導入事例 広島市教育委員会様

広島市教育委員会様

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導入製品:高速カラーインクジェット複合機

広島市教育委員会様

導入機種

授業教材、ワークシート、テスト、学校・学年・学級だより、保健・給食他各種たより、校内掲示物、行事のしおり、会議・研修資料、学校要覧、封筒などの印刷、教材・テスト・作品のスキャン・PDF化などの用途に利用
■導入機種:LX-10050M×4台、LX-10050K×65台、LX-6050M×90台、PX-M7110F×61台、PX-S7110×807台(LX-10050Mはフィニッシャー、LX-10050Kはフィニッシャー・大容量給紙ユニットを装着)
■設置台数:各校規模に合わせ機種を選択して4~7台ずつ設置

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導入の経緯などを伺いました

教職員の働き方改革の一環として
採点業務と印刷環境の効率化で業務改善

テスト採点が教員の負担感・多忙感の一因、軽減策として
採点システムと高速カラーインクジェット複合機を導入

総務部教育企画課 情報化推進・学校支援担当課長 向井 高市 様

総務部教育企画課
情報化推進・学校支援担当課長
向井 高市 様

総務部教育企画課 課長補佐 情報化推進係 係長 岡田 真哉 様

総務部教育企画課 課長補佐
情報化推進係 係長
岡田 真哉 様

広島市では、GIGAスクール構想発表以前よりICT環境の改善と教職員の業務負担軽減を重要視しています。
ICT環境の改善については、2019年度から教育委員会事務局総務部教育企画課に専任部署として情報化推進係を新設しました。
校務用や教育用のパソコンを更新整備し、2020年度にGIGA対応として校内無線LAN環境やタブレット端末の整備を行いました。また、2020年度からの3か年計画で普通教室の大型提示装置を電子黒板や電子黒板機能付液晶プロジェクターに更新(高等学校は特別教室にも新規整備)し、2022年度には導入していた校務支援システムを健康管理機能を加えた統合型校務支援システムに更新するなどICT環境の改善に取り組んでいます。
また、教育企画課では情報化推進係新設前の2018年度に「学校における働き方改革」に係るアンケート調査を実施し、その結果を基にその年の12月に「広島市の学校における働き方改革推進プラン」第1期を策定しました。さらに継続と見直しを図った第2期プラン(2023年度から2027年度)では、達成目標数値の向上と共に「子どもたちにより良い教育を提供する」という教育の質の向上に軸を置き、学校と教育委員会事務局が一体となってさまざまな取組みを推進しています。
アンケート調査では、採点業務が教員が負担感や多忙感を感じる業務の一つであることが分かり、その軽減策として2020年度に採点システムとエプソンの高速カラーインクジェット複合機を小中学校4校に試験的に導入しました。
また、小中学校の既存プリンターのリース契約終了に合わせた入札を行い、入札の結果、解像度・印刷速度・給紙容量・両面印刷・省エネ性能などの仕様要件に合致したエプソンの高速カラーインクジェット複合機とカラープリンター958台を2021年5月に導入しました。さらに、2021年度には高等学校でも採点システムを試験的に導入し、業務改善効果が高かった中学校、高等学校および中等教育学校に採点システムを導入すると共に、複合機の前回仕様要件に冊子作成の手間を軽減することを目的としたとしたフィニッシャーや大容量給紙ユニットを加えて入札を行い、入札の結果、2023年3月から中学校、高等学校、中等教育学校および特別支援学校63校にエプソンの高速カラーインクジェット複合機65台を導入しました。

エプソン製品は印刷が速く、印刷時間の削減に繋がっている

総務部教育企画課 情報化推進係 主査 中川 敬介 様

総務部教育企画課
情報化推進係 主査
中川 敬介 様

総務部教育企画課 情報化推進係 指導主事 坪井 隆文 様

総務部教育企画課
情報化推進係 指導主事
坪井 隆文 様

(注)記載の各所属・役職は、取材した2024年4月時点のものです。

複合機の導入は、採点システムで必要なスキャナーの整備と印刷環境の改善を目的としています。
採点システムを利用するには、答案用紙をデータ化するスキャナーが必須です。当初、スキャナー専用機と複合機のどちらを整備するかを検討しましたが、かかる費用が同程度であったため、プリンターとしても利用可能な複合機を導入することとしました。学校にはリース以外に購入したプリンターもありますが、更新の目途が立たず、使用頻度が高いにもかかわらずメンテナンスもされないため、数年で不調が現れて修繕費などにかかる費用が高額となっていたことから、保守費用も含めたリース契約で導入しました。
各校では、リース契約で導入したエプソンの高速カラーインクジェット複合機やカラープリンターは印刷速度が速いため、授業の配布物や掲示物の印刷にかかる時間の削減に繋がっています。
また、配布物の作成は、今まで孔版印刷機で印刷し、丁合機や数人での手作業で行っていたことから、大きな手間と時間がかかっていましたが、エプソンの高速カラーインクジェット複合機+フィニッシャー+大容量給紙ユニットの組み合わせなら、1人でも簡単・スピーディーに製本ができるので、以前と比べて大幅な業務削減になっています。

