半導体

インターフェースIC(車載用途)

スケーラIC

S2D13V52はHost(SoC)からストリーミングされる画像データをアップスケールまたはダウンスケールしディスプレイへ出力する車載機器向けスケーラICです。本製品は外付けメモリが不要で、実績のあるHost(SoC)を流用した任意の解像度のディスプレイシステムをスピーディに開発可能です。さらに入力画像のスケーリングする領域の指定(Input Crop)や、スケーリングのサイズをパネルの解像度より小さく設定し残りの表示エリアに指定色を表示する機能(Area Blanking)にも対応し、画像のアスペクト比を維持しつつ多彩な解像度のパネルに表示することが可能です。
また、本製品は最高105℃の動作温度ならびにAEC-Q100規格に対応し、車載向けの厳しい品質要求を満たしています。

システムブロック図

システムブロック図

特長

  • 4x4 アップスケーラ (1x ~ 2x) 
  • Bi-Linear ダウンスケーラ (0.5x ~ 1x)
  • ガンマ補正
  • Input Crop
  • Area Blanking
  • エラー検知機能
  • AEC Q100/IATF16949 準拠


製品型番

S2D13V52

電源電圧 3.3V(I/O) / 1.8V(内部コア)

入力インタフェース

OpenLDI-Rx (1ch/2ch)

出力インタフェース

OpenLDI-Tx  (1ch/2ch)

入力解像度

Max : 1920 x 1080@60fps (Max)

出力解像度

Max : 2880 x 1080 or 2400 x 1400@60fps(Max)

ホストインタフェース

SPI/I2C

画像補正 8ビットデジタルガンマLUT + 2ビットディザリング

安全機能

入力画像CRC
Hsync/Vsync/DE ウォッチドッグタイマー
OpenLDI入力クロックチェック

入/出力解像度チェック ほか

準拠車載規格

AEC-Q100 

動作温度範囲 ー40 ~ +105℃

その他

 

セルフテストパターン生成

PLL内蔵

システムクロック:48MHz(常時動作用)
SPIブリッジ(SPIスレーブ/マスターブリッジ)
スプリッタ機能(ラインスプリット/LRスプリット)
パッケージ

H4QFP15-100-pin (P-TQFP100-1414-0.50)

S2D13V52(スケーラIC)のスケーリングサンプル

S2D13V52(スケーラIC)は高品質スケーリングが最大の特長です。下記は1280x720の元画像と1920x1080にアップスケールした画像です。

スケーリングサンプル

下記動画もしくは、PDF資料にて解説しています。是非ご確認下さい。



高品質スケーリングなどを解説した動画

S2D13V52
S2D13V52スケーラICの高品質スケーリングを紹介した2分程度の動画です。


高品質スケーリングについて解説したPDF資料

S2D13V52スケーラICの特長「高品質スケーリング」実現の仕組み

S2D13V52スケーラICの高品質スケーリング実現の仕組みを説明したPDF資料です。