エプソンロボットの特長ロボット制御技術

ロボット製造・制御技術

腕時計のムーブメントを量産するためスカラロボットを自社開発したことをルーツに、「省・小・精の技術」を生かし、小型で軽量な独自構造のロボット開発・製造により、製造現場における自動化を支援してきました。メーカーでもあり、ユーザーでもあるからこそ、速度・精度、そして使いやすさに拘ったものづくりと技術革新により、多様化するニーズに応えてまいります。

次のロボットを育てる

ロボットの性能を最大化する自動加速度・速度調整技術

ロボットの加速度や速度を大きく設定する際に発生する動作振動の増大や、モーターの許容範囲以上のトルク(ねじりの強さ)によるエラーを回避し製造工程の時間を短縮する自動加速度・速度調整技術。どのような動かし方でも設定したモーターの許容範囲内に振動を抑え、加速度や速度を自動的に大きな値に設定することができます。ロボットの動き方や動作姿勢が異なる場合でも、ロボットアームが動作することで生じる慣性力の変化を考慮し、最適な値を自動設定し作業効率化と生産性向上に貢献します。

高速・高精度と装置設計自由度を両立する「Vibration Reduction Technology」

ロボットの動かし方を工夫することで、架台やハンド、カメラなどの振動を抑える振動低減技術「Vibration Reduction Technology(以下VRT)」を開発。VRTによりロボットの動作に起因する振動を最大限低減し、低コストで自由度の高い装置設計を実現します。

人の感覚で力加減を調節しながら行う作業の自動化を実現する力覚センサー

エプソンは自社の水晶デバイス技術を活かし、変形しにくいにもかかわらず微小な力の変化や回転方向を検出できる、高精度なものづくりに適した力覚センサーを開発。これにより、従来のビジョンシステムによる「視覚」に加え、「触覚」をも得たエプソンロボットは、ものづくりのさまざまな課題を解決いたします。

エプソンの力覚センサー

人の目よりも繊細な色味を見分ける検査工程の自動化を実現する分光ビジョンシステム

人による目視検査では、作業者によるバラツキやミスにより、検査の定量化を実現するのが課題。これらの色検査の課題を解決するソリューションとして、自社開発の新技術「MEMS Fabry-Perot Tunable Filter(MEMSファブリ・ペローチューナブルフィルター)」搭載により高精度、小型化した分光カメラ、分光スペクトルの測定が可能なオフラインソフトウェア(Epson Spectroscopic Vision Tools)を開発。今まで困難であった色の定量管理を実現し、特定の検査技能者に依存せずに、製造ラインにおける色の安定した品質確保に貢献します。

分光ビジョンシステムのご紹介

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