2016年10月29日から30日と12月1日から11日の2回に分けて、神奈川県三浦市にて写真家・有高唯之氏撮影による「ポートレイトで感じる、三浦のまち・三浦の人びと展」が開催。12月1日から11日の展示では、SC-P2005PSによる大判プリントを用い、三崎水産物地方卸売市場2階での展示が行われた。広大な敷地での大型展示に応えた、SC-P2005PSの実力について、有高唯之氏と企画担当の合同会社オン・ザ・ハンモック代表、桑村治良氏にお話を伺った。
●出力用途:写真展展示作品のプリント
●利用ソフト:Adobe® Photoshop®など
合同会社オン・ザ・ハンモック
代表 桑村治良氏
写真家・有高唯之氏
1971年石川県金沢市生まれ。高校時代より音楽活動を続ける傍ら、カメラ好きが高じて仲間の写真を撮り始める。その後写真家に弟子入りし、独立。ミュージシャンや映画監督などのポートレート撮影を中心に活躍。
三浦市でスマートフォンアプリの開発やリリース、Webサービスの運営、印刷物などのデザインなどを手がける。地域活性化にも積極的に取り組み、「三浦の人びと展」では、企画のほか、実行委員会の中心メンバーとしても活動。
広大な市場での写真展示。大きく質の高いプリントが必要でした。
農業や漁業を中心とした産業構成のこの街に住むうちに、そこに住む人々の表情や装束に自然と惹かれ、写真を撮り始めました。その写真がきっかけとなり、「写真による文化表現」という観点で合同会社オン・ザ・ハンモックが写真展を企画。これに、関東学院大学を通じて、文化庁の大学を活用した文化芸術推進事業による助成や協賛企業、自治体などの協力、会場となる三崎水産物地方卸売市場、何より被写体となってくださった三浦市の皆さまの協力など、写真家以外“オール三浦市”といえる体制で行われた展示が、この「三浦の人びと展」です。作品は、2016年6月ころから撮影した、三浦に住む人びとのポートレイトを中心に構成され、現在の三浦市の“在りよう”を表現しています。
ただ、三崎水産物地方卸売市場という広大なスペースでの展示であり、B0やB1といった大判のプリントが必要となりました。それに応えてくれるプリンターとして、エプソンのSC-P2005PSを選択しました。(有高氏)
階調豊かでモノクロプリントにも最適。印刷が速く、快適!
最終的に展示作品は、B0が2枚、B1が39枚、貼合わせによる約3000×2000mmの写真4点としました。これら全てをSC-P2005PSを使ってモノクロプリントに仕上げましたが、まず驚いたのは、想像していた以上に印刷スピードが速いということです。僅かな待ち時間で、ストレスなくプリント作業を行うことができます。4色の黒系インク採用で、黒の濃度だけでなく、シャドー部の再現性が非常に良いですね。黒い中の僅かな階調変化まで思った以上の仕上がりにすることができました。加えて、プリント中の作動音や振動も少なく、快適にプリントできました。
モニターとのマッチングも良く、何度もテストプリントを行う必要がなかったことも、効率よく作業を行えた一因です。SC-P2005PSはモノクロ写真モードを備えていて、温黒調、純黒調といった仕上がりを変えられるので、モノクロでの作品プリントに特に適していると感じました。これまで銀塩でのプリントしかしたことがありませんでしたが、銀塩と比較しても遜色ない仕上がりで驚いています。今回は、エプソン純正の半光沢紙(プロフェッショナルフォトペーパー<薄手半光沢>)に純黒調でプリントしましたが、会場の雰囲気ともマッチしていたと思います。
想像を越える高品質なプリントを得ることができ、大変満足しています。
印刷作業が効率よく行え、音や振動も少なく使いやすい。
プリンターの感想としては、元々インクジェットプリンターはモノクロ写真に適していると感じていたのですが、それを改めて実感することができました。黒の締りが良いのはもちろん、シャドー部の階調の豊かさに驚き、モニターで見ていた以上の再現ができた点は嬉しく感じました。プリント作業もプリンターの操作部がシンプルで、迷いなく操作することができました。用紙(ロール紙)のセットも容易で一人で作業できるため、効率よく作業できました。印刷速度が速く、静かで余計な振動もないので落ち着いて作品製作できたのは助かりました。また、本体は大きいですがデザインがカッコイイのも使っていて嬉しいですね。
展示においても、これまでに体験したことのないスケールの広い会場に全45点の作品を展示しましたが、会場に負けない大きさで展示できました。しかも高精細なプリントで、近づいて見ても細部まで克明に描写されていたのは、良かったのではないかと思います。これからも、こうした大型展示にSC-P2005PSを活用したいと思います。(有高氏)
写真展は、卸売市場2階の通路を中心に行われた。写真を天井から吊るすほか、通路壁面に大型プリントを貼り付けるなど、会場の特徴を生かした展示が行われた。
プリント、展示ともに妥協のなくコンセプトどおりに仕上げられました。
「三浦の人びと展」は、三浦で現在活動している人や生活している人の姿かたちを記録し、三浦の特徴や風土、文化を表現するというプロジェクトです。三崎水産物地方卸売市場という、いわば三浦市の産業の中心といえる場所で大型プリントによる大規模な展示ができたことに達成感があります。これは実行委員会のメンバーや被写体となった皆さま、協賛企業、地方公共団体等、多くの人びとに協力いただいた賜物です。結果として、お祭りのような、楽しく有意義な空間演出ができたのではないかと思います。
SC-P9050Gは作品印刷のほか、ポートレート撮影の背景紙作りなどにも活用しています。そうした作業も非常にスピーディーで効率良く行えるので、今後は作品印刷に限らず、さまざまな撮影で大活躍してくれるだろうと感じています。
4色の黒系インク採用でモノクロプリントも階調豊か。要求の厳しい作品プリントにも応える。
操作ボタンがシンプルでメニューを見ながら、素早い操作が行える。
内蔵のカメラにより、用紙の裏面を読み取り、用紙送りのズレを検出・補正。
本サービスはYouTube™のサービスを使って提供いたします。
(注)YouTubeは、Google Inc.の登録商標です。
本内容は、PDFでもご覧いただけます。
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe® Reader®が必要です。
左のアイコンをクリックしてダウンロードいただけます。
(注):Adobe、Reader、Get Adobe Readerロゴは、Adobe Systems Incorporatedの登録商標または商標です。
エプソンインフォメーションセンター
050-3155-8066
* | 上記電話番号はKDDI株式会社の電話サービスを利用しています。 上記番号がご利用いただけない場合は、携帯電話またはNTT東日本、NTT西日本の固定電話(一般回線)からおかけいただくか、042-585-8444までおかけ直しください。 |
(注) | Adobe、Photoshopは、Adobe Systems Incorporatedの登録商標または商標です。 |