カラーユニバーサルデザインへの配慮

エプソンでは、あらゆる色覚を持った方でも使いやすい、優しい製品作りに向けて製品やソフトウェア等でカラーユニバーサルデザインへの配慮に取り組んでいます。

カラーユニバーサルデザインとは?

カラーユニバーサルデザイン(英:color universal design、CUD)とは、

色の見え方が一般と異なる(先天的な色弱、加齢による白内障、緑内障など)人にも情報がきちんと伝わるよう、色使いに配慮したデザインを言います。

【色弱について】

色感覚は目の網膜にある光受容細胞(S錐体、M錐体、L錐体)の受ける刺激の大きさで認知しています。
一般色覚者(C型)は各錐体細胞を持っていますが、色の見え方が異なる人はM錐体またはL錐体を持っていないあるいはM錐体とL錐体が似通っていることにより色が異なって見えています。
色の見え方が異なる人はこうした色覚の違いによって生じ、M錐体の起因するD型タイプ、L錐体の起因するP型タイプ、S錐体の起因するT型タイプそれぞれで色の見え方が異なります。このような色の見え方が異なる人は日本国内では300万人以上、世界全体では2億人もいるとされています。

色覚のタイプによる色の見え方のちがい

上図はカラーユニバーサルデザイン機構様のホームページより引用。

製品での配慮事例

  • プリント
  • 操作パネル、リモコン、画面表示
  • 本体上の操作部
  • ソフトウェア
カラー出力のプリントは、視認性に配慮しています

ビジネスインクジェットプリンターの事例

色文字の背景に色づけしたり、カラーグラフを網掛けしたりして、カラー出力の視認性を向上させます。

ビジネスインクジェットプリンターの事例

「カラーユニバーサルプリント機能」を使えば、色文字には下線や網掛け処理、色分けされたグラフにはそれぞれのカラーに対してパターン変換処理を施すため、色の見え方が異なる人にも識別しやすいようにプリントすることができます。

(注) カラーユニバーサルプリント機能はエプソン独自の基準で開発した技術であり、全ての色覚の方にとって見やすさを保証するものではありません。
(注) 対応機種:エプソンのスマートチャージ対応モデル(LX-10010MFシリーズ/LX-10020MFシリーズを除く)、PX-M7120Fシリーズ、PX-M7110Fシリーズ、PX-M7050シリーズ、PX-S7120シリーズ、PX-S7110シリーズ、PX-S7050、PX-M6011F、PX-M6010F、PX-M5081F、PX-M5080F、PX-M5041F、PX-M6712FT、PX-M6711FT、EW-M5610FT、PX-S5080、PX-S6710T、PX-M860F、PX-S860、PX-M887F、PX-S887、PX-M886FL、PX-M885F、PX-S885、PX-M884F、PX-S884、PX-M730F、PX-S730、PX-M781F、PX-M780F、PX-M680F、PX-S740、PX-M650F、PX-M791FT、PX-S06W、PX-S06B、PX-S05W、PX-S05B
(注) Windows® のみ対応。対応アプリケーションはMicrosoft® Office 2007/2010/2013。
(注) LX-10050MFシリーズ、LX-7550MFシリーズ、LX-10000R、LM-C6000、LM-C5000、LM-C4000、LM-C400、PX-M8010FX、PX-M8000FX、PX-S8010X、PX-M7120Fシリーズ、PX-S7120シリーズ、LX-10000Fシリーズ、LX-7000Fシリーズ、LX-6050MFシリーズ、PX-M7090FX、PX-M7080FX、PX-S7090X、PX-M7070FX、PX-S7070X、PX-M7110Fシリーズ、PX-S7110シリーズのPS互換言語のドライバーと、PX-M7050シリーズ、PX-S7050シリーズのAdobe® PostScript® のドライバーは除く。