株式会社デジナ様
鮮やかな発色と繊細な表現に満足の声
今後、顔料インクも加え、幅広くニーズに応えたい
導入製品:
Monna Lisa ML-8000(8ヘッド搭載モデル)
高い生産性と印捺品質、安定稼働を実現しながら導入コストを抑えたMonna Lisaシリーズのエントリーモデル
導入事例を動画でご紹介
Monna Lisa ML-8000導入事例
「株式会社デジナ」様
導入ご担当者に聞きました
スピード対応と印捺品質の安定性で生産効率が飛躍的に上がりました
従来の捺染機では、生産スピードが遅く
納品スケジュールの調整と品質管理に苦心していました
株式会社デジナ
取締役 製造担当
涌井様
従来の捺染機では、1時間に8メートル程しかプリントできず、大量生産の受注がある場合は複数台に渡って機械を稼働させなければなりませんでした。
機械が埋まってしまうと他の受注分に取り掛かれないので、納品スケジュールを調整する必要がありました。
また、品質面でも、複数台の機械を使うということは機械の個体差による色のブレが発生する原因になりかねない状況でした。そのような課題があったため、Monna Lisaの印捺スピードとクオリティーの安定性は導入の大きな決め手となりました。Monna Lisaは従来の捺染機の約10倍のスピードでプリントでき、色ブレもほとんど起きませんので課題の解決と生産効率の向上に貢献しています。
色ブレやインク垂れのない、安定した品質を求めて。
導入コストの安さも決め手のひとつでした
株式会社デジナ
取締役 営業担当
居内様
イタリアのコモ地方ではエプソンのMonna Lisaを使ったものづくりをしていて、大変クオリティーが高いという情報をずいぶん前から耳にしており、関心を持っていました。
弊社では、他社製の捺染機を独自に改造して使ってきましたが、プリントの途中で生地にインクがポタッと垂れてしまう現象に悩まされていました。
たとえば着物の生地だと、約13メートルという長さの生地の上に1滴でもインク垂れがあると不良品になってしまいます。Monna Lisaではそのような「染め難」が起きづらいとのことで、いつかはMonna Lisaを手に入れたいと思っていたところ、導入しやすい価格帯のML-8000が登場し、社内満場一致で導入を決めました。
Monna Lisa『ML-8000』の主な特長
- エプソンが長年のインクジェット技術で培ってきた独自の「マイクロウィーブ」「ハーフトーンモジュール」「LUT」の3つの技術で、粒状感やバンディングが少ない高品質な印捺を実現し、グラデーションや精緻で複雑な幾何学模様も見事に再現。
- 各プリントヘッドチップの波形を個別に制御する技術により、高精度かつ高密度のドット配置を行うことで、安定した印捺品質を提供。さらに、8色のインクを左右対称に配列することにより色ムラを防ぎ、ベルト送り距離を自動検出し送り量を調節する機能と合わせて、印捺品質と生産性を両立する。
ご利用の感想を聞いてみました
鮮やかな発色と繊細な表現に満足の声
今後、顔料インクも加え、幅広くニーズに応えたい
難しい生地でも、鮮やかに発色。
染め難を気にせず、ものづくりの幅が広がりました
Monna Lisaは繊細な柄まで表現することができ、これまで色が沈みやすかった綿などの生地にプリントしても鮮やかに発色します。お客様の反応も非常に良く「綺麗ですね」という声をいただいています。生地の搬送が安定しているので、スタッフが付きっきりになる必要がなくなり、現場の負担軽減と生産効率の向上につながりました。
そして、染め難なしで一気にプリントできるところは、やはり大きな利点になっています。お客様をお待たせすることが少なくなっただけでなく、ものづくりの幅も広がりました。これまでは、染め難を気にして小さな物ばかり作ってきましたが、Monna Lisaを導入してからは大きな物も作れるようになり、量産から小ロットまで、さまざまなサイズと種類の生地に活用できています。
顔料のイメージをくつがえす高品質に驚き。
人にも環境にも配慮したものづくりを目指して
弊社では、新たに顔料インク用のMonna Lisa ML-8000の追加導入を予定しています。導入を検討していた際、エプソンに顔料のサンプルとして着物の帯を作ってもらいました。仕上がりを見て、顔料とは思えないほど鮮やかな色の表現に驚きました。堅牢度に関しても実際にスタッフが帯を巻いて検証したところ、色落ちや色移りもなく非常に良好でした。顔料プリントでは、従来の反応染料、分散染料と比べ、加工工程が短縮されるだけでなく、熱源や水の使用も削減されますので、より環境に配慮できるという利点があります。また、加工できる生地に制限がないので、ホームファブリックなど、多様な製品へ応用が可能です。今後、お客様がより気軽にプリントできたり、デザイナーの方々のより良いアウトプットにつながるような仕組みを構築していきたいと考えています。
設置状況
顔料インクプリントサンプル(帯)
顔料インクの利点
従来の反応染料、分散染料の捺染工程が「生地に糊を付ける前処理→前処理の仕上げ→プリント→後工程(蒸し、水洗)→本仕上げ」という非常に長い工程であるのに対し、顔料は「顔料用の前処理を施す→プリント→熱加工→仕上げ」となるので大幅に短縮される。 また、生地に制限がなく、これまで捺染が難しかった綿とポリエステルの混紡素材も加工可能となっている。また、顔料は耐光堅牢度に優れていることからカーテンやクッションなどホームファブリックをはじめとする多様な素材への応用が期待されている。
まとめ
ご導入ポイント
- 印捺スピードの向上と、安定した稼働で生産効率が上がる
- 高品質な捺染機を、低コストで導入できる
ご利用メリット
- プリントのスピードと生産効率が上がり、負担なく大量生産の発注を受けられる
- 色ブレやインク垂れがなく、高品質な商品を短納期でお届けできる
- 安定稼働で染め難の心配もなく、ものづくりの幅が広がった
株式会社デジナ 新潟工場
会社概要
株式会社デジナ
株式会社デジナ 新潟工場
店舗名 | 株式会社デジナ様 |
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所在地 | 大阪市大阪市中央区船場中央2丁目3-6 船場センタービル6号館B101号 |
創業 | 2015年 |
ホームぺージ | https://digina.jp/ |
2012年創業。社名の由来でもある「デジタル捺染」によるビジネスを行うため、京都のATI株式会社、大阪の有限会社ゴフクヤサン・ドットコム、新潟の魚沼整染株式会社の三社が共同で創業した。多様な無地生地へのプリント、加工、納品を一貫して自社で行い、企業向けから個人向けまで幅広くオリジナルテキスタイルプリントを手がける。
導入事例PDFダウンロード
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