導入後の感想を伺いました

採点システムを運用する上で大変扱い易く
その他にも多くのメリットを生んでいる

採点システムとの連携により、テスト実施から採点・集計・返却までの時間と業務が大幅に削減

採点システムの利用時には、複合機の利点を活かし、複合機でPDF化した答案データをメールに添付し、学校のメールに送信しています。
エプソンの高速カラーインクジェット複合機は、スキャンスピード、生成データの容量とスキャン精度のバランスなど、採点システムを効率的に運用する上で大変扱い易く、期待どおりの結果となっています。
また、採点システムを使って赤字で○×などを付けた答案用紙を生徒に返却する際も、印刷スピードやカラー画質、コストの面でも、メリットが多く安心して使用でき、特に生徒数が多い学校では負担感や多忙感の削減効果が高いと感じています。採点システムとエプソンの高速カラーインクジェット複合機を組み合わせることで、テスト実施から採点・集計・返却までの時間が短縮され、以前より大幅に業務が低減されて、とても助かっているといった声を聞きます。
エプソンの高速カラーインクジェット複合機やカラープリンターは、職員室・校長室・保健室などに設置しています。孔版印刷機と異なり、自席からの指示だけで印刷ができ、複合機のスキャン機能を使った資料のPDF化なども簡単です。
印刷・コピー・スキャン・冊子印刷など、今まで別々の機器で行っていた作業を一本化・効率化することができるので、業務の負担軽減と時間短縮化によって、児童・生徒一人一人への指導やサポートにかける時間にもゆとりが生まれているようです。特に入学式の保護者への配布物などのカラー印刷・製本には、エプソンの高速カラーインクジェット複合機が大変便利に活用されているようです。

保守整備費やインク代等のランニングコストも安価になり
資料や配布物の印刷もモノクロからカラーに

また、エプソンの高速カラーインクジェット複合機の導入により、インク代等のランニングコストが安価になったことや、定期的なメンテナンスにより良好な状態を保てることはメリットだと感じています。また、給紙やインクが大容量のため用紙やインク交換の頻度が少ないこともメリットです。
コストを抑えつつカラー印刷ができることで、授業用の資料や配布物など、これまでモノクロだったものもカラー印刷する頻度が増えて格段に見易くなり、児童・生徒からの評判も良く、学習効率の向上にも役立っているようです。
現在、孔版印刷機は各校に2~3台程度ありますが、複数ページにわたる配布物や両面印刷をする際には、時間がかかっており、さらにスペースもとり、メンテナンスや故障時の費用もかかるので、業務の効率化を含め改善したいと考えています。
まだ使える間は使用する予定ですが、今回の複合機の導入で、孔版印刷機を使用する頻度も以前より減ってきており、今後フィニッシャーや大量給紙ユニットを入れた学校では撤去していくことなども検討しています。

職員室隣の印刷室にLX-10050K+フィニッシャー+大容量給紙ユニット×1台を設置

職員室隣の印刷室にLX-10050K+フィニッシャー+大容量給紙ユニット×1台を設置

各種カラー印刷や採点システム使用時の答案のスキャンと採点後の印刷などに活用

各種カラー印刷や採点システム使用時の答案のスキャンと採点後の印刷などに活用

職員室の作業テーブル近くに増設カセット3段装着のPX-M7110F×1台を設置

職員室の作業テーブル近くに増設カセット3段装着のPX-M7110F×1台を設置

職員室に手差し印刷も可能なプリンターPX-S7110×3台も設置

職員室に手差し印刷も可能なプリンターPX-S7110×3台も設置

学校だよりや学校活動の取組みなども、カラフルに掲出できて校内が華やかに

学校だよりや学校活動の取組みなども、カラフルに掲出できて校内が華やかに

新聞などの各種掲示物も写真入りでカラー印刷ができ、注目度が向上している

新聞などの各種掲示物も写真入りでカラー印刷ができ、注目度が向上している

広島市教育委員会様

お客様のご紹介

広島市教育委員会様

広島市教育委員会様

所在地 広島県広島市中区国泰寺町1-4-21
規模 小学校140校2,595学級60,660人、中学校63校1,011学級28,317人、高等学校8校133学級7,012人(通信制1校含む)、中等教育学校1校24学級687人、特別支援学校1校117学級577人[2024年5月1日現在]
教職員数 小学校3,504人、中学校1,710人、高等学校539人、中等教育学校58人、特別支援学校198人[2023年5月1日現在]

広島市は広島県の県庁所在地で、中国・四国地方最多の人口を有する政令指定都市。総面積906.69km2、人口1,181,219人(2024年5月1日現在)。市街には中国地方を管轄する企業の支店や官公庁の機関も多く経済も盛んである。
教育では「国際平和文化都市」として「世界に誇れるまち」を視点に、2016年度策定、2021年3月改訂の「広島市教育大綱」や2023年度策定の「第2期広島市の学校における働き方改革推進プラン」などを基に、教育環境と教育の質の向上を目指し、学校、教育委員会事務局、地域等が連携・協力してさまざまな取組みを推進している。

市立仁保中学校様

お客様のご紹介

市立仁保中学校様

市立仁保中学校様

所在地 広島市南区仁保1-56-1
児童数 9学級235人
教職員数 40人(2024年5月現在特別支援学級含む)
設置場所 印刷室にLX-10050K+フィニッシャー+大容量給紙ユニット×1台、職員室等にPX-M7110F×1台、PX-S7110×5台

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