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エプサイトギャラリー公募展・epSITE Gallery Award
エプソンイメージングギャラリー エプサイトでは、2017年10月から3月までの期間に
開催された公募展の中から最も優れた展覧会として
池上 諭 写真展「蜜柑が赤く熟れる時分」を選出いたしました。
【プロフィール】 1984年神奈川県生まれ。 |
Gallery
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第1回 『epSITE Exhibition Award』
選考対象写真展
『mirror / river 』津田 隆志 『片品村のカヲルさん』高木あつ子 『中有』道原 裕
『雪の旅 Snowy Jorny』前田 充晴 『果物を育てて』塩原 真澄
『蜜柑が赤く熟れる時分』池上 諭(会期順)
選考委員
北島 敬三氏(写真家) 小高 美穂氏(フォトキュレーター)
さまざまな対象が画面の中心に位置しているが、撮影者の関心はそこにはない。むしろそれらの対象は空虚な中心としてあり、
そのことによって撮影者はもとより、誰しもがこの写真に忍び込むことができる。
また、画面のところどころにデッドブラック(黒く潰れた場所)が突然出現し、これによって解釈行為がつまずき、観者は
無意味という砂漠に孤独に突き落とされる。
この写真を見ながら、私は少しずつメランコリーな気分になっていった。もしかすると、これが彼らの世代にとっての
リアルなのだろうか。
一貫性があり、対象を選び取っていく目の確かさがある人だと思った。
撮ることだけでなく、プリントの仕上げ方や展示のつくり方にも、表現することへの真摯な姿勢と意気込みが感じられる。
ある個人的な視覚の断片をより切実な表現へと昇華させていくために、テーマ性や作家性を今後どう深めていけるかに期待したいし、応援したいと思う。