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エプサイトギャラリー公募展・epSITE Gallery Award
エプソンイメージングギャラリー エプサイトでは、2018年4月から9月までの期間に
開催された公募展の中から最も優れた展覧会として
阿部 祐己写真展「Trace of Mountain」を選出いたしました。
【プロフィール】 1984年 生まれ 長野県出身 |
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第2回 『epSITE Exhibition Award』
選考対象写真展
『△』岩城 文雄 『海中肖像写真』久保 誠 『Objects』大塚 和也
『僕の団地と、あのマック』平野 良太 『ゴブノタマシイ』矢内 靖史
『Trace of Mountain』阿部 祐己(会期順)
選考委員
北島 敬三氏(写真家) 小高 美穂氏(フォトキュレーター)
過去の展示で氏の作品を見ることがあったが、その初期の段階から作品や撮影のスタンスに一貫性があり、作品が発表される毎に密度が上がっていて、凄みの感じられる作品に昇華されている。被写体は「山」であるが、人工空間と自然空間の境界線上にある場所が被写体となっているケースが多く、そういった土地の過去と現在を1枚の画面の中で“一挙に短絡させる強引さ”が許されるであろう、数少ない作家の1人だと思う。展示も奇をてらったものではなく、非常にシンプルなものでありながら、重層的かつ立体的な構成になっていると見る者に感じさせる点は見事だ。
タイトルの「Trace」という言葉が、「目に見える形あるもの」と歴史や過去の痕跡といった「目に見えないもの」の2つを含んでいるという矛盾が面白く、作家自身が山を歩いたり、山に通ったりする行為と、歴史の時間軸を掛けたものになっている点もユニークだ。身体的な行為を通して歴史などの見えないものに迫ろうとするアプローチは、後々1つの写真表現の系譜として確立されていったら面白いと思う。今回の作品は、歴史と作家自身の痕跡と複数の時間軸が写真の中に同時に存在しているが、それらが像の中で独特な一体感を醸し出している。
第20回募集分の公募展については、全体にレベルが高い作品、展示となりました。 阿部さん以外の各作品について、選考委員から以下のような意見が聞かれました。
皆様には、今後も写真展に挑戦するなどして、作品の内容や質をさらに高めていただけたらと思います。