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エプサイトギャラリー
近年、私たちを取り巻く環境は、自然変動、コロナ禍、デジタル化の加速によるコミュニケーションのあり方など生活環境が急激に変化しています。それにともない、人々の意識や行動、社会活動はサスティナブルで心豊かな変革が必要となっています。
本展覧会では、ファッションデザイナー/アートディレクターの鷺森アグリさんが「自然をインストールする」をテーマに、インクジェットプリントによる様々な作品を制作しました。「ROOM」、「SHOP」という2つの空間で、コロナ禍で失われた春をイメージした室内装飾やソーシャルディスタンスコミュニケーションをデザインしたパーテーションの新たな可能性を作品として表現しています。鷺森さんの思考や創作プロセスにより、具現化された繊細で鮮やかな2つの世界に入り込み、手で触れて、マテリアルの細部まで体感いただけます。
アナログからデジタルへシフトした高精細な印刷技術は、紙以外の様々なマテリアルへと広がり、パーソナライズなどの小ロットニーズへの対応も可能にします。従来のアナログ技術を知る鷺森さんが、クリエイティブや職人の未来のあり方を思い描きながらアプローチした表現を、これからのニューノーマルとして感じていただけることでしょう。
デザイナーが思い描く世界とインクジェット技術が可能とする世界が融合した展覧会を、どうぞご覧ください。
本展覧会では、エプソンのSureColorシリーズ、新商品使用し、作品を制作しています。
展覧会に作品を提供していただいた、ファッションデザイナー/アートディレクターの鷺森アグリさんによるオンライントークイベントを行います。
展示作品のコンセプトやこだわり、制作過程をデザイナー本人から伺いながら、紙以外のプリント技術で作れる世界観についてお話を伺います。
ミシンメーカーJUKIの職業用ミシン SL-700EXを使用して、実際に縫製しエコバッグを制作いただくワークショップです。
鷺森アグリさんデザインの模様を、エプソンプリンターで出力後生地に転写し仕上げたオリジナルのテキスタイルを使って制作いたします。
無地の布マスクに、エプソンプリンターで出力した模様を転写し、オリジナルマスクに仕上げていただくワークショップです。転写する模様は、鷺森アグリさんデザインの模様を使用します。
ファッションデザイナー/アートディレクター
1985年 大阪生まれ。2008年 AW collectionでAGURI SAGIMORI デビュー。
2010年 SS collectionにてパリ合同展示会参加。
同年、毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞 受賞。
2016年 AW collectionより、agrisとしてリスタート(AGURI SAGIMORIより改名)。
同年、鷺森アグリを中心としたクリエイティブプロジェクトabooksをスタート。
2019年 ショーウィンドウや館のビジュアル、ショップ施工などの美術制作も手がける。