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ヘルスケア製品
エプソンの半導体製品は、省電力動作、液晶表示技術という特長を活かし、電子機器の低消費電力化とユーザーインターフェースの向上に貢献しています。ヘルスケア分野では、体温計といった小型の電池駆動製品に16bit MCUが数多く採用されております。
製品が低消費電力で駆動できることで、電池寿命を延ばすことができ、電池交換の頻度を下げるなど環境負荷軽減に寄与しています。
小型のヘルスケア機器には、より小さいボタン電池が使われています。このボタン電池の電圧は1.5V~3.0Vが一般的です。ボタン電池でも難なく電子回路を駆動できる様に、エプソンの16bit MCUには低電圧動作に対応した1.2V駆動のS1C17Wシリーズをラインアップしています。もともとの省電力性能に加えどの電圧状態でも一定の消費電流で動作する事ができます。これらの特長から製品全体の消費電力を削減し電池寿命を延ばし電池交換の機会を少なくすることに繋がります。
小型のヘルスケア機器には、計測結果が分かる様に液晶表示が付いています。液晶を表示させるためには、専用の駆動用ICが必要です。エプソンの16bit MCUには、液晶駆動用回路の他、時計機能やブザー音を発生させる回路、安定して温度を計測する回路など、多くの機能が内蔵されています。また、それぞれの回路が低消費電力で動作する様に1チップ内に内蔵されており、ヘルス機器の部品点数の削減を実現しています。
製品の小型化は、部材削減、輸送負担の軽減など環境負荷低減につながります。製品が小型になればなるほど、中の電子基板のサイズも小さくなり、搭載する電子部品の小型化も必要になります。エプソンの16bit MCUは、多くの機能を1チップに内蔵しながら小型パッケージやベアチップ出荷にも対応し基板面積を無駄にしません。1973年に初めてデジタルウォッチ用のICを開発して以来、数多くの小型パッケージとベアチップ出荷の経験と実績を重ねてきています。
低電圧動作の16bit MCU、S1C17Wシリーズのラインアップはこちらを参照ください。