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エプサイト
~浮世絵からミライへ ながれうごくアートをあそぼう~
この度、エプサイトギャラリーでは、美術館所蔵作品をデジタルアーカイブ化し、最新テクノロジーで楽しむ体験型の展覧会を開催します。
江戸時代の浮世絵と現代デジタルアートが融合した、新しいアート体験をお楽しみいただけます。
本展覧会では、「水(流体表現)」をテーマにした二人のアーティスト作品が登場します!
【作品】
アーティスト・中山晃子氏「Alive Painting」
浮世絵師・葛飾北斎「神奈川沖浪裏」
インタラクティブな作品も多く、子供から大人まで楽しめる内容となっています。
素敵な夏の思い出に、アートを楽しむ予定を加えてみませんか。ぜひ、ご家族でも足をお運びください。
【展覧会コンテンツ】
1.アート×インタラクティブコンテンツ体験
・波の中に入る3D体験「Immersive: The Great Wave」
葛飾北斎の有名な作品「神奈川沖浪裏」の世界に入りこみ、あなた自身が波の形や速度を自由に変えることが出来ます。北斎の描くダイナミックな波の様子を立体的に感じ、まるで海の中にいるような感覚を味わってみましょう。
・自分でアート作品を創る「Live Painting Digital Duo」
中山晃子氏の確立したスタイルである「Alive Painting」の作品を下地に、あなた自身が体を動かすことでインクなどさまざまな画材がスクリーンに出現します。作品体験を通じて、魅力的な流体表現やアートを見る愉しさと描く悦びを再発見できます。
2.アート×アプリ体験
タブレットで楽しむ「神奈川沖浪裏による重ねほん体験」
神奈川沖浪裏の版画をタブレット上で分解し、ひとつひとつの版を好きな位置・色・大きさで摺り重ね、自分だけの版画制作を体験できます。できあがった作品は複製画の隣にプロジェクションマッピングで投映され、オリジナルの複製画と並べて鑑賞できます。子供・大人を問わず多色摺りの楽しさ・奥深さが思う存分楽しめます。
大きな波、朝や夕方の空、鮮やかな景色、あなただけの神奈川沖浪裏を作ってみませんか。
また、昨年好評いただいた作品も一部展示がございますのでぜひお楽しみください。
© Haruka Akagi
画家。液体から固体までさまざまな材料を相互に反応させて絵を描く「Alive Painting」というパフォーマンスを行う。あらゆる現象や現れる色彩を、生物や関係性のメタファーとして作品の中に生き生きと描く。さまざまなメディウムや色彩が渾然となり変化していく作品は、即興的な詩のようでもある。近年では Ars Electronica festival(オーストリア リンツ)、MUTEK モントリオール、Tokyo 2020 オリンピック閉会式等。
デジタルアーカイブ化で広がる未来
近年、博物館や美術館ではデジタルアーカイブ化が急速に進んできています。これは単なる資料のデジタル化に留まらず、情報発信、教育、研究、地域活性化など、さまざまな分野で新たな価値を生み出す重要な取り組みです。さらに、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)技術を活用することで、作品の歴史や背景をより深く理解できるコンテンツの開発も進んでいます。
このようなデジタルアーカイブ化とその活用は、博物館・美術館や他の施設の未来を大きく変える可能性を秘めています。従来の展示方法では実現できなかったインタラクティブな体験や、まるで作品が目の前にあるかのような臨場感あふれる鑑賞体験は、施設と人々をつなげ、地域や博物館・美術館の活性化に貢献します。
博物館・美術館の魅力を再発見する体験型展示のご提案
各博物館や美術館の資料や作品をデジタル化し、体験型展示を行うことで、作品鑑賞への興味を高めることが出来ます。これにより、新しい魅力の再発見や、新たな来館者の興味を引き出すことが出来ます。体験型展示が来館の動機となり、人々が集まり、地域のまちづくりや観光振興にもつながります。
アンケート・お問い合わせ
展示会や博物館・美術館が保有するコンテンツの活用について、アンケートのご協力をお願いします。
詳細な情報やご相談をご希望の際も、お気軽にお問い合わせください。
〈共催企業紹介〉
株式会社TREE Digital Studio
■「Immersive: The Great Wave」 体を動かす×アートを楽しむ
葛飾北斎「神奈川沖浪裏(英語名:The Great Wave off Kanagawa)」には、富士山・大波・船の3つの要素しかありません。その中でも大波のダイナミックな描写はとにかく見事で、今回の展示「Immersive: The Great Wave」でも体験のポイントになっています。体験者は、まず腕で方向を指し示し、北斎の波を眺める角度を変えることができます。次に、スタジアムの観客席でよくみられる「ウェーブ」の動きをすることで、北斎の波を自在に動かすことができます。波を大きくするには、体を上下に大きく速く動かしてください。このコンテンツは、北斎の作品をより深く鑑賞して欲しい目的で制作しました。自分の体を動かして、まるでゲームをするように北斎の波を身近に感じることで、北斎が描いた理由や時代に想いを馳せてみてください。
