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飲食店経営者・運営者を対象に、導入して良かったと思うITツール・サービスとその導入状況についての調査結果(注1)によると、最も導入率・導入検討率が高いのは「キャッシュレス決済システム」でした。この結果は、政府主導で進められているキャッシュレス化の動きにより導入中店舗や導入検討中店舗が増加しているためと考えられます。回答からは、会計がスムーズになった、お客様の流動性が上がった、さらには、海外からのお客様からの問い合わせが多いため導入したなどの声がありました。店内に現金を置くことで発生する金銭管理面でのリスクを下げる意味でも、重要な役割を果たしそうです。
(注1)「飲食店におけるITツールの導入状況」に関するアンケート調査(「飲食店.COM(株式会社シンクロ・フード)調べ」)
導入して良かったと思うITツールやサービスについては「POSレジ(20.8%)」が最も多く、次いで「集客メディア(17.9%)」、「キャッシュレス決済(12.5%)」、「会計ソフト(9.7%)」、という結果になりました。
POSレジはお客様との販売情報を管理ができるため、このデータを使って、「お客様が何を求めているか」「どのような商品が売れているか」を可視化して把握できます。クラウドとの連携により、売上の集計や分析の時間が短縮でき、レジ業務のミスも減っているという回答が見られました。
SNSの効果的な使い方やWeb集客に関心があるようです。店舗情報の発信のほか、お客様とのコミュニケーションツールとしても利用したいという回答が見られました。既にWeb集客を実践している店舗では、集客メディアでの貸し切り予約や、スマホスタンプカードの利用などが行われているようです。
また、これから導入を検討するツールとして「顧客管理システム」という回答が多くあった(グラフ1)ことからも、店舗経営においてリピーター作りが重視されていることがわかります。リピーターを作るためには、どのようにお客様とのコミュニケーションを取っていくのかということが集客率アップの鍵となりそうです。
飲食店がキャッシュレス決済を導入するメリットは?集客や業務効率化に大きな期待
飲食店に浸透しつつある「キャッシュレス決済」。2019年はその普及がさらに加速しそうです。政府は消費税増税に合わせ、お客様が飲食店でキャッシュレス決済をすると、ポイントが還元されるという制度を検討しています。
飲食店で需要が高まりつつある、タブレットPOS。カフェや居酒屋などでは、タブレットPOSを見かける機会が多くなってきています。比較的安価に導入できることや、直感的に操作ができるため教育の時間がかからないという導入のしやすさから、これまでもたびたび注目されてきました。
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