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ここでは、印刷したペーパークラフトの各パーツを糊付けして組み上げる方法を紹介します。
使う道具は、基本的には糊です。また、糊を水で溶くためのパレットや塗るための筆。さらに細かいパーツの糊付けにはピンセットやラジオペンチ、ヘラなども利用します。
パーツを貼り合せるときには、合成ゴム系糊が便利です。チューブから直接糊を塗布し、ある程度乾かして粘着性を高めてから貼り合せます。ノリシロだけに塗布しても構いませんが、もう一方の貼り付けられる面にも塗布してから貼り合せると作業が楽になると同時に強度も増します。
●ヘラを作る チューブから直接塗布した糊を伸ばすためにはヘラを使いますが、ヘラはペーパークラフト用紙の余白部分などを使って作ることができます。 作り方は単純で、余白部分を台形に切り取るだけです。台形にするのは、大きい面積と小さい面積を塗り分けるためであり、またS字に折り曲げておくことで扱いやすくなります。 |
合成ゴム系糊はチューブから直接塗布します。このときあまり糊を盛り過ぎないように注意しましょう。塗布したあとはヘラで薄くのばしていきます。
チューブから直接塗布したあとに、ヘラで薄くのばしていきます。糊がはみ出たら、指などで素早く取り去りましょう。
パーツの貼り合わせには木工用ボンドも便利です。木工用ボンドは水性のため、水で薄く溶くことができます。合成ゴム系糊をチューブから塗布するのが難しいような細かいパーツなどは、水で溶いた木工用ボンドを筆などで塗り付ける方が楽ですし、仕上がりも綺麗です。木工用ボンドも、塗布してからある程度乾かして粘度を上げてから張り合わせるようにします。
水で溶いた木工用ボンドを面相筆などで塗りつけます。
糊を塗布したパーツ同士を張り合わせる場合、ノリシロから張り合わせるのではなく、まずはパーツ同士の接合部分を丁寧に合わせましょう。
ここでダウンロードできるペーパークラフトでは、各パーツの接合部分にはごく小さなセンターラインが印刷されます。まずはこのセンターラインが揃うようにパーツ同士を合わせ、それから端に向かって接合部分を張り合わせていきましょう。
接合部分がうまく合ったら、裏返してノリシロ部分を指で押さえて圧着していきます。
小さなパーツ同士がある程度の角度を持って接合するような場合は、指先では圧着しにくいこともあります。そのようなときは、金属製のヘラなどを使ってノリシロを押し付けるようにして圧着しましょう。 細かいパーツの場合、指だけで圧着しようとすると接合部分がずれてしまったりすることもあります。指で抑えながら、ヘラをうまく使って、丁寧に圧着していきましょう。 |
パーツによっては指が入らない部分を接着する場合もあります。このような部分にはラジオペンチが有効です。ただし、摘む部分にギザギザがないラジオペンチを使うようにしましょう。 |