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エプサイトギャラリー
『海のほとり』
この度、エプサイトギャラリーでは、写真家・岡嶋和幸氏による写真展『海のほとり』を開催します。
岡嶋氏は世界を旅し詩情豊かな作品を数多く発表してきましたが、本展覧会では氏にとって子供のころから身近な存在である「海辺」をモチーフとして取り上げます。島国である日本は四方を海で囲まれ、人々の暮らしにとって海は切り離せない存在です。岡嶋氏はそうした海と人々の関係性をライフワークとして写真に記録しています。
<ステートメント>
日本は四方を海に囲まれた島国。海は私たちの暮らしと切り離せない存在だ。外国人旅行者の中には、来日して初めて海を見た人もいるという。日本はその独特の地形ゆえに、たとえ山間部で暮らしていても数時間もすれば海岸線にたどり着く。インフラも整備され、ひと昔前より気軽に足を運べるようになった。
私は海からそれほど遠くない場所で生まれ育ち、現在も潮風が漂う場所に住んでいる。だからなのか、旅行先は海辺の町を好み、たとえ遠回りでも海岸線に沿って移動する。気候や地勢の影響を受けるなど、海辺の景色は地域によって特色がある。そのありさまを観察するのが好きだ。
外国の海辺は異国情緒があってとても絵になる。足繁く通ったお気に入りの場所もあるが、その光景はインターネットでも味わえる時代。わざわざ行かなくてもよいのだと思うようになり、見慣れた日本の海辺にあらためて興味を覚えた。いまの情景を眺めてみようと、身近なところから海岸線に沿って歩き始めた。
岡嶋氏が創り上げる新しい作品世界にご期待ください。
岡嶋氏インタビュー
本展覧会の作品の内容や展示のみどころ、プリントに対するコメントなどの制作エピソードをご紹介しております。
(注)本サービスは、YouTube™のサービスを使って提供いたします。
1967年福岡市生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「ディングル」「風と土」のほか著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」「潮彩」「学校へ行こう!ミャンマー・インレー湖の子どもたち」「九十九里」「風と土」などがある。