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静寂
河津 快
■使用カメラ:DJI「Phantom 3 Advanced」
炭鉱の廃墟を、ドローンで撮影した作品とのことですが、そうしたこととは関係なく、「これは何なんだろう?」と思わせ、見る人の興味を引き付ける力を持った作品です。鬱蒼としたジャングルの中に木が1本だけ取り残されているという構図の面白さや、周辺光量を落としたり色再現を工夫したりして丁寧に仕上げられている点なども良かったと思います。作者は14歳とのことですが、ドローンという目新しい機材に使われてしまうようなこともなく、興味が向くところに、きちんとカメラを向けて作画していて、若いながらも機材を使いこなして楽しんでいる点が素晴らしいと思いました。これから、いろいろな経験をされると思いますが、どんなことも、まずは興味の向いたものに素直に取り組んで楽しむことができたら、今回の作品のように素晴らしい成果に繋がっていくのではないかと思います。写真に関して少しアドバイスするとしたら、あえて同じ場所をドローンとフィルムで撮ってみて、その色表現の違いを学んだり、大判のプリントを作って画面で見ることと紙で見ることの違いを学んだりすると、今後さらに表現の幅が広がっていくのではないかと思います。今後のご活躍にも期待しています。
データ部門は、テーマや使用機材の制限がほとんどない状態での募集ということもあり、応募作品全体を見渡してみると、良い意味で“玉石混合”といえる面白さがありました。この点は、スマホやドローンなどの登場でカメラがより身近なものになったことを反映し、現在のカメラや写真を取り巻いている多様性が、そのまま再現されているかのようで興味深く感じられました。レベルの差も大きく、プロフェッショナルな技術を駆使して撮られたものから、記念写真的なものやアイデア一発勝負のものまで含まれています。とはいえ、実際に見ていくとプロだから、初心者だからといったことに関係なく、計算された作品の良さはもちろんですが、作り込まれていないが故に様々なものを想像させてくれる写真の良さといったものも感じられ、審査していても飽きることなく、楽しく審査することができました。審査にあたっては、できるだけ偏りなく、様々なジャンルの作品を横断的に選ぶように心がけましたが、そのなかでも目が止まるものは、パッと見た瞬間に何だろうと思わせるものや、2度見、3度見してしまうようなインパクトのある作品になったように思います。
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