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©Yasumasa Morimura
魔舞裸華視とは?
「まぶらかし」と読みます。「まぶす」つまり「まぜこぜにする」という意味の、森村泰昌による造語です。
メキシコ的なフリーダ・カーロの世界と、日本・東洋などの世界がまぜこぜになった色彩曼荼羅のような世界が、エプサイトの中につくりあげられます。
日本特有の文化から発祥した侘び寂びと、極彩色の目のさめるような色合いとが、まざりあい繰り広げていく、森村泰昌ならではの世界観をお楽しみください。
【作家によるトークショー】
2009年8月29日(土) 17時~18時30分 ゲスト:山口裕美(アートプロデューサー) 進行:本尾久子(キュレーター)
■森村 泰昌 Yasumasa Morimura
1951年大阪生まれ。京都市芸術大学美術学部卒業。1985年、ゴッホの自画像に自らが扮して撮影するというセルフポートレート手法により大型カラー写真を発表。現在に至るまで、一貫してセルフポートレート表現を追求してきた。
1988年のベネチアビエンナーレで、一躍、国際的な注目を集めるようになり、以降海外での個展、国際展に数多く出品している。著作多数。
©Ryu Uchiyama
淡水魚をはじめ両生類・爬虫類、水生昆虫類など「水」に関わる生き物とその環境の撮影をライフワークとして、積極的な活動を行う写真家・内山りゅう。今回の写真展では、内山が捉えた生き物たち(カエル、トカゲ、ヘビ、カメレオン、カメなど)の多彩さや造形的な面白さにクローズアップし、グラフィックアートのような楽しい生き物の世界を展開いたします。それは今までに見たことのない生き物たちが織り成す不思議な世界です。美しい色彩や、かわいらしい表情を見せてくれるカエルたち。色の鮮やかさもさることながら皮膚の質感にもあっと驚かされるカメレオンたち。そして悪者として扱われることの多いヘビの驚くべき生態など、生き物の神秘的な姿をインクジェットプリントにて精細に描写しました。迫力ある生き物たちの姿を、是非ご家族そろってお楽しみください。
会場内に設置されたエプソンプリンター「カラリオ ミー」で内山りゅう作品をKGサイズで出力しよう!カラフルな生き物たちを写真用紙クリスピア<高光沢>にプリントして、その場でお持ち帰りいただけます。(お1人様1枚)
【作家によるギャラリートーク】
2009年7月30日(木)・31日(金) 14時~
2009年8月1日(土) 13時~/15時~
■内山 りゅう Ryu Uchiyama
1962年東京生まれ。写真家。東海大学海洋学部水産学科卒業。淡水魚をはじめ両生・爬虫類、水生昆虫類など「水」に関わる生物とその環境の撮影をライフワークとしている。とくに淡水にこだわり、図鑑や写真集などを精力的に発表する。水や自然、生き物に関するテレビ番組の企画・出演も多く、講演活動も行っている。1999年、住まいを和歌山県白浜町に移し、“清らかな水”を取り巻く水環境にレンズを向け、創作活動を続けている。
©Ken Okamuro
森山大道が第5号まで刊行した自費出版誌『記録』は、2006年に、再び第6号より復刊されました。この雑誌は、東京、大阪、ヨーロッパなど、森山の訪れた街の路上で、日々撮影されていくモノクロームのスナップショットで構成されており、近く12号の続刊が予定されています。
本展は、6号から11号までの『記録』に掲載された作品をモチーフに、若いクリエイターたちが自由なコラボレーション・ワークを試みるという、これまでに例のない新たな形のプロジェクトです。作品はEPSONインクジェットプリンターで出力する、という唯一の条件のもと、写真の選定もロゴもコピーも写真画像の加工も自在。組作品あり、単作品あり、サイズも自由。ほとんどが70年代半ば以降の生まれであるクリエイターたちが、森山の写真と共振し対抗しながら生み出していく、斬新な発想をお楽しみください。
■東 信 Makoto Azuma
