LCDモジュールとは?

LCDモジュール

LCDモジュール(別名、「液晶モジュール」「液晶パネル モジュール」「LCDディスプレイモジュール」「液晶ディスプレイモジュール」「TFT-LCDモジュール」などとも言われる)は、液晶ディスプレイに画像や文字などの情報を表示するデバイスです。これには、液晶パネル、画像を表示させるための液晶ドライバなどのLCD部品が組み込まれています。単独で動作するLCDモジュールはLCDユニットと称することもあります。LCDモジュールはOA、FA、住設、計測器、医療機器など、多くのアプリケーションで使用され、様々な機器に組み込まれています。

液晶モジュールと液晶パネルとの違い(LCDモジュールとLCDパネルの違い)

LCDモジュールはLCDパネルを含む、より複雑で機能的なデバイスです。LCDパネルはその一部である表示装置です。 LCDパネルは、液晶ディスプレイの中核部分であり、液晶の分子を使って画像を表示する部品です。LCDパネルは、液晶板に加え、偏光フィルター、カラーフィルター、バックライトなどの部品で構成されており、液晶に電圧をかけることで液晶分子の向きを変えることにより光の透過度をコントロールし、画像を表示します。

LCDコントローラとは?

LCDコントローラ(Liquid Crystal Display Controller)は、液晶ディスプレイ(LCD)を制御するためのICです。

LCDコントローラの役割

LCDコントローラの主な役割は、ディスプレイに表示する画像データを処理し、適切なタイミングでLCDドライバに送信することです。 LCDコントローラの主な機能は以下のとおりです。 画像データの受信:CPUなどから画像データを受信し、内蔵のフレームバッファに画像データを書き込みます。 表示画像データの生成:フレームバッファに書き込まれた画像を加工し、表示する画像を生成します。 画像データの送信:LCDパネルの各画素に表示する画像データを適切なタイミングでLCDドライバに送信します。 バックライト制御:ディスプレイの明るさを調整するためのバックライトのオン・オフや輝度調整を行います。

LCDモジュールとLCDコントローラーで表示システムを組むメリット

LCDモジュールとLCDコントローラーを組み合わせて表示システムを構築することにより、下記のようなメリットを享受できます。


  1. 今使っているローコストのMCUを使い続けることができる。
    既存製品で使用しているMCUをそのまま使用し、表示システムを構築できる。
  2. プラットホーム化ができる LCDコントローラは様々な解像度のLCDパネルにしています。
    LCDコントローラを組み合わせることで、製品の開発費や開発期間を低減することが可能になります。