学校法人啓明学園様

アカデミックプランにより43台の印刷機器を28台に集約、
コストや管理工数が大幅に削減

学校法人啓明学園様

導入プラン:
エプソンのスマートチャージ
「アカデミックプラン」

学校法人啓明学園様

導入機種

LX-10050MF、PX-M7080FX、PX-S7090X、PX-S880X

授業教材、レポート、宿題、テスト、校内掲示物、発表会・会議の資料や冊子、
学校行事のポスターや配付物の印刷、レポートや作品のスキャン&PDF化などの用途に

■導入機種:
LX-10050MF×10台、PX-M7080FX×3台、PX-S7090X×12台、PX-S880X×3台

■設置場所:
幼稚園、初等学校、中学校、高等学校の施設内各所に設置

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導入ご担当者に聞きました

アカデミックプランにより43台の印刷機器を
28台に集約、コストや管理工数が大幅に削減

リース更新を繰り返していたため、印刷機器が老朽化、
消耗品の費用や管理工数、待機電力・冷房費などが問題に

学校法人啓明学園 中学校・高等学校 情報センター 主任 浅羽 健 様

学校法人啓明学園
中学校・高等学校
情報センター 主任
浅羽 健 様
(注)記載の各所属・役職は、取材のあった2022年7月時点のものです。
以下同。

学園では他よりもかなり早く、1995年度から専用線と校内有線LAN、コンピューター室にパソコンとサーバーを設置してネットワーク利用を開始しました。2016年度には、有線LANの強化(1000BASE-T)とWi-Fi®設置も行っています。
中学校・高等学校では、以前よりWindows®搭載PCを情報等の授業で利用しており、2020年度からは、中1高1というように、新入生一学年ずつに導入を進め、現在は、全学年で生徒1人1台のWindows®搭載PCを持って学びを深めています。

プリンターについては、以前は複合機、孔版印刷機、モノクロやカラーのレーザープリンターなど、学園内に43台もの機器がありました。リース更新を繰り返していたため、機器の老朽化や、マスターやトナーなど消耗品の費用や管理、ネットワーク接続による24時間稼働での待機電力や、高温による冷房費などが問題になってきており、2019年に情報戦略室にて機器更新についての検討を始めました。ちょうどその頃にテレビCMでエプソンのスマートチャージを知り、エプソンの営業担当者の勧めでまずは印刷環境の調査を依頼しました。この調査結果によって、学園内の印刷でのコストの無駄や非効率な部分が見える化でき、アカデミックプラン導入を後押ししてくれました。

しかし、43台もの機器をリプレイスするにはかなりの熟考が必要で、リース契約の更新タイミングの整理などもあり、約1年をかけて導入機種と台数、導入場所の詳細な検討を重ね、2021年9月に、学園全体の印刷機器43台をアカデミックプラン28台に入替えました。
アカデミックプランは、製品、消耗品、保守料金が含まれる教育機関向けの特別プランで、消耗品もなくなりそうな時には自動配送されるため、コストや管理の手間を大幅に削減することができました。

中学校・高等学校では、生徒が印刷する場合はPC教室のデスクトップ端末を通じて出力

中学校・高等学校では、生徒が印刷する場合はPC教室のデスクトップ端末を通じて出力

中学校の図書司書室にも、LX-10050MFが配置され、資料のカラーコピーなどに活用

中学校の図書司書室にも、LX-10050MFが配置され、資料のカラーコピーなどに活用

授業内で制作したポスターなどを印刷して活用

授業内で制作したポスターなどを印刷して活用

校長先生に導入の経緯を聞きました

ペーパーレス化でも紙文化は続いている
子ども達の理解の助けにカラー印刷は不可欠

発表会や授業でのグループプレゼンの資料、
学校行事での掲示物や印刷物などにカラー印刷が有効

学校法人啓明学園 初等学校 校長 佐川 康博 様

学校法人啓明学園
初等学校
校長
佐川 康博 様

初等学校では、学校機器として、2014年度にiPad miniを40台、2018年度にiPadを40台導入しました。
当初は英語やプログラミングの授業で利用する程度でしたが、学習発表会時などに各教科・各学年で利用する機会が増えてきたため台数を増やすことを計画し、GIGAスクール構想発表からいち早く、2020年度より1~6年生全児童に1人1台のiPadを導入しました。