遊び方
① 腕で方向を指し示し、北斎の波を眺める角度を決める
② 「ウェーブ」の動きで、波の高さと速さを変化させて楽しむ
③ 自分だけの「The Great Wave」をプリントアウトして持ち帰る
浮世絵の質感を残したままの3DCG制作
Immersive: The Great Waveのひとつめのこだわりポイントは、浮世絵の質感を残したまま3DCG化することです。そのために、波を3つのパートに切り分けて制作することにしました。「ベースの青い線の波+頂点の白い波」「カギ爪の波」「大波の時に出る粒状の波」の3パートを別々のモデリング手法でCG化することで、北斎の世界観を残したままアニメーションさせることができました。船と漕ぐ人もCGで作って動かしていますので、ぜひ、注目してみてください。
大波のダイナミックな動きと体をつなぐ
Immersive: The Great Waveのふたつめのこだわりポイントは、体験者の動きをリアルタイムに波の動きに反映させることです。そのためにカメラで撮影した映像をAIで分析しています。人がしゃがんだり飛び上がったりすると、AIが動作(姿勢の変化)を検知しデータを送ってくれるので、そのデータをもとに波の高さや速さを制御しています。
■Live Painting Digital Duo 感情を表す×アートを描く
画家・中山晃子氏の代表作「Alive Painting」は、手のひらほどの小さな世界に色や性質の異なるさまざまな液体を流し入れ、混ざり合う流体の様子をマクロカメラで撮影、リアルタイムにプロジェクションして鑑賞する絵画です。自然現象の作る渦や液体同士が混ざり反応し合う様子、筆がダイナミックに動くさまなど、画家と科学の即興的なコラボレーションが見所のライブパフォーマンスです。今回の展示「Live Painting Digital Duo」で体験者は、自らの手を使って、中山氏が収録したペインティング映像とコラボレーションし新しい流動を映像の中に巻き起こすことができます。このコンテンツは、普段アートに触れる機会がない人に向けて、描く楽しさを発見してもらうために制作しました。
遊び方
① 手を高く大きく振り、前面の大きな画面に新しい流体を描き入れる
② 流体を描き入れるときの表情で、色彩を変化させる
③ 「オリジナル Live Painting」をプリントアウトして持ち帰る
アーティストのクオリティを体験に変換する
Live Painting Digital Duoのひとつ目のこだわりポイントは、アーティストが描き出す作品のクオリティを損なうことなく、体験のクオリティに変換することです。中山氏の「流体が混ざり合う美しい映像」をベースに、どのように体験を構築していくかの設計部分で試行錯誤しました。当初は、デジタル技術でゼロから流体を生み出すことも試しましたが、最終的にはデジタルによる流体はごく一部にとどめ、大部分を作品から切り出し合成することにしました。
表情とモーションを描画に反転させる
Live Painting Digital Duoのふたつ目のこだわりポイントは、表情とモーションを描画に反映させることです。人が絵画を描くときに、喜びを感じているか悲しみを感じているかで作品のトーンは変わってきますので、それをデジタル上でも再現させようと試みました。AIによる表情分析とモーション検知によって可能にしています。
エプソンアヴァシス株式会社
■アプリを使った「神奈川沖浪裏による重ねほん体験」
多色摺り版画の楽しさをタブレット上に再現しました。版画は1枚1枚の版をどこに・何色で・どんな向きで摺るかによって結果が大きく変わります。タブレットの中で何度でも版を置き、色を重ねてみましょう。
北斎の作品にあなたの感性が混じったとき、いったいどんな作品が生まれるでしょうか?
制作の途中も楽しみつつ、多色摺りの魅力や奥深さの一端に触れてみてください。
♢楽しみ方
タブレットを持ってカメラを作品に向けると体験が始まります。選んだ版は2本指でつまんで動かすと大きさを変えたり動かしたりできるので、いろいろな波を表現してみましょう。版は何回でも使えるので、摺り重ねてみると新しい波に出会えるかもしれません。
出来上がった作品はその場で見せ合ったり、ハガキに印刷して友達にも見せたりしましょう。
♢技術ポイント
カメラに写る北斎の作品をAR(Augmented Reality:拡張現実)技術で認識し、作品がまるでタブレットの中に取り込まれたかのように表現しています。多色摺り版画という伝統的な芸術の1ジャンルに真摯に向き合い、アプリを触る方々の感性を邪魔しないよう、画面デザインだけでなくアニメーションの秒数やレスポンス性などの手触り感に至るまで試行錯誤を繰り返し、丁寧に作り上げました。
関連リンク 上田市立美術館との取り組み
■株式会社パースペクティブ・エンターテイメント
〈各企業への問い合わせ〉
展示会や博物館が保有するコンテンツの活用について、詳細な情報やご相談をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。