SurePress

導入事例 株式会社カナエ様

株式会社カナエ様

1971年創業以来、包装資材と、ラベル生産の2本柱で地域のお客様のビジネスに貢献、2008年にデジタルラベル印刷機を導入、短納期・小ロットへの対応、工場の生産性向上に取り組む。主なお客様は地元の食品加工業・工業製品加工業。

株式会社カナエ様

■SurePress導入実績
2014年 L-4533AW
2019年 L-4533AW

株式会社カナエ様

導入事例を動画でご紹介

SurePress導入事例紹介 株式会社カナエ様

お客様インタビュー

10年前にSurePressを導入。その後、レーザーダイカッターも含めたデジタル機器を顧客のニーズに合わせて増設。
使い分けノウハウの構築で幅広い用途のラベルの生産が可能となり、営業力の強化につながっている。

導入の経緯

会社の設立から現在の事業内容

弊社は昭和46年、パッケージ商社として創業。昭和54年に恩田製作所平圧機、OMP-250を導入し、シールの生産を開始しました。
2014年にはの清算にもL-4033AWを導入、2019年にはL-4533AWを増設し2台を保有しています。そのほかにもUVインクジェット方式とトナー式を2機種導入しジョブ内容に応じて使い分けています。抜き加工では、レーザーダイカッターをロール方式、シート方式と保有しており、アナログでは加工できない高付加価値商品の生産にも注力しています。
主なお客様は地元の食品加工業系で、創業以来、包装資材の加工と、ラベル生産の2本柱で地域のお客様のニーズに応えています。

印刷工程イメージ1

印刷工程イメージ2

印刷工程イメージ3

デジタル機を複数機種導入している理由

大ロットへの対応・工業ラベルへの対応など用途に応じ、徐々にデジタル機を増やしていった

主に2つの狙いがありました。

1つ目はエリアの特性に合わせた設備投資という面です。長野市にはラベル印刷業者が少なく、横持ちができないので自社ですべて設備をする必要がありました。製版から印刷、抜き、箔・エンボスなどの特殊加工、検品などの工程すべての機器が必要です。

写真入りの高画質なラベルを生産するにはオフセット印刷機が必要ですが、当社の規模では1億円近い設備投資はリスクが高く、なかなか決断ができませんでした。そこにハマったのがSurePressです。オフセット印刷に近い品質でありながら、比較的低予算で導入できました。その後、大ロットへの対応・工業ラベルへの対応など用途に応じ、徐々にデジタル機を増やしていきました。

2つ目は深刻化する人手不足への対応です。SurePressを初導入した10年前はここまで深刻化することは予測していませんでしたが、当時から製造部門の応募は少なく、アナログ機をオペレーターが使えるようになるまで3年かかかるのを待っていられない状況でした。これはスキルレスの運用でカバーするしかないなとデジタル機の活用を積極的に考えるようになりました。

初号機にSurePressを選択されたきっかけ

2008年にSurePressを見て、スピードは遅いけど幅方向に面付すれば問題なく使えそうだというイメージがわき、オフ品質の印刷機が欲しかったのもあり、導入を決めました。

デジタル機の使い分けについて

基本的に、5000枚程度でアナログ機かデジタル機どちらにするかが決まります。10000枚であってもモノクロ1色でバーコードがあるとレーザーで印刷します。ロットが大きくても特色の色合わせに時間と調整用の材料が多くかかることが想定されると、デジタル機に回すこともあります。綺麗に出るならコスト高になっても、デジタルでOK。ジョブごとにインクツボを洗浄したり版を貼りかえる時間、作業者の負担を考えるとデジタルは効率が良い。デジタル機が入ってから、生産現場からは作業が圧倒的に楽になったと言われますし、生産量は同じでも、実際残業も減りました。生産方法の選択肢が多いとお客様への提案も積極的にできますし、急に入ったジョブも迅速にこなせる対応力があがりました。色々なテクノロジーのデジタル機があるのはメリットだと感じています。

SurePressのメリットは?

SurePressの安心感は圧倒的です。紙をセットし、印刷設定などをして、スイッチを押せばあとは見ていなくてもいいという点が挙げられます。色がブレることはないですし、搬送トラブルで止まることもありません。2台のSurePressを1人のオペレーターが担当し、抜き加工まで行っています。
印刷が効率よくできても、後加工機はデジタル化・省人化がまだできていないので現在のSurePressの速度は毎分3.6m、そんなに遅くない。SurePressを入れると決まった時はアナログ機のスピードと比較してしまい、現場からは遅い!速いものがいい!という声もありましたが、活用してみて印刷スピード以外の部分、ジョブチェンジが手早くできる、色合わせが楽で速いなど、トータルで考えると効率的に動かせています。
希望を言うと今の画質で毎分10m程度にスピードが上がるといいなと思っています。安定稼働ができ、1人で複数台担当できるメリットは経営者として非常に魅力的です。

作業風景イメージ1

作業風景イメージ2

作業風景イメージ3

デジタルでの今後の取り組み

自社がデジタルに取りくみ始めて10年になります。
導入しているデジタル機も多く、使いこなしのノウハウが強みになって生産能力は向上しました。
一方で、デジタルとアナログが混在する工場の最適な運用については突き詰めてきませんでした。
各印刷機の担当者の作業を1日ビデオ撮影し、無駄や無理な作業はないか?他の業務との連携はうまくいっているか?等を再考する取り組みを始め、多くの気づきがありました。
先ずは自社の改革をすすめ、将来はこれらの体験ノウハウをまとめ、効率的な工場運営のアドバイスができるようにしたいと考えています。
また、デジタルで工場を省人化し、生まれた余力で我々にしかできない価値「例えば…デザイン力を磨く、自社にかできない商品開発」等にとりくみ、お客様のビジネスに貢献したいと考えています。

まとめ

代表取締役 志川孝之 様

代表取締役
志川孝之 様

会社概要

株式会社カナエ様

代表取締役 志川孝之 様

代表取締役
志川孝之 様

所在地 〒381-0038 長野県長野市東和田892-11
設立 昭和54年6月
従業員数 20名
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