導入直後には、新型コロナによる休校期間が続いたため、オンライン授業などにも積極的に活用を進めてきました。
現在は、ICTを「Interactive Communication Tools」と位置づけ、双方向やネットワーク利用を重視しながら、各教科の学びを深めるための学習追究ツールとして利用しており、授業では、モニターや端末、黒板やプリントなど、学習内容に応じて使い分けながら、ノートやペンと同じ道具として子ども達一人ひとりが工夫しながら使いこなしています。

アカデミックプランの導入については、レーザーであったプリント環境をインクジェットに置き換えることへの不安はありました。湿っぽくなるインクジェットでカラー両面印刷は大丈夫なのか?可動ヘッド印字のイメージが強いインクジェットはレーザーのようなスピードで印刷可能なのか?などさまざまにありましたが、実際にデモ機を借りて試したところ、インクジェットでも印刷品質が非常に良く、スピードも速いことが分かり、その不安はすぐに消えました。

最終的に、モノクロとカラーが同コストで、カラー印刷が制限なくできる点が決め手となり導入を決めました。
学園では、SDGsやセキュリティも意識してペーパーレス化が校内方針でもあるので、基本的に授業の教材はデータで配付、学級通信や学年通信などの連絡事項もiPadを持ち帰って保護者に見せるスタイルになっています。
児童会役員の書類や運動会の案内までも全てデジタル化しており、選挙演説などもiPadで選挙広報を見ながら聞きます。

しかし、学校という組織では、まだまだ紙文化が続いています。特に授業でのカラープリントによる教材の明示化や、配布物やテストなどでカラー写真が使える点は大きなメリットで、子ども達の学習での理解の助けにもなっています。
また、教室や廊下に貼ったカラー掲示物によるアピールは子ども達へ向けての大切なアプローチとなっており、カラー印刷が自由に使えるアカデミックプランは、この点で非常に有効だと感じています。

初等学校では、先生のPCだけでなく、児童のiPadからもプリンタードライバーのインストールなしで、直接印刷できるようにしており、印刷枚数の制限などもしていません。
啓明学園では、学園全体を通じて発表会や授業でのグループプレゼンなどが多く、その発表資料などを印刷することがとても多いです。1年毎に学習発表会(プレゼン)と学芸会(舞台発表)を交互に実施しているのですが、昨年は学習発表会の年で、模造紙にプリントを貼って発表するのに、カラー印刷を大量に行いました。

また、学校行事でのポスターや配付物などを印刷することも多い他、教科書や資料のコピーや、教材制作や校内資料のPDF化などにはスキャナーを利用しており、カラー複合機は多方面で活躍しています。

初等学校の職員室内印刷室には、中綴じフィニッシャーを装備したLX-10050MFを設置

初等学校の職員室内印刷室には、中綴じフィニッシャーを装備したLX-10050MFを設置

初等学校の職員室には、PX-S7090Xを設置 教材やテスト、宿題などの印刷に活用

初等学校の職員室には、PX-S7090Xを設置
教材やテスト、宿題などの印刷に活用

初等国際学級にもLX-10050MFを設置 国際交流イベント時の印刷物などにフル活用

初等国際学級にもLX-10050MFを設置
国際交流イベント時の印刷物などにフル活用

学園内の導入製品と配置

ご利用者様の感想を聞いてみました

カラー印刷が自由にできるようになって、子ども達の発想や活用の幅も拡がった

児童のiPadから直接印刷ができるので、
教師の手を煩わせることなく印刷することができる

学校法人啓明学園 初等学校 教諭 国際教育主任 天野 美穂 様

学校法人啓明学園
初等学校
教諭 国際教育主任
天野 美穂 様

授業では、オリジナルの市街マップや、自分の目標や自己紹介などを教室に掲示するのに活用したりしています。また、お絵描きアプリで絵を描き、詩や音楽を付けてスライド作品にする時に、その印刷にも活用しています。

昨年担任をしていた6年生では、総合の調べ学習の中で、平和をテーマにiPadを使って写真や絵などをレイアウトして新聞を制作する授業がありました。それらをポスター掲示して発表も行い、その印刷にもカラー複合機を活用しました。

図書館(=メディアラボ)には電子黒板も設置されており、子ども達の協働活動の場にもなっているため、子ども達が印刷する時は、主に図書館か職員室の複合機から出力するようにしています。

