お知らせ

エプソン製ソフトウェアで作成した自己解凍形式ファイルのDLL読み込みに関する脆弱性について

平素はエプソン製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
弊社が提供する一部のソフトウェアにおいて、脆弱性の存在が確認されました。本脆弱性を悪用した攻撃の報告は確認されておりませんが、製品を安心してお使いいただくために以下の通りご案内いたします。

更新日 2020年12月18日
発行日 2020年12月17日
セイコーエプソン株式会社
エプソン販売株式会社

対象ソフトウェア

ソフトウェア名称 対象バージョン
EpsonNet SetupManager 2.2.14以前
Offirio SynergyWare PrintDirector 1.6x/1.6y以前

詳細情報

EpsonNet SetupManagerで作成する自己解凍型パッケージ、Offirio SynergyWare PrintDirectorで作成するクライアントインストーラーの自己解凍型exe(以下、自己解凍形式ファイル)には、同一フォルダーに存在する特定の DLL を 読み込んでしまう脆弱性が存在します。
そのため、自己解凍形式ファイル実行時に、同一のフォルダーに悪意のあるDLLファイルが存在すると、任意のコードが実行される恐れがあります。

脆弱性への対応

対象ソフトウェアについて、脆弱性対策を実施した対策版をご用意しました。以下のバージョンをご利用ください。

ソフトウェア名称 対策バージョン
EpsonNet SetupManager 2.2.15
Offirio SynergyWare PrintDirector 1.6.1.1/1.6.1.2

回避方法

対策前のバージョンで作成した自己解凍形式ファイルは、再実行しないようお願いいたします。
やむを得ずご利用する場合は、新規にフォルダーを作成して自己解凍形式ファイルを配置し、他のファイルがないことを確認の上で実行していただくようお願いいたします。

関連情報

JVN#94244575