- 製品情報
-
- 個人・家庭向けプリンター
<用途から選ぶ>
- <カテゴリーから選ぶ>
- 法人・業務向けプリンター・複合機
- 産業向けプリンター・デジタル印刷機
- 消耗品
- 産業向け製品
- <インクジェットソリューション>
- 個人・家庭向けプリンター
エプサイト
『フォーエバー・ヤング』
第4回 epSITE Gallery Award 受賞作品
この度、エプサイトギャラリーは松本真理 写真展『フォーエバー・ヤング』を開催いたします。
本作は、エプサイトギャラリー2023年度公募展応募作品の中から、最も優れた作品として第4回「epSITE Gallery Award」に選出されました。
▶ 作品紹介
『フォーエバー・ヤング』
思春期と呼ばれる世代に魅力を感じ、10年ほど前から撮り始めた10代前半の子のポートレート。
しかし、コロナやフィルム価格の高騰や友人の死や何やらとネガティブな要因が重なり、気持ちが負けてしまって数年ほど中断していたが、結局それらがまた縁と活力をもたらしてくれて再会することが出来た。
もうすでに成人した子も写真の中の姿は中学生のまま初々しい透明感を放っている。
まるで昨日の出来事のように、写真の肖像と亡き人の共通項は永遠にそこから年を取らずに記憶や記録となる事を感慨深く思うようになった。
人は日々老いて死に向かう運命なので、若い人や若々しい人に希望を感じるのは人間の本能であるという。
そうすると、私が10代の子を撮り始めたのも普遍的で自然な行為かもしれない。
希望が見出しづらくなった世の中に希望を求めて。
松本 真理
▶ 選考委員コメント
鈴木 理策氏(写真家)
被写体となっている人物の、少し面倒くさそうだったり、作者に対する僅かな不信感があったりする様子が、写真に表れているのが何とも絶妙。作者は、被写体に興味があるのだと思うが、撮影時の会話や、そこで生じる何とも言えない緊張感といったものを、自覚的に楽しんでいるのではないかとも思う。撮り方の面白さと、写っている人の存在感、そのいずれかが主張するのではなく、どちらにも転ばずに上手くバランスしていることも面白く感じる。
本尾 久子氏(インディペンデント・キュレーター)
しっかりと撮影してプリントする過程で、レンズの先の人物と自分(作者)自身に対する誠実さが増幅されている。SNS等にあふれだしていく写真と対照的といっていいような、コミュニケーションの重さがある。撮るほうも撮られるほうも素で向き合っている印象を受けた。想像だが、双方になんらかの約束ごとがあったはずで、たとえそれが暗黙の了解であったとしても、10代の繊細な感覚に納得を与えるなにかが作者にあるのではないかと思う。作品に映しこまれた人物像を通して、コミュニケーションについて考えさせられた。
エプサイトギャラリー公募展
選考委員とエプサイトが協議の上、応募作品の中から優れた作品を選出し、開催する展覧会です。
2003年 B-semi Learning of System 終了
個展
2012年 「チャイニーズ・ドリーム」コニカミノルタプラザ(東京)
2014年 「思春期」GENBAGEN(神奈川)
2015年 「1192」ギャラリー蒼穹舎(東京)
2016年 「ひゃくやっつ」ギャラリー蒼穹舎(東京)
2017年 「みんな、フィデルの子」ギャラリー蒼穹舎(東京)
グループ展
2013年 「2013年ヤングポートフォリオ展」清里フォトアートミュージアム(山梨)
2015年 「2015 Taiwan photo」新光三越(台北市、台湾)