6年生では自分のiPadから直接印刷ができるようにしており、印刷のサイズなども自分達で決められるため、教師の手を煩わせることなく印刷することができています。出来上がった作品の写真や絵などがカラーであることで、見栄えも大きく違い、子ども達のやる気も変わってきたのを感じます。

オンライン交流では、画面内で視覚的に判ることが大事
ポスターやコラージュで見せるのにカラー印刷を多用

当学園では、オーストラリアのケアンズにあるTAS(Trinity Anglican School)が姉妹校となっており、他にもラウンドスクエア(世界50カ国180校が加盟している国際的な私立学校同盟)により繋がりのある学校ともZoomを使ってオンラインによる国際交流を行っています。オンラインでは、画面内で視覚的にぱっと判ることが大事なので、その際には、ポスターやコラージュを作って説明するのにカラー印刷を多用しています。

また、総合の授業でカイコを育てる学習を行っており、同時にUAEとの国際交流にも活用しています。
(カイコのシルクでスカーフを作ってオリパラの選手達に贈るプロジェクト)この経過報告でも、写真を入れたカラーレポートなどを廊下に貼っています。以前は絵やイラストを描く手間がありましたが、撮影した写真で簡単に作成できるので、掲示物を使って他学年の児童にも気付きを与え、活動を広めることができています。

アカデミックプランが導入されて、今は自由にカラー印刷が使えるので、授業や学習、学園活動での色々なものに活用しています。カラーが当たり前になったことで、子ども達の発想の幅も拡がり、イベント行事でのチラシやポスター、委員会の案内、オリジナルしおりづくりなど、さまざまに活用を拡げています。
カラーの掲示物が増えて校内全体が華やかになり、子ども達もカラー印刷での制作を楽しんでいる様子です。

iPadで作成した総合学習での新聞やレポート イベントのチラシやポスターなどを印刷

iPadで作成した総合学習での新聞やレポート
イベントのチラシやポスターなどを印刷

お絵描きアプリで絵を描き、印刷して掲示したり詩や音楽を付けてスライド作品に編集

お絵描きアプリで絵を描き、印刷して掲示したり詩や音楽を付けてスライド作品に編集

授業でのグループプレゼンなどでもカラー印刷の掲示物を使って内容を紹介

授業でのグループプレゼンなどでもカラー印刷の掲示物を使って内容を紹介

Zoomによるオンライン国際交流ではポスターやコラージュにカラー印刷を活用

Zoomによるオンライン国際交流ではポスターやコラージュにカラー印刷を活用

かいこの観察日記などをiPadで作成、印刷したレポートは廊下に貼って掲示

かいこの観察日記などをiPadで作成、印刷したレポートは廊下に貼って掲示

カラー印刷は、図書委員会のオリジナル しおりづくりなどにも活用している

カラー印刷は、図書委員会のオリジナル
しおりづくりなどにも活用している

創作クラブの活動内容などを、写真や賞状、展示物などと共に分かり易く紹介

創作クラブの活動内容などを、写真や賞状、展示物などと共に分かり易く紹介

校舎の入口付近には校内行事の案内などをカラーの掲示物で目立つようにアピール

校舎の入口付近には校内行事の案内などをカラーの掲示物で目立つようにアピール

低学年向けに、iPadを使う心得などをカラー掲示物などで分かり易く紹介

低学年向けに、iPadを使う心得などをカラー掲示物などで分かり易く紹介

冊子印刷では、オプションで導入した中綴じフィニッシャーが大活躍

制作過程はiPadで、印刷は最終作品の出力だけに
複合機を使用するスタイルが子ども達にも浸透している

学校法人啓明学園 初等学校 教頭・教務主任 綿引 啓友 様

学校法人啓明学園
初等学校
教頭・教務主任
綿引 啓友 様

導入前は、インクジェットは遅いというイメージがありましたが、実際に使ってみると、印刷スピードが非常に速くなっているのを実感します。モノクロ印刷と同じスピード感でカラー印刷ができ、100枚印刷する時も、以前はタイミングを見計らって行う必要がありましたが、今はいつでも印刷することができます。印刷の渋滞や待ち時間もほとんどなくなりました。

以前は、カラー印刷はコストが高いため、学年で週に1~2回100枚迄の制限がありました。行事の際に、広報目的に子ども達の写真を大量に撮って、保護者に様子を伝えるのに使用していましたが、それにも後ろめたさがありました。

アカデミックプランでカラー印刷のコストを気にせずに済むようになって、先生方にも安心感が生まれました。
教科書などは今やカラーが当たり前で、モノクロでは子ども達にも見たり読んだりしてもらえません。