2002年より花屋を営み続け、現在は、オートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」を構える。傍ら、数々の個展で作品を発表。その活動は、花と植物のみが有する神秘的な形態を、美的なレベルに変換し表現しようとする探究心に貫かれている。1976年、福岡生まれ。
■岡室 健 Ken Okamuro
グラフィックデザイナー。HAKUHODO DESIGN勤務。太陽を連想させる光と、光の生成するナチュラルなシルエットが織りなすデザインワークは、清澄な空気感に満たされている。1976年東京生まれ。
■川名 潤 Jun Kawana
エディトリアル・デザイナー。対象のモノとしての存在感をひきだし、触感を刺激する。雑誌、書籍、写真集など紙メディアのデザインを中心に活動。1976年生まれ。
■喜田 夏記 Natsuki Kida
映像作家、Art Director。精緻に紡がれる奥深く魅惑的な映像作品の数々は、作画、美術制作、合成グラフィック、アニメーション、編集まですべてを自らこなすことによって生まれる。1976年生まれ。東京都在住。
■軍司 匡寛 Masahiro Gunji
グラフィックデザイナー。大学で映像を学んだ後、2002年、日本デザインセンター入社。小磯デザイン研究室に所属し、文字の歴史を独創的な視点から探求する新しい研究に携わる。1978年、福井県生まれ。
■斎藤 彩 Aya Saito
画家。1981年生まれ。神奈川県在住。2003年から現在にいたるまで、主に油絵具を使いながら、自宅のアトリエで楽しみながら大量の絵を間断なく描きつづけている。カラーイメージングコンテスト2008勝井三雄賞受賞。
■ベラ・ジュン JUN VERA
一級建築士。1976年、 ベネズエラ生まれ。1986年に来日。2002年、ISSHO Architectsを共同設立。インテリアや住宅、複合ビルまで、有機的な生命力あふれる設計デザインを展開する。
■ヤング アンド ロボット YOUNG AND ROBOT
石黒景太、工藤キキのクリエイティブ・ディレクションを中心としたユニット。2007年スタート。CDジャケット、DVD等のパッケージデザイン、書籍の装丁、写真集のアート・ディレクション&デザインをはじめ、アパレルブランドのシーズン・カタログやテキスタイル・デザインなどを手掛けている。
■森山 大道 Daido Moriyama
現在日本を代表する写真家の一人として、世界各都市における数多くの個展などを通し、第一線の活動を続けている。近作写真集に、『光と影(復刻版)』(講談社、'09)『S’』(講談社、'08)『ハワイ』(月曜社、'07)『凶区』(朝日新聞出版、'07)『記録』(akio nagasawa publishing、'06~)、対談集・エッセイ集に『森山大道、写真を語る』(青弓社、'09)『写真との対話、そして写真から/写真へ』(青弓社、'06)他、著作多数。1938年大阪生まれ。
©Osamu Funao
石仏や五輪塔などが数多く残存し、さまざまな祭り、民族行事が地域ごとに伝承されている国東半島。ここは千数百年ほど昔から、六郷満山文化と呼ばれる古代仏教文化が栄えた地であり、東の比叡山と並ぶ日本文化の発信地であった。山麓や中腹には当時、六十を越す天台宗の寺院が建立され、その多くは現在も残存し民衆の祈りを受け止めている。そのほかにも山中に磐座や修行場などの霊場は数え切れないほどある。また、全国の八幡信仰の総本山である宇佐神宮がこの半島の付け根にあり、国東半島はその神領と位置づけられていた。
国東半島では日本にもともとあった原初的な山岳信仰と大陸から渡来した天台密教を中心とする仏教思想が融合し、さらには八幡神をも取り入れる形で、渾然一体となった独特の信仰が発展していった。このような民衆の信仰の成立過程に、現在の日本人の心に深く根ざしている宗教観の原型をみることができる。この展覧会では日本文化の古層、日本人が持っている遺伝子に刻み付けられた信仰心というものの正体を表現する。
【作家によるギャラリートーク】
2009年4月18日(土)13時~/15時~
■船尾 修 Osamu Funao
