SC-V1050 本体仕様に関する重要事項

本製品の購入前に、お客様にご確認いただきたい仕様・特性などに関する重要事項を説明しております。
以下の内容をご確認いただき、ご了承いただいた上で、本製品のご購入をお願い申し上げます。

1.設置環境について

以下のような場所に設置をお願いいたします。

①以下のスペースが確保できる水平で振動が伝わらない安定した場所

W:699mm D:912.5mm H:942mm
本体のサイズイメージ W:699mm D:912.5mm H:942mm

②直射日光に当たらない場所

UVインクは太陽光で硬化するため、プリントヘッドのノズル詰まりなど故障に繋がる恐れがあります。

③換気設備のある場所

UVインクより独特な臭気をもつ揮発成分が発生するため、気分が悪くなる場合や体質によってはアレルギー反応が現れることがあります。十分に換気が行える場所でご使用いただくか、換気設備を整えた上でご使用をお願いいたします。

【推奨の換気性能について】

換気回数 10~15回/h(室内の空気が1時間あたりに入れ替わる回数)
必要換気量 230~345m³/h
(注)6畳(9.7m²)、天井高さ2.4m⇒部屋体積 約23m³を想定
  • (注)上記の換気性能はあくまで目安となります。臭気は個人差や設置場所の環境によって異なります。

④専用の電源コンセントが確保できる場所

漏電事故防止の為、接地(アース)極付きコンセントへ接続してください。

2.プリンターを設置する台・テーブルについて

以下の条件を満たす台などに設置をお願いいたします。

  • 図Aのゴム足の間隔より大きいサイズのもの
  • 高さ600~800mm、奥行700mm以上
  • 100kg以上の荷重に耐えてぐらつかず、たわまないもの(図B参照)
  • 天板に凸凹や歪みのない水平なもの
  • (注)天板と本製品の間にものを置かないでください。凸凹や不要なものがあると、底面の通風口が塞がれる、ゴム足以外の箇所に荷重がかかるなど、本製品の不具合の原因となる恐れがあります。
プリンターを設置する台・テーブルについての条件を満たすイメージ1
プリンターを設置する台・テーブルについての条件を満たすイメージ2

3.ご使用になる印刷メディアについて

①メディアへのインクの密着性は、メディアの種類、表面のコンディションによっても異なります。
メディアの選定時は、事前に十分なテストを行って頂きますようお願いいたします。

■使用可能なメディア

メディアの厚み 70mm以下
メディアの重量 3kg(治具含む)
最大サイズ 299×212mm

②鏡や研磨された金属等の高反射率メディアへのご使用はお控えください。
UV光が反射してプリントヘッドのノズル詰まりが発生する恐れがあります。

UV反射光がヘッドに届かないイメージ
UV反射光がヘッドに届かない
UV反射光がヘッドに届いてしまうイメージ
UV反射光がヘッドに届いてしまう

③食品包材、玩具など子供向け商品、医療関連器具等への印刷は推奨いたしません。
作製物に関わる法令および安全性は、お客様の責任においてご確認ください。

4.インク取り扱い上のご注意について

インクは使用期限内に使い切っていただくようお願いいたします。(注)使用期限の目安:製造から12カ月程度
使用期限が過ぎたインクを使用された場合、プリントヘッドのノズル詰まりなどの故障に繋がる恐れがあります。

5.安全上のご注意について

①インクを適切に取り扱っていただくためご使用前にSDS(安全データシート)をお読みください。
対象のインクはSC29**14となります。

安全データシート(SDS)のページ をご確認ください。

②本製品のメンテナンス作業やインクが硬化していない印刷物を取り扱う時は、保護メガネ・手袋・マスク・保護衣を着用してください。これらの保護具はお客様ご自身でご用意いただきます。

安全上のご注意について 保護メガネ着用 手袋着用 マスク着用

③UV光を直視したり、皮膚に当てたりしないでください。印刷中は遮光メガネ・保護衣を着用してください。

6.プリンターを使用しない時のご注意について

本製品を使用しない時は、以下の点に注意してください。

  • 使用しない時も常時プリンターの電源はONで保管してください。また2週間に1回は全色のインクパックを攪拌していただく必要があります。
  • 使用していない期間もメンテナンスの為、インク・ワイパーユニットは消耗いたします。
  • (注)プリンターの電源をOFFの状態で放置しますと、プリントヘッドのノズルが目詰まりする等、故障に繋がる恐れがあります。

7.無償保証・保守契約・サービスパックの対象外について

以下に該当する修理は無償保証・保守契約・サービスパックの対象外となり、有償修理となります。

  • 鏡など高反射率メディア印刷によるプリントヘッドのノズル詰まりの修理。
  • お客様の操作ミスおよび設定間違いによる故障の修理。
  • 非純正インクに起因する故障の修理。
  • プリンターの電源をOFFした状態で放置した事による故障の修理。
  • (注)詳細は保証条項・保守契約条項・サービスパックの保守サービス規約をご確認ください。

8.プリンターのセットアップ時に使用するインク吸引治具について

使用済みのインク吸引治具はお客様の方で処分していただきますようお願いいたします。
産業廃棄物となりますので、産業廃棄物処理業者に廃棄物処理を委託するなど、法令に従って廃棄してください。
委託時には、SDS(安全データシート)を産業廃棄物処理業者に提出してください。

  • (注)消耗品のワイパーユニット/エアフィルターも同様に産業廃棄物として廃棄してください。

UVインク搭載プリンターに関する重要注意事項


購入をご検討の方

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