自社開発の高感度UVインクが可能にした多彩な基材対応と堅牢性
純正UVインク
ワイドな色域
エプソンのSurePress UV Inkは高濃度の顔料成分を含有しており、LED-UVによるピニングとのコンビネーションで広範囲な色域と鮮やかな印刷色を実現します。
高遮蔽性の白インク
高い光沢度を誇る白インクをシングルパスで印刷することで、透明基材やメタリック基材に対してカラー印刷を行うための理想的なベースとなるホワイト層を提供します。もちろん白文字や白線も高い濃度で再現可能です。尚、ホワイト印刷の順序は用途に応じて2通りから選択可能。透明/不透明の基材どちらにも対応します。裏白印刷の場合、印刷物を巻き戻す、もしくはロールを差し替える必要があります。
オレンジインク
赤やオレンジなどの発色が必要なお客様には、デジタルバーニッシュインクの代わりにオレンジインクを選択することも可能です。CMYKと比較してより発色のよい出力が可能です。
(注)導入時にオレンジまたはデジタルバーニッシュをご選択ください。オレンジを選択した場合、デジタルバーニッシュはご使用いただけません。
インク堅牢性
エプソンのSurePress UV Inkを⽤いて印刷されたラベルは英国BS5609およびUL969のあらゆるテスト基準(粘着強度、耐擦性、色落ちの評価)に合格しています。
多彩な基材対応とアプリケーション
エプソン独⾃の調合によるインクはアナログ印刷で標準的に使⽤される多種多様な基材に対応します。加えて、コロナ処理機や強⼒照射機を使⽤する事で対応基材の幅は更に広がります。LED-UV照射機によるインク硬化は基材への熱影響を最⼩化できるため、PEやシュリンクフィルムといった熱に弱い基材に対しても印刷が可能です。
欧州FCMに準拠
L-6534VWのインクはFCM(欧州⾷品接触材規則:EC No. 1935/2004)に適合しています。(注1) ① 対象インクは、スイス条令等の安全物質リストに記載されている物質を使⽤しています。(注2) ② インク製造全⼯程では、⾷品衛⽣法による⾷品レベルの細菌検査規格(⼀般細菌⽣菌数100個/g以下)を適⽤した衛⽣的な製造⼯程で⽣産しています。そのために適正な⼿順としてGMP(注3)衛⽣管理体系を実現しました。 ③ 対象インクが、PIM規制(注4)に基づき、基材経由で⾷品側に移⾏しないことを評価(注5)しています。
(注1)L-6534VWのインクは直接食品に触れる用途を想定してません。完成品についての安全適合判断はお客様の梱包形態に基づいているため、最終製造者の責任になります。(注2)Swiss Ordinance(RS817.023.21 Annex10) (注3)Good Manufacturing Practice(2023/2006/EC)(注4)Plastic Implementation Measure(EU No.10/2011): 食材毎の溶液・温度・保存期間の条件下で、包装フィルム基材から移行する物質重量パーセントの限界値を規定する規制。(注5) 当社条件下による(PIM規制で定義された試験条件のうち代表的なもの)