1960年兵庫県神戸市生まれ。写真家。大分県立芸術文化短期大学非常勤講師。
アフリカとアジアをフィールドに環境・文明・民族の視点から人々の多様な文化や暮らしを撮り続けている。「地球と人間の関係性」が最大のテーマ。最近ではエチオピアの半農半牧民ハマルや、南アフリカのエイズ問題、パキスタン大地震などを取材した他、インダス川流域に暮らす民族と風土を継続的に撮影している。
また先鋭的なクライミングやアフリカの知られざる山などに足跡を記す登山家としても知られている。
2001年から大分県の国東半島に移住し、米を作りニワトリを飼うなど自給自足生活を試みながら、日本人の心の原郷を作品化する仕事にも取り組んでいる。
著書に「アフリカ 豊穣と混沌の大陸(全2巻)」、「循環と共存の森から」、「UJAMAA」などがある。
©Naoki Honjo
ミニチュアのように人工的な造形物としてとらえられる風景は、都市が人によってつくられたものであることを、再認識させてくれる。見る者の幼心を揺さぶる写真の持つチャームは、多くの人々の目を楽しませ、ファースト写真集『small planet』は、写真集としては異例の数万部にのぼるベストセラーとなった。2006年、同書で、木村伊兵衛賞を受賞した本城直季は、その後も、4x5カメラによるあおり(フィルムに対してレンズの角度をずらして撮影すること)を生かした、魅力的な作品を発表しつづけている。
今回、エプサイトで初展観する、「ここからはじまるまち Scripted Las Vegas」では、ここ数年来、ケニアやハワイなどで取り組んでいる、ヘリコプターからの空中撮影によって生まれた。あおりの効果はより高い場所で発揮されるため行き着いたのが空中撮影だったのである。
1936年に完成した、ラスベガス東南35kmに位置する巨大なフーバー・ダムから供給される水は、アメリカの都市開発の源流である。このダムの水は、砂漠を通過し、街の中心部を囲い込む整然と区画整理された住宅地を潤して、ラスベガスの賑わいをささえている。ある意味で、アメリカの象徴的な開発スタイルを遂げた街づくりの過程を、本城は、ヘリの上で辿り、俯瞰の風景を撮りおろしたのである。
広大な自然と、華やかな街づくり、そこで働く人々の居住地。それぞれの明快な境界線を描くラスベガスは、本城の視覚を得ることによって、壮大な街づくりの全容を現し、リアルなライヴ感をあふれさせる。
■本城 直希 Naoki Honjo
1978年東京生まれ。東京工芸大学大学院芸術研究科メディアアート終了。
2006年、初作品集『small planet』(リトルモア刊)により、第32回木村伊兵衛賞受賞。
本展では、最新作である、ラスベガスを都市の成り立ちを追いながら空撮した作品約30点を発表。2003年エプソンカラーイメージングコンテストスチューデント賞。
©Jun Morinaga
「ドブ河」にしても「波」にしても、その印象は華やかなものとは程遠い。ところが、それらの事物が写真として新たな命を得た途端、生き生きとしたイメージが湧き上がり、本来の事物を越えた何かを感じさせるものに変貌する。
「ものを見る」とはどういうことなのか……。
写真に対する根源的な問いを、森永純は静かに語りかけてくる。『揺れているものを瞬間で表現する写真』
もしくは『瞬間で表現する写真自体が揺れているものである』ともいえるのかもしれない。
本展は「河」、「波」、「水滴の風景」の3部で構成。
モノクロプリントによって静かに展開される森永純の世界。自由に想像力を馳せてみてほしい。
■森永 純 Jun Morinaga
1937年長崎生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。W・ユージン・スミスの助手を務める。個展に、1969年「モーメント・モニュメント」、1975年「波-海」など。1980年、写真集『河・累影』出版。以後、ニューヨーク、ベルリンにて個展開催。日本写真批評家協会新人賞、日本写真協会年度賞を受賞。東京都写真美術館、カナダ・ナショナルギャラリー、サンタバーバラ市立美術館、北海道立釧路芸術館などにコレクションがある。