<ワクワク楽しく取り組める>
想像力を育み子供たちの可能性を広げるプログラミング教育を!
- 共創
近年学校現場では、パソコンやタブレットなど1人1台端末が子供たちに配布され、ICT環境の整備を行うGIGAスクール構想が推進されています。学校生活において、パソコンが身近になっている中、小・中・高等学校を通じてプログラミング教育が充実し、2020年度からは小学校においてプログラミング教育を導入することになりました。
子供たちの創造力・思考力を育む活動
プログラミング教育は、プログラミング的思考(論理的思考)が身につき、創造力・思考力が育まれると積極的に取り入れている学校もあります。
さらに、学校でのプロジェクターの導入も進み、プログラムを利用して生み出されるプロジェクションマッピングの活動に力を入れる学校も増えてきました。プロジェクションマッピングは、建物や物体の表面に立体的に映像を投写し、音やテキストなどとの組み合わせによる映像演出ですが、学校でのプログラミング授業の一環として取り入れることで、子供たちが持つ素晴らしい感性・創造性を発揮するコンテンツとして、プログラミング的思考を育む役割を果たすと考えています。
プログラミングの授業にさらなる価値を
学校現場においては、先生が子供たちにプログラミング授業を通じて、プログラミング的思考(論理的思考)を指導育成する必要がある中で、子供たちの興味喚起を促すとともに、わかりやすい授業を実施したいというニーズがありました。
エプソン販売では、このようなニーズに応えるべく、小学校低学年の児童でも簡単なプログラミングによりプロジェクションマッピングの映像コンテンツ制作ができるプログラミング教育アプリケーションを、2021年から開発してきました。アプリケーション開発に向けて実施した実証授業では、映像コンテンツを制作するだけでなく、どこに何を映すかを話し合ったりする機会を創出させるなど、「表現」と「鑑賞」を繰り返し、作品を制作する過程からプログラミング思考を育むことを大切に検討してきました。
有識者による監修のもと、2024年3月に株式会社ユニティ様との共同開発により、小学校低学年の児童でも簡単な操作でプロジェクションマッピングの映像コンテンツ制作ができるプログラミング教育アプリケーション「プログラマッピング」を商品化しました。複数の小学校での実証授業を経て改良を重ね、ワクワク楽しく取り組める授業の実現へとつながるアプリケーションになりました。
プログラマッピングで生徒も先生もワクワする授業を実現
「プログラマッピング」は、小学校低学年の児童でも簡単に操作ができるビジュアルブロック型アプリです。イラストや文字が多く用意しており、撮影した写真や音声・音楽も取り込むことができます。
また、制作したプロジェクションマッピングのコンテンツをプロジェクターに接続することで、学校内のさまざまな場所やアイテムにプロジェクションマッピングを実現できます。
さらに、作品制作の工程で、どこに何を映し出すかなど、生徒たち同士で意見やアイデアを出し合ったりする機会が生まれ、最後に作品を発表することで、他の生徒や先生の反応を見ることで活動の継続意欲にもつながり、プログラミング的思考だけでなく、コミュニケーション能力や主体性も育むことができます。
【導入効果】
プログラミング的思考を育める
作品が完成するまでの制作、表現、調整・修正、鑑賞の繰り返しがプログラミング的思考を育みます。
協働的な学びの場を実現できる
どこに何を映すかなど、作品を作る過程で意見を出し合ったり、教え合ったりする機会が生まれます。
プロジェクションマッピングで発表できる
プロジェクションマッピングの発表で達成感を味わえ、見る人の反応が活動を継続する動機となります。
柏市立大津ケ丘第一小学校での実践授業では、国語の授業で学んだ落語から「笑い」を取り入れたストーリーを作ったり、映し出す場所も教室の壁はもちろん、家庭科室のトースターや教室内の水槽を使用したりと、各チームでさまざまなアイデアを出し合うなど、子供たちが持つ無限の創造力を感じることができました。また、それらの作品を発表し周りに喜んでもらうことで、また次への活動意欲へつなげることもできました。
効果的な授業設計に向けて
先生が子供たちにプログラミング授業を通じて、プログラミング的思考(論理的思考)を指導育成するには、効果的な授業設計を実施するための学習指導案が必要です。
エプソンでは、「地域の人を笑顔にするプロジェクションマッピングを作ろう」をテーマに、国語と図工で学んだことを生かした学習指導案をご用意しています。
第3~6学年 総合的な学習の時間(+国語・図工)学習指導案資料をご希望の方はこちら
お客様の笑顔のために
現在全国小中高では、エプソンのプロジェクターが約13万台(注1)導入され、授業での活用をはじめ、プロジェクションマッピングなどさまざまな用途で活用されています。今後も子供たちの学びの質向上や創造性が育まれるような活動を通じて、教育現場をサポートしていきます。
学校教育で求められることは、時代を経るごとに、さまざまな形に変化をしています。子供たちの可能性を広げる、協働的な学びの実現が必要と言われている中、エプソンは、お客様とともに、そしてお客様の笑顔のために、さまざまな協働パートナー様とともに、商品・サービスを提供し続けていきたいと考えています。
- (注1)2019年4月~2023年12月 公・私立小中高への導入実績(エプソン調べ)