社会医療法人 宏潤会 大同病院・大同クリニック様
導入製品:DS-530/PX-S05W/PX-S05B
スキャナーを院内各所に分散配置。高い用紙対応力と素早いスキャンで効率化を実現。
在宅医療にモバイルプリンターを持参。その場で印刷業務効率アップ。
社会医療法人 宏潤会 大同病院・大同クリニック様
導入製品:DS-530/PX-S05W/PX-S05B
スキャナーを院内各所に分散配置。高い用紙対応力と素早いスキャンで効率化を実現。
在宅医療にモバイルプリンターを持参。その場で印刷業務効率アップ。
(注)販売終了製品
現行機:DS-531 製品の詳細はこちら
大同病院様は、大同製鋼株式会社(現在の大同特殊鋼株式会社)の診療所として、1939年に設立。その後、1985年に医療法人 宏潤会 大同病院として独立。2006年には外来部門を分離した、だいどうクリニックを開設し、より機能的で効率的ながら、患者さまを待たせない診療環境を整えた。さらに、2011年には、より社会的な責任の重い社会医療法人に認定され、地域に密着した中核病院として、地域の人々の健康を支えている。とりわけ小児科に強く、救急時間帯でも必ず小児科医が常駐する体制を整え、子どもを持つ親には、なくてはならない存在となっている。
■お客さまデータ
所在地: | 愛知県名古屋市 |
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病床数 : | 一般394床、結核10床、計404床 |
ホームページ: | http://www.daidohp.or.jp/index.html |
私たち宏潤会の使命は、「『皆様の信頼と満足』それを極めること」という理念のもと、急性期医療を担う中核病院として、地域への貢献を続けています。この「皆様」の中には患者さま、地域住民だけでなく、医療を担う職員も含まれており、院内の情報共有と効率化をはかることが、より質の高い医療の提供と働きやすい職場環境の実現につながります。
私たちは2006年に電子カルテシステムを導入し、2011年に電子カルテシステムを更新した際、DACSコンセプト(注1)に基づく診療記録の統合管理システムを導入しました。同システムは患者さまの署名が入った同意書などの紙文書と電子カルテなどのデジタルデータを一元管理するシステムです。診療記録の統合管理システム導入前は、日々発生する検査・手術の同意書、かかりつけ医からの紹介状、入院誓書など紙文書の運搬・保管などに手間がかかっていました。システム導入後は、それらの文書をエプソンのスキャナーDS-530でスキャンし、タイムスタンプと電子証明書を添付し、原本として保存しています。紙文書を保管するスペースが不要で、電子カルテのデータと同じようにいつでも呼び出して確認することができます。患者さまにはスキャン後の書類を控えとして返すため、これまでのように元の書類とコピーした控えに2度サインしてもらう必要もありません。効率化によって職員の業務負担が軽減し、よりスピーディーで確実な診療が可能になりました。
オーダーの手間や書類を運搬する時間のロスなどをなくすため、スキャンセンターを設けず、院内各所にスキャナーを配置する「分散配置型」を選択しました。各診療科の受付カウンターなどで素早くスキャンすることで患者さまを待たせず効率化を実現しています。持参した書類も、その場で返却することができるため患者さまにも好評です。
2017年10月に電子カルテシステムを更新する際、スキャナーもリプレイスしました。その際も前機種に続き同じエプソン製のA4シートフィードスキャナー「DS-530」を選びました。メーカーとしての信頼性、コスト、コンパクトさ、スキャンスピードの速さ、誰にでも扱える操作性が導入の決め手でした。DS-530は101台導入し、各診療科の診察室前カウンター、ナースステーション、検査室などに配置しています。機器を統一したことでサポート窓口もまとまり、操作方法も統一できました。
また、私たちは地域包括ケアに貢献するため、訪問診療と訪問看護にも力を注いでいます。だいどうクリニックの在宅診療部と訪問看護ステーションにエプソン製のモバイルプリンター「PX-S05」を12台導入しました。
PX-S05は軽量・コンパクトでA4用紙をカラープリントすることができ、バッテリーを内蔵しているため訪問先での使用に最適です。従来、医師は訪問診療後にクリニックに戻ってから処方箋をプリントしていましたが、PX-S05があれば訪問先で処方箋をプリントすることができます。訪問看護師も訪問先で看護記録をプリントし、置いてくることができるようになりました。そのため無駄な時間が減り、業務効率が大幅に向上しました。患者さまや家族にとっても、その場で書類を受け取れることは好評です。
他にも印刷速度とコスト面の有利さから、多数のエプソン製インクジェットプリンターを導入しています。エプソン製品は私たちのICTシステムを支えてくれています。エプソンさんとは今後もパートナーとして情報交換し提案し合うことで、患者さま、地域の方々、職員にとって真に有益なICT戦略を実現していきたいと考えています。
社会医療法人 宏潤会
だいどうクリニック 看護師
武田 千尋 氏
患者さまから検査・手術の同意書、アレルギー調査票を受け取り、各診療科の診察室前カウンターに置かれたスキャナー「DS-530」で、スキャンしています。スキャンが終わると文書は診療記録の統合管理システムに保存されるので、元の文書は患者さまに控えとしてお返しします。クリニックでは診察や検査などの待ち時間を少なくすることが重要ですが、DS-530は操作が簡単で素早くスキャンできるので、特に患者さまが多いときに助かっています。保存された文書はすぐに診療記録の統合管理システムから呼び出せるので、たとえば検査科から投薬についての問い合わせがあったときは、検査科と看護師でダブルチェックが可能になります。また、手術のための何種類もの同意書も、病棟とダブルチェック可能です。また、初診の患者さまの紹介状や診療情報提供書は地域医療連携室でスキャンされ、その情報を診察室ですぐに確認することができます。医師も事前に情報を得られるので、診察のスピードが向上し、待ち時間を減らせるのはありがたいですね。診療記録の統合管理システムは診察・検査のスピードアップ、確実で安全な医療の提供に役立っていると感じています。
社会医療法人 宏潤会
だいどうクリニック
地域チーム医療・教育センター
在宅診療部
小津 美智子 氏
在宅医療において患者さまのお宅に訪問する際、エプソン製のモバイルプリンター「PX-S05」とノートパソコンを一緒に持っていきます。PX-S05はコンパクトで軽く、カバンにも楽に収まります。バッテリーを内蔵しているので訪問先でコンセントをお借りする必要がないのがいいですね。導入以前、医師は訪問先で処方箋をプリントできなかったので、クリニックに戻ってからプリントし、それを私たち看護師が院外薬局にFAXし、処方箋の原本を郵送するという作業が必要でした。また注射箋などは医師が口頭で指示した薬剤を私たちが伝票に起こし、薬局に伝票を渡して受け取っていました。導入後は訪問先でプリントできるのでそうした作業の必要がなくなり、非常に助かっています。
看取りの際には、その場で死亡診断書をお渡しできるので、これまでのように患者さまのご家族に改めて病院へ取りに来ていただくこともなくなりました。
また、患者さまが別施設などに入られる際に必要な診療情報提供書もその場でプリントできるため、患者さまの状態を診ながら作成し、お宅に置いてくることができます。おかげで確実で効率的な引き継ぎができます。さらに、診療情報提供書に添付する画像をカラープリントできるのも便利ですね。効率が上がり、時間に余裕を持って業務に当たることができるので、よりきめ細かいケアができるようになりました。患者さまにとっても、医師にとっても、看護師にとっても大きなメリットが生じていると思います。
ご導入ポイント |
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ご利用メリット |
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エプソンインフォメーションセンター
050-3155-8077
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