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エプサイトギャラリー
『世界の楽園・奄美 沖縄』
この度、エプサイトギャラリーでは、本年7月にユネスコ世界自然遺産に登録された奄美・沖縄地区の豊かな自然を捉えた三好和義写真展『世界の楽園・奄美 沖縄』を開催します。
三好和義氏は「楽園」をテーマに世界各地を旅し、美しい自然風景をあざやかに捉えた作品で広く知られる写真家です。
近年では社寺や仏像など日本の美や精神文化をテーマとした作品にも意欲的に取り組んでいます。本展の撮影地、奄美・沖縄地区は、島々が成立するまでの過程で独自の進化を遂げてきました。
動物も植物も世界的に稀有な固有種が数多く生息する生物多様性と、貴重な生態系を有することが高く評価され、本年7月、ユネスコの世界自然遺産に新たに登録されました。
日本国内の世界自然遺産としては、1993年の屋久島(鹿児島)と白神山地(青森、秋田)、2005年の知床(北海道)、2011年の小笠原諸島(東京)に続き5番目の登録地となります。
三好和義氏は、これまでに日本国内の世界自然遺産すべての地を撮影し、写真展や写真集の形で発表してきました。今回、10年ぶりに日本における世界自然遺産の登録地となった奄美・沖縄地区は、三好和義氏の過去40年に及ぶ「楽園」シリーズの原点ともいえる場所です。青く輝くサンゴ礁の海、亜熱帯の森が育む豊かで独特な自然の形、独自の環境に適応し密かに生きながらえてきた生命たちなど、世界中の楽園を見続けてきた三好和義氏にとっても、奄美・沖縄地区は常に心を強く惹きつけられてきた特別な場所です。
本展では、エプソンのさまざまなプリントテクノロジーを用いて、三好和義氏の捉えた奄美・沖縄の美しい自然の姿を表現。写真高画質プリントの他、布やアクリルなどの素材を用いた写真作品も交え、新しい自然遺産の姿を、エプサイトならではの展示表現で体験いただく写真展となります。次世代へ受け継ぎたい美しい自然と貴重な生態系を有する、奄美・沖縄。三好和義氏の捉えたその楽園の姿を、ぜひご鑑賞ください。
三好和義写真展『世界の楽園・奄美 沖縄』 オンライン・トークイベント
本展の作品解説や展示のみどころなどについて三好和義氏が語ります。撮影時や展示作品制作時のエピソードを交えてお話いただきます。
三好和義氏が写真展にに先駆け、本展のテーマやみどころをご紹介します。
2021年10月10日(日)に開催されたオンライントークイベントをダイジェスト版でご紹介します。
(注)本サービスは、Vimeoのサービスを使って提供いたします。
1958年徳島市生まれ。中学の時に本格的に写真を撮り始める。
14歳の時に単身、沖縄先島へ撮影旅に出かける。
以降、夏休みごとに撮りためた作品で、ニコンサロンで個展を開催。
17歳での開催は現在でも残る最年少記録。東海大学へ進学。
大学進学と共に本格的にプロ活動を開始。雑誌「BRUTUS」などで南仏やアカプルコなどの取材旅を経験する。
27歳で初めて出版した写真集「RAKUEN」で木村伊兵衛賞を受賞。これは当時の最年少記録。
以降「楽園」をテーマに世界中で撮影。出版した写真集は60冊を超える。
近年は日本文化をテーマにした作品も多く、近刊は小学館初めての超大型本「SUMO BOOK」での「東大寺」(価格396,000円/税込み)。