堤 智世 | Tomoyo Tsutsumi

『New cosmo in my room』

  • 会期:2024年1月9日(火)~1月20日(土)
  • 時間:11:00~18:00
  • 休館:日曜日
    • (注)状況により会期・開催時間が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
    • (注)会期中、エプソンスクエア丸の内施設内で音を伴うイベントを開催することがございます。あらかじめご了承ください。
    • (注)出展作家不在の際、当館で作家への贈り物や祝花等のお預かりはいたしかねます。

この度、エプサイトギャラリーは堤 智世写真展『New cosmo in my room』を開催いたします。
本作は、エプサイトギャラリー2023年度公募展応募作品から選出されました。

▶ 作品紹介
『New cosmo in my room』


私は現在、都心のほぼ星も月も見えない北窓の部屋で毎日を送る、日本で一番宇宙から遠い人間である。
本作品はこのハンデを逆手に取ってあえてこの一番遠い場所のみで制作を行なった。家にあるものを駆使して自分の想像下の宇宙を生み出し、宇宙との接点を作ろうとした実験作品である。

堤 智世

▶ 選考委員コメント

鈴木 理策氏(写真家)
コロナ禍で家の中にいる時間が長かったために、より遠い所を表現しようと考えたという作者の発想に面白さを感じた。しかも、その表現のために身近な食材などを活用している点も面白い。作品全体を見渡すと、作品には最低限のキーワードが示されているだけであり、その多くは見る側の想像力に委ねられている。写真を見るときに、想像力でかなり多くの部分をカバーしていることを、改めて実感させてくれた作品だ。

本尾 久子氏(インディペンデント・キュレーター)
写真と空想力を駆使して、事実と虚構のボーダーラインを追求している。宇宙空間を、コロナ禍などで閉じられた生活空間と、独自のイマジネーションによってリンクさせている点に時代を感じた。作品のほとんどは、さまざまな素材を活用しているのだが、その中である種違和感を感じたのは、地球儀や天球儀を用いた写真のストレートさ。フォルムの美しさに惹かれたのもあるが、地球儀の中心がなぜオーストラリアなのか?そのあたりを含め、見る者に、自由な想像の余地を与えてくれる楽しい作品だ。

エプサイトギャラリー公募展
選考委員とエプサイトが協議の上、応募作品の中から優れた作品を選出し、開催する展覧会です。

堤 智世

堤 智世 | つつみ ともよ

1992年 京都府出身
2018年 日本写真映像専門学校夜間部卒
2018年 代官山スタジオ入社
2021年~  堀越照雄氏に師事
Grants/Awards
2022年  IMA next "FASHION" Grand prix
IMA next "DAILY" Short list