GHS A5 サイズラベル印刷のために
エプソンのカラーラベルプリンターを導入

サンユレック株式会社様は日本をはじめ世界中の「モノづくり企業」のソリューションパートナーとして、分野・用途を限定しない開発力と、小ロット多品種生産への対応力を活かしたオーダーメイドの製品開発・製造を得意とする配合樹脂製品の研究開発から製造までを一貫して手がけるエキスパート企業です。

導入状況

サンユレック株式会社様では、IATF16949を取得するため自動化システムを導入されました。
その自動化システムの中で、エプソンのカラーラベルプリンター「CW-C6520AG」をシステムに組み込み、GHS表示ラベル印刷にご活用されています。
導入の経緯、導入後の経過について常務取締役の久永様・生産本部業務部長の尾高様にお話を伺いました。

自動化・省人化の必要性

「自動車業界へ製品を展開するにあたりIATFの16949という規格認証を取得する必要が発生しました。既に取得しているISO9000、ISO14000よりも要求項目がかなり多く、当社の従来の生産システムだと対応できないことが判明しました。
特にヒューマンエラーが発生する可能性がある要素を排除する必要があり、脱手作業、脱目視確認を実現するために、商品表示のラベル印刷からラベル貼付けまでを自動で行うロボットを活用した自動化システムを導入することとしました。」

エプソンプリンター採用の経緯
従来使用していた海外メーカーのプリンターには機能面、運用面で課題あり

「自動化システム導入当初は、プリンター部に海外メーカーのプリンターを採用していましたが、いくつかの問題点がありました。機能面では、バーコードが滲み、お客様のところで読み取れないというトラブルがありました。また、プリンターと基幹システムとの通信不良でシステムが結構な頻度で停止し、時間のロスが発生していましたが、メーカーのアフターサポートが弱く改善が出来ていませんでした。運用面ではインクカートリッジの納品に時間がかかり、欲しい時にすぐ入手できない、という困りごともありました。これらの問題に直面していた時に、8インチ紙幅まで対応したエプソンのカラーラベルプリンターが発売されたことを知りました。
海外メーカーのプリンターと比較し、機能的な問題点が解決できることや、国内メーカーならでのしっかりしたサポート、サービスの対応が提供されることから採用を決定しました。」

エプソンプリンター導入の効果
エプソンのプリンターに切り替えることで多くの改善を実現

1日の作業効率が改善した

「以前に使用していたプリンターは通信エラーがかなり頻発していましたが、エプソンのプリンターに切り替えてからはエラーも減少し、とても楽になりました。通信エラーが起きてしまうと、どうしてもそこで作業がストップしてしまいます。リカバリーにも時間がかかりますし、大きなストレスになります。現在は1日の作業効率も上がり、エプソンのプリンターに切り替えて本当に良かったなと日々感じております。」

お客様からお褒めの言葉をいただいた

「エプソンのプリンターは色を調整する必要性がほとんどありません。これはとても重要なポイントです。当社のラベルは赤、黄、青、緑など、様々な色が必要で、お客様も非常に色を大事にされています。エプソンに切り替えてから、ラベルの印刷が鮮明になったというお褒めの言葉を多数いただけるようになりました。」

操作・運用面でも改善

「無地のラベルにカラー印刷できることで、印刷済のラベル在庫をとっておく必要が無く、自動化・省人化のシステムにエプソンのプリンターはフィットしています。また、プリンターの操作で迷うことは無く何も問題がありません。印刷後もすぐにインクが定着していますので印刷の滲みもありませんし、バーコードの不良もありません。
さらに、インクカートリッジなどの消耗品はオーダーすればすぐに納品される点は、運用面でとても助かっています。」

ラベル専用のプリンターだから自動化の実現ができた

「自動化システムの前はラベル印刷にページプリンターを使用していましたが、このままではシステムと連携できず自動化が出来ません。
連続紙対応のラベル専用のプリンターにすることによって自動化ができました。手でやるよりも絶対に自動化の方が速いと思いますし、職場の環境改善という観点からも、今後自動化というのはどんどん増えていく分野だと思います。」

自動化システムの導入効果と今後について
お客様の満足度だけではなく、社内の意識改革、働き方改革につながった

「自動化システムの導入により工程が短縮されてコスト削減に繋がっています。そしてそれが数字に表れているのが残業時間です。オートラベラーの他にも様々な自動化を進めたことにより、従来の約4分の1まで短縮となりました。その結果、大きく経費削減に繋がりました。
自動化システムの導入に当たっては、脱目視確認、脱手作業というものを掲げていましたが、導入前は社員がそれをあんまり真に受けていない状況でした。今回、オートラベラーほかの自動化システムの導入を実現したことで、お客様に対する品質向上の実現はもちろんですが、社内でも、やればできるんだという気持ちができて、継続的な改善に繋がっていってるなと思います。『私はもう要らないのか』と面談で話す社員がいるのですが、もっと『考える仕事や改善していく仕事』をやっていこうという説明を行っています。業務の改善活動が、社員の意識改革、働き方改革にもつながるよい結果になっていると思います。各種の自動化が進めることで、できた時間を使って、次のステップを考えることに注力しています。」