カラーであることはとても重要で、特に社会科や理科のテストでは、カラー印刷だと分かり易さがまるで違います。国語や英語でも文章の横にカラーの挿絵があるだけで子ども達の注目度が変わってきます。

印刷は主に、宿題のプリントや、発表の際の資料や掲示物、委員会やクラブ活動での掲示物などに使用しています。
授業で印刷する時は、最終的に作品掲示することを決めて、先生方が作ったテンプレートを提供し、児童がiPadでアプリを使ってレポートや作品などを作ります。低学年から一貫して指導しているため、制作過程はiPadで、印刷は最終作品の出力だけに使用するスタイルが子ども達にも浸透しており、無駄な印刷はほとんどありません。

新型コロナ禍での保護者会はZoomでしたが、今年の保護者会はコミュニケーション強化のため校内にて実施しました。
その際の配付資料の印刷では、デスクからの印刷指示だけで直接冊子印刷ができ、大幅な時間短縮が図れました。

また、入学の際に配付する学校生活のしおり(A4中綴じ×20P程度)でも、以前は丁合を考えながら印刷機と折り機を使い中綴じにして、表紙を別紙にしてホチキスで綴じる一連の作業を手作業で行っていましたが、今はLX-10050MFと共に導入したオプションの中綴じフィニッシャーを使って、それらが全て自動で実現できるようになりました。

数が足りない場合や、修正が必要になった場合もすぐにやり直すことができます。1年に1~2回の作業ではありますが、これまでとてもストレスに感じていたので、この手軽さにはとても感動しました。

校内行事の際には、子ども達の写真を撮って、保護者に様子を伝える広報目的に活用

校内行事の際には、子ども達の写真を撮って、保護者に様子を伝える広報目的に活用

児童がiPadで作ったレポートや作品を掲示するコーナーを廊下に常設している

児童がiPadで作ったレポートや作品を掲示するコーナーを廊下に常設している

幼稚園でも、園内行事の際の園児の様子や楽しげな表情などをカラー写真で紹介

幼稚園でも、園内行事の際の園児の様子や楽しげな表情などをカラー写真で紹介

学校法人啓明学園様のご紹介

(左)正門(右)幼稚園

(左)正門
(右)幼稚園

1940年創立、80年以上の長い歴史を持つ私立学校。創設者の三井高維氏が東京の赤坂台町にあった私邸を開放し、海外勤務する方々の子女達が、将来世界に雄飛し、国際的に奉仕できる人材の育成を目指したことが学園の始まり。現在は昭島市拝島町にあった三井別邸の寄贈を受けて、多摩川の清流を臨む約3万坪の敷地に、幼稚園、初等学校、中学校、高等学校の校舎が配置され、自然に恵まれた中でのびのびと学園生活がおくれる環境が整えられている。

(左)初等学校(右)中学校・高等学校

(左)初等学校
(右)中学校・高等学校

学園全体として「世界を心に入れた教育」を重視しており、学園には「国際生」と言われる帰国生や外国籍の子どもなど多文化の生活を経験した児童・生徒が30%以上も在籍しており、それらと共に学ぶ子ども達にとって、異文化交流や語学学習、体験学習などを通じて自分とは違う価値観を受け入れることが、他者を認め、理解し、愛することを説いたキリストの教えにも通じ、「広い視野のもと、豊かな人間性と独自の見識を持ち、世界を心に入れた人を育てる。」という啓明学園の教育理念にもなっている。

まとめ

導入効果

  • 学園内の印刷機器を28台に集約、コストや管理の手間が大幅に削減
  • アカデミックプランの導入でカラー印刷が自由に使えるようになり校内の印刷物はカラー印刷が当たり前に
  • カラー印刷が自由にできるようになって、子ども達の発想や活用の幅が拡がった
  • 配付資料などの印刷に最適冊子印刷では、オプションで導入した中綴じフィニッシャーが手作業を大幅に削減

学校法人啓明学園様

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お客様のご紹介

学校法人啓明学園様

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学校法人啓明学園

所在地 東京都昭島市拝島町5-11-15
児童数 幼稚園3学級60人、初等学校12学級250人、中学校6学級180人、高等学校3学級400人(2022年度)
教職員数 200人(2022年度)
設置場所 幼稚園、初等学校、中学校、高等学校の施設内各所に設置

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