まっているため、実際に必要な枚数以外の余りが出やすく、用紙の無駄が多く発生していました。

また、余ったラベルを有効活用するために手押しスタンプで追加印字して利用したりしていましたが、賞味期限の印字ミスであり得ない日付を印字してしまったり、スタンプインクが滲みて、貼り直しが必要になるなどのトラブルもありました。また、ラベルプリント時の微妙な余白やズレの調整に時間と手間がかかるなど、使い勝手が悪く、何か専用の良いものは無いかと探しておりました。」

導入の決め手はオールインワンの手軽さ

「ちょうどその頃に、奈良県明日香村の農産物直売所「あすか夢販売所」で既に導入されていた「TMC3400LT1」を知り、現場で相談、その後、パンフレットと実物を見て即導入を決めました。導入の決め手は、タッチパネルディスプレイ付きで、パソコンやラベル作成ソフト、特別な設置作業などが要らないオールインワンの手軽さ。また、操作が簡単で誰でも使え、好きなデザインが自分で工夫しながら作れること。機器操作はエプソンの営業担当者に指導してもらいましたが、パソコンには馴れていたので、30分程度で基本操作はマスターでき、実際の運用開始もスムーズにできました。最初は思ったデザインを作成するのに少し時間がかかりましたが、今では簡単なモノなら10分程度で作れます。」と梨子本氏は製品の良さを語ります。

人にも薦める信頼性、エプソンの顔料インク

「10年以上前から長年に渡りエプソンプリンターを使用しており、エプソンの顔料インクには非常に信頼を置いています。印字面は摩擦にも強く、水に濡れても滲まないので、パッケージラベルには最適だと思います。私の知り合いの同業者にも、自信を持って薦めています。

また、「TMC3400LT1」は一体型でありながら本体はコンパクト、用紙やインク交換などのメンテナンスも簡単です。今後は、コピー&ペースト機能や描画機能の充実など、さらなるデザイン自由度のアップを期待しています。」