コーヨーエンカメラ様
導入製品:Surelab SL-D3000
スクールフォトに特化した営業体制でビジネス拡大
品質・効率化の両面で、ドライ化は”当然の選択”
コーヨーエンカメラ様
導入製品:Surelab SL-D3000
スクールフォトに特化した営業体制でビジネス拡大
品質・効率化の両面で、ドライ化は”当然の選択”
生田勝久氏(右)とスタッフの皆さん
兵庫県西宮市、阪急甲東園駅から5分ほど歩いた住宅街の一角に立地する「コーヨーエンカメラ」は、同じく西宮にある「甲陽園カメラ」の支店として、いまから4年前にオープン。本店である甲陽園カメラが、スタジオポートレートや出張撮影、銀塩ミニラボによるカラー自家処理など、いわゆる写真専門店の形態を取っているのに対し、こちらのコーヨーエンカメラは、スクールフォト(学校写真)に特化した営業体制を敷いている。店頭の受付カウンターの上には、デジカメプリントの受付端末が設置され、店舗の奥には証明写真のためのバックスクリーンやライティングも用意されてはいるが、店内には複数のパソコンと、その画面を見ながら画像処理作業に勤しむスタッフの皆さん、という雰囲気で、写真店というよりも、さながら作業場といった様子である。
それもそのはず、現在同店が受け持つ学校数は、保育園や幼稚園、小学校を中心に15~16校にも上る。取材当日も、校内に貼り出す写真のパネル付け作業で大忙しのところ、貴重な時間を割いていただいた。
「スタジオ撮影の仕事は、大手の子供写真館など競合も多く、限界を感じていた。確かに、大手に負けまいと、さまざまな創意工夫で勝負されている写真館さんも存在するが、自分としては“スクールフォト”に特化することで勝負していこうと決断した」と語るのは、同店の責任者であり、生田富人社長のご子息でもある勝久氏である。本店時代からの得意先も多かったが、同店開業と同時に新規顧客の獲得にも注力。「競合の撮影業者さんがたまたま撤退されたり、ラッキーも重なった」そうだが、1年に1校のペースで取引先を着実に増やしている。
また、提供するプリントについては「本店ではいまでも銀塩プリントを提供しているけど、こちらの店舗では最初からドライプリントで提供している」そうで、オープン当初はエプソン・クリスタリオ イージーラボを、そして昨年の10月からは、同じくエプソンの「SureLab SL-D3000」に切り替えている。
スクールフォトに特化した営業スタイルとあって、店舗の外観は非常にシンプル
昨年10月に導入したSureLab SL-D3000
展示用写真はエプソン・PX-H7000でA1出力
勝久氏は、エプソンが提供するインクジェットによるドライプリントについて「イージーラボの時代から、色はきれいだしプリントのスピードは速いし、音も静か。薬品や廃液などの管理も必要ない。これだけの品質のものが出せれば十分だと思っていた。父親は“銀塩”というものにこだわりを持っているし、親戚の写真館からも“ドライなんてとんでもない!”と怒られたりしたが(笑)、自分としては何の不安もなく導入した」と、当時を振り返る。
ただ、昨年10月に「SureLab」へと切り替えたということは、以前のイージーラボは2年ほどしか稼動させていないことになる。
「イージーラボからSureLabへと切り替えた最大の要因は、その品質と出力スピードの差にあった。これはイージーラボがダメだった訳ではなく、導入して2年足らずと、まだ十分使えたのだが、SureLabの実力を知ってしまったので、切り替えを即決。それほどの差を感じた」のだという。とくに同店の場合、学校写真の1つの行事に対しては、1500~2000ショットを撮影するということ。そうした“多ショット”での提供が、同店の特徴のひとつとなっているそうだが、貼り出される写真が多ければ多いほど、その分、注文の種類と枚数は増えることになり、作業は複雑化する。さらに、撮影はすべてRAWデータで行い、写真のトリミングと画像調整は全コマチェックするという、画質についての強いこだわりもあって、プリント作業のさらなるスピードアップと効率化は、同店にとっての最重要課題となっていたが「SureLabの処理能力があれば、まったく問題を感じなくなった」と大満足の様子。「あれほど“銀塩”にこだわっていた父親も、最近はSureLabのプリント品質や効率の良さを見て“次にミニラボを導入する時は、これにしようか”と言い出しているくらいだ」と笑う。同店にとって、プリントのドライ化は「当然の選択」だったようだ。
また、SureLab導入と同時に、大判プリンターの「PX-H7000」も導入。こちらは主に、校内での展示用写真の出力に利用している。以前にも大判プリンターは導入していたそうだが、SureLab導入という主力マシンの大幅なバージョンアップに伴い、大判出力もよりスピードアップした最新機種に切り替えることで、さらなる作業の効率化を図った。
今後は「当店のスクールフォトのサービスメニューの中で、とくに人気なのが集合写真の文字入れ。ワイドキャビネやワイド八切で出力してあげると、かなりの割合で注文が集まる。こうした単価の高い商材、付加価値の高い商材については今後も注力していきたい」とのこと。また、すでにメニュー化はしているが「インターネット写真販売システムでの拡販も図りたい」と勝久氏は語る。
家庭内のパソコン普及率はかなり上がってきているが、それでも一部の幼稚園や公立の学校などからは、従来の貼り出し形での注文が根強いという。これは「すべての保護者がネットを利用できる環境にない限り、システムの採用は難しい」からだが、近年はスマートフォンやタブレット端末の台頭により、ネット環境がユーザーにとってより身近な存在となりつつあることから「今後はネット環境も変わってくると思うので、いち早く対応できるよう、体制を整えて行きたい」ということである。
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