導入事例　河村繊維株式会社/ビエナコレクション様

1958年創業の河村繊維株式会社様は、ストッキングを中心に女性向けインナー商品を製造する老舗繊維製造メーカー。大手の衣料品販社や通販会社の製品をOEM生産するかたわら、8年前から会長の夢であった直販も手がけるようになりました。古の時代から倭絹（やまときぬ）の産地でもあった奈良県に本社を構える同社は、品質と信頼を第一に国内工場での生産にこだわり続ける老舗メーカーです。

知名度があまり高くない製造メーカーの直販ドメインが採算性を向上するためには、宣伝・広告費を抑えることが重要となります。ベーシックな商品を取り揃えた直販商品のカタログは2年間の配布期間を前提に印刷会社に発注し、一度に4万部を印刷することでコスト削減を図ってきました。ところが、最近はベーシックな商品さえ2年未満で入れ替わることも多く、そのたびに印刷会社でチラシを製作するコストと時間はロスが大きいため、やむなく社内のプリンターで対応していました。さらに商品数が増えたこともあり、A4サイズでは収まりきらなくなってきたのです。お客様の手に渡ったとき、A4サイズのチラシ2～3枚よりA3サイズ1枚にまとまっているほうが、きっと見やすいはず・・・直販部門の責任者である谷口様はそう考えていました。A3プリンターは社内ですでに1台導入済みでしたが、ランニングコストの割高感が強く、さらには写真印刷のクオリティの低さがネックに。低コストで高印刷品質の「PX-1004」と巡り合ったのは、そんな折でした。

河村繊維株式会社
谷口 良夫氏

いままでの悩みはなんだったのだろうか？それが「PX-1004」を導入してみての率直な感想です。これまでは印刷会社のオフセット印刷でなければチラシのクオリティに満足できませんでしたが、「PX-1004」ならスーパーファイン紙を使ってプリントするだけで、オフセット印刷と遜色ない品質を保てています。商品の細かい柄やラメ入りストッキングのキラキラした光沢感まで見事に再現してくれるので、お客様からもチラシの質が落ちたという声は聞かれません。カタログ、チラシといった用途上、写真がメインのフルカラー印刷ばかりですけど、写真の再現力の高さにも満足しております。小さいことですが、印刷中の筺体の揺れの少なさや静かなことも、接客中に印刷することもある身としては嬉しいですね。かつてのカラープリンターには付き物の印刷を待つもどかしさもなく、印刷速度にも大変満足してます。