画像処理機能(スキャナードライバー)
原稿を自動判別し、最適カラーでスキャンする「カラーモノクロ自動判別」機能
原稿の色を自動的に判別して画像を生成。カラー/モノクロが混在している原稿のスキャンも、カラー原稿はカラーでスキャン、モノクロ原稿はモノクロ2値またはグレースケールでスキャン、と自動的に適した条件で読み取れます。
原稿サイズを自動判別し、切り出す「原稿サイズ自動検知」機能
原稿サイズに合わせて自動的に切り出す機能を搭載。
文字の視認性を高める「文字くっきり」機能
文字の背景に色が付いているような原稿(帳票)などをモノクロでスキャンするとき、文字部分のみを抽出して読み取りできるので、文字が濃色の背景と同化してしまうことを防ぎ、文字の可読性を大幅に向上させます。また、単純2値読み取りだと潰れてしまいがちな細い文字(線)と太い文字(線)の同時読み取りでも、くっきり読み取れます。カラースキャン時には原稿の裏写りを低減し、文字の可読性を向上させます。
さらに、複写原稿などの薄文字の再現性も向上しております。
(注) | 「文字くっきり」と「画像はっきり」機能の同時使用は不可。 |
(注) | 原稿の種類、状態によっては適切に機能しない場合があります。また、本機能を使用した場合は、通常より読み取りに時間がかかります。 |
複数の色を消すことができる「マルチドロップアウトカラー」機能
赤・青・緑の中から、指定した色を除去できます(モノクロ/8bitグレースキャン時のみ)。たとえば、欄外に書き込んだ赤字の注釈や帳票・伝票などの色つき罫線をモノクロスキャン時に読み取りしないようにできます。 さらに、指定した色以外の除去にも対応。必要な情報の色だけを残せるのでOCRの精度向上にも貢献します。
(注) | 「ドロップアウトカラー」機能を使用する場合は「文字くっきり」機能を同時に使用しないことをおすすめします。同時に使用すると、指定した色を削除できないことがあります。 |
同時に2つのイメージを出力する「ダブルイメージ出力」機能(注1)
一度のスキャンで2つのイメージデータの出力が可能。マルチドロップアウトカラーと併用して、モノクロ2値とカラーで出力し、モノクロはOCR処理用に、カラーはモニターからの閲覧用に利用できます。
(注1) | Windows®のみ対応。 |
「背景除去」機能
再生紙など紙地がついた原稿をスキャンするときに、紙地の色を除去します。
薄い捺印などの可読性を上げる「色強調」機能
赤・青・緑の中から、選択した色を強調して読み取りを行います(モノクロ/8bitグレースキャン時のみ)。たとえば、モノクロスキャン時に、薄い捺印などの可読性を向上します。
(注) | 原稿の種類、状態によっては適切に機能しない場合があります。また、本機能を使用した場合は、通常より読み取りに時間がかかります。 |
データに残る枠を消してスッキリ「フチ消し」機能
読み取った画像の境界線を消して白色、または黒色の領域で埋める機能です。スキャン原稿の見栄えの悪い枠を消し、スッキリさせてデータ化できます。
ファイルも書類も見栄えよくスキャン「パンチ穴除去」機能
ファイリング用のパンチ穴が開いた原稿を読み取りする際、パンチ穴が黒く残ってしまいます。「パンチ穴除去機能」を利用すれば、パンチ穴と認識された箇所に対して、周辺の色を用いてパンチ穴を消すことが可能です。
<除去可能なパンチ穴種類>
丸型:穴径5.0mm~8.0mm
角型:H5.5mm×W4.0mm、H8.0mm×W3mm
(注) | スキャンサイズが10cm×10cm未満の場合は適用しません。 |