導入事例 久留米大学病院様

久留米大学病院様

機器選定の慣習を見直し、
大幅な導入コスト削減を実現

久留米大学病院様

【導入製品】
・電子カルテシステム接続用途
A4インクジェットプリンター:PX-S380
A3インクジェットプリンター:PX-S7110
など

久留米大学病院様

導入製品

ビジネスインクジェットプリンター

ビジネスインクジェットプリンター
大容量インクパック搭載で、消耗品の交換手間軽減
久留米大学病院様では主に診察室など診療現場で使用されています。
(注)写真はPX-S380です

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導入効果

  • 機種選定の慣習を見直し、2施設一括で約600台のビジネスインクジェットプリンターを導入。
  • 結果、導入コスト1,800万円の削減を実現。ブラックボックス化していた消耗品コストが明確に。
  • 現場の負荷削減に加えて情報システム室の運用保守負担が大幅に削減。

導入の背景

医療現場の慣習を見直し、部門最適化から全体最適化を目指す

病院情報システムにおいてプリンターはベンダーが選定して納入する製品という認識だった

久留米大学病院 医療情報センター 久留米大学 准教授 七種 伸行 氏

久留米大学病院 医療情報センター
久留米大学 准教授
七種 伸行 氏

久留米大学は2020年に附属2施設(久留米大学病院:1018床、久留米大学医療センター:250床)の病院情報システムを統合し、共同利用を開始した。
従来の電子カルテシステムを一新し、新たなコンセプトの基にベンダーも変更した今回の更新においてプロジェクトの中心となった七種氏は、全体最適化を目指したシステムへ刷新するとともに、病院のBCM(事業継続マネジメント)を担保できるプラットフォームを目指すこと、さらに、共通システムの共同利用によって医療連携の強化、システム運用コストの削減に取り組んだ。また刷新を機に、両院でインクジェットプリンターを中心としたプリンティング環境を構築した。
病院情報システムにおいてプリンターはパソコン端末などと同様、ベンダーが選定して納入するコモディティ製品という認識だった七種氏。「従来、業務用ではレーザープリンターが前提であり、機能の差によって調達が成立するという考えは持っていなかった」(同氏)。
その七種氏がエプソンのインクジェットプリンター導入を検討するきっかけとなったのは、2019年1月開催の学会における共催セミナーで同じく九州にある大学病院の事例報告だった。「メンテナンスが現場の職員で対応できることは、システム刷新のコンセプトでもあるBCMに合致する」(同氏)とし、大学法人内の調整や契約交渉を経て導入決定に至ったと話す。

導入の効果

情報システム室の運用保守負担が大幅に削減

実際に導入したプリンターは、A4インクジェットプリンター「PX-S380」をはじめとする約600台。A4対応は主に診察室など診療現場へ、A3対応はナースステーションなどに配置。医事課など大量・高速印刷ニーズが高い部門にはレーザー方式を導入した。
インクジェットプリンターを実際に利用する現場の反応は、そもそもレーザープリンターから変わったことに気づいている職員は少ない。印刷物のクオリティについて、何ら違和感や不満がない表れだと評価する。現場サイドがメリットと感じるのは、インクパックの交換をはじめとするメンテナンスが、自身の手によってその場でできる点だ。交換手順などは電子カルテポータル画面にマニュアルを掲載しており、その手順に従い実施されている。
従来はトナーの交換やトラブル処理はすべて情報システム室に電話で依頼されており、電話で対応できずに現場に足を運ぶことも多々あったという。インクジェットプリンター導入後は、プリンターに関する問い合わせや依頼は大幅に削減され、プリンターにまつわる情報システム室の運用保守負担が大幅に削減された。

プリンターは経営的視点で調達方法を議論すべき製品カテゴリー

ランニングコストに関する導入成果は以前の環境と詳細な比較ができないものの、ブラックボックス化していた消耗品コストが明確になり、毎月の請求実績が算出できるようになった点が大きな変化だと七種氏は強調する。というのも、これまではプリンターなどの周辺機器は病院全体の一括調達でなく、小ロットで部分的にその都度調達されてきたため、同じ部署内でも端末毎に契約時期や保守内容、金額がばらばらで、プリンターの契約内容や消耗品コストは把握できていなかったからである。「今回の調達で毎月の消耗品コストが明確になり、交換時期を含めた予算立てがしやすくなった」(同氏)。さらに、2施設の一括調達により導入コストは、当初のレーザープリンターによる見積りより約1800万円の削減を実現できた。
病院情報システムの更新においては、プリンターは機能差によって選定される製品分野とは認識されてこなかったと七種氏は指摘する。どのような理由で選定し、それが病院の基幹システムにおいてどのような意味があるのか検討してこなかったのが実情であった。「病院経営の観点で見れば、調達の一部分ではあるもののコストの明確化とコストメリットの議論ができるようになり、情報システム部門が主体的に貢献できる余地が広がったと考えている」(同氏)。
電子カルテベンダーが推奨する製品を議論なしで採用するこれまでの慣習を、考え直すべき製品カテゴリーだと強調した。

インクジェットプリンターだからこそ病院様に提供できる価値

久留米大学病院様

病院概要

久留米大学病院

久留米大学病院様

所在地 〒830-0011 福岡県久留米市旭町67番地
病床数 計1018床(一般 965、精神 53)
(注)2021年2月1日現在
ホームぺージ https://www.hosp.kurume-u.ac.jp/

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