黒瀬 ミチオ | Michio KUROSE

『Mosir -Landscape of-』

  • 会期:2022年6月24日(金)~7月6日(水)
  • 時間:11:00~17:00
  • 休館:日曜日
    • (注)状況により会期・開催時間が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

本作は、エプサイトギャラリー2021年度第2期公募展応募作品から選出された作品のひとつです。

作者は北海道に生まれ育ち、活動を続ける写真家です。自身にとって原風景と言える北海道の大地をモチーフとして作品を制作しています。

「目の前に広がる風景には、その土地が積み重ねてきた過去の長大な時間の記憶が刻まれている。だからこそ、その場に立つ人々は心を動かされるー」
Landscape(ランドスケープ)をそのように解釈する作者は、アナログとデジタルを融合させた独自の手法で撮影とプリントを行い、唯一無二の風景写真を創り上げています。その土地に流れる時間と空気を柔らかくまとったような独特な描写で、新しい風景写真を予感させる作品となっています。

風景写真の解釈と手法を新たに試みた本作の、美しく確かなプリントの存在感を、エプサイトギャラリーでどうぞじっくりとご鑑賞ください。

▶ 作品紹介
『Mosir -Landscape of-』


北海道に住む少数民族「Ainu」は、自分たちの土地のことを「Mosir」と呼びます。
彼らの「土地、大地」を意味する「Mosir」は、過去からの積み重なり、現在そして未来へと繋がって行く空間を表しているようです。これは私が理解する「Landscape」の意味と重なります。
この作品は、「Ainu」の人々の「Mosir」が持つ概念に触発され再発見した私の「Landscape」を表現したものです。

黒瀬 ミチオ

黒瀬 ミチオ

黒瀬 ミチオ | くろせ みちお

プロフィール
北海道出身
2002年 「Espas gris」コダックフォトサロン
2006年 「きのう雨が降った Ⅰ」コダックフォトサロン
2009年 「きのう雨が降った Ⅱ」コダックフォトサロン
2019年 「Mois de la en Nievre 2019」 グループ展
2016年  International Photography Awards 「Story in A Forest」入選
2017年  MONOVISION Photography Awards「Series, Landscapes,2